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2017年11月24日 (金)

二十四節気「小雪」2017

 11月22日は、二十四節気の「小雪」でした。高い山や北国からは、雪の便りも聞かれるようになりました。季節は、まっすぐに冬を進んでいます。

 私は少し訳あって、故郷の丹後半島へ帰省してきました。
ふるさとの海は荒れ、草は枯れ、強い北風が吹き荒れていました。
冬の荒れた日本海を前にすると、何故か背筋を正して見てしまいます。

~♪「岩と風」 高見順
声を立てずに
じっと坐って我慢している
岩よ
 ………
誰も君の苦しみは知らない
 ………
僕は知っています
僕は風だから
絶えず揺れて苦しんでいるから
だから僕は岩の苦しみも分かるのです
 ………
岩のようでありたいと思いながら
揺れ動いてやまない僕の苦しみを
君だけは知ってくれています
 ………
さようなら 苦しみの友よ
生きていたら また会おう ♪~

 ガンの闘病で死と向き合っていた高見さん。風のように揺れ動く苦しみ。黙して動かない岩の苦しみ。死と向き合う者にだけ分かる、生きることの苦しみ…。
 写真は、わが故郷のランドマーク・立岩(たていわ)です。冬の荒波にも堂々と向きあっています。荒れる海の上を飛ぶ鳶。スポット光をを浴びた屏風岩。
僅か数時間の滞在でしたので、写真はこれだけです。

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  先日、車で木津川土手に行ってみました。貧血のため、自転車では無理です。車でヒョイと行けるところだけです。
 木津川土手の大榎は、ゆっくりと黄葉を始めていました。
 寺田桜堤の欅や桜の紅葉は、もう終盤です。盛んに落ち葉を散らしています。

~♪「落ち葉」 高田敏子
木々はいま ひっきりなしに
葉をちらしている

私たちも あのように
はらい落とすことができたら……
かなしい思い出や
ときに 胸をさす悔いを
 ………    ♪~

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  ***これから後の写真は、過去の「小雪」の写真からです。***

  木津川土手は今、落ち葉の季節を迎えています。
~♪ ほれぼれと 日を抱く 庭の落葉哉 ♪~ (桜井吏登)
最後を迎えた落ち葉。じっと日を抱きしめている落ち葉。共感できますね。
田んぼの風景は、しだいに冬枯れていきます。

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  杜甫の漢詩。プロレタリア詩人の壺井重治さんや現代詩人の長田弘さんなど、詩人たちの言葉を聞きながら、さらに木津川土手を散歩したい方は、
二十四節気「小雪」2016へどうぞ → こちら

 今の時期、文化パルク城陽の桂の木が紅葉し、盛んに枯れ葉を散らしています。
 木津川土手では、葦原を風が渡っていきます。
 土手の上に夕焼け空が広がります。
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  ~♪「枯れ葉」 高田敏子
枯れ葉が鳴っている
ほんの少しの風にもゆれて
ささやきあっている

でもこんなひそやかな会話に
耳をすますのは
早すぎる月日の流れに気づく
おとなたちだけだ
 ………    ♪~
 高田さん、早すぎる月日に流されて、私は今ここに立っています。北風に葦がなびくこの場所に。
 詩人の小野十三郎さんや八木重吉さんの言葉を聞きながら、風に葦の穂が揺れる木津川土手を散歩したい方は、
二十四節気「小雪」2016続きへどうぞ → こちら

 木津川土手以外に、太陽が丘公園、宇治川、光明寺、宇治田原などの「小雪」の頃を散歩したい方は、二十四節気「小雪」2010へどうぞ → こちら

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コメント

墓石さん おはようございます。(*^-^*)

丹後半島とは元気ですね。JRで行かれましたか?
冬は北風が強くて荒波をイメージしますが、故郷
ですから格別の思いでしょうね。
故郷、、、私は余り良い思い出はないですが、
それでも小さい頃の事が夢に出ますから、最も深い所に
繋がってるのでしょうね。

詩を書く人は実に感受性が強いですね。
尊敬します。晩秋の小雪とも言われる時期の風景を
楽しませて頂きました。

投稿: 輝子 | 2017年11月26日 (日) 09時22分

輝子さん、おはようございます。

丹後半島は車です。高速道路がつながって
早い人は、2時間半で行けるようになりました。
私は、のんびり、ゆっくりなのでもっと時間は
かかりますが。

冬の荒れた日本海へ行きたいのですが、真冬に行くのは
もはや無理すぎます。今年は、冬用タイヤに履き替える
のも止めることにしました。したがって、雪が降っても
撮影には行かないと、諦めています。

春になって、まだ体力があれば、もう一度丹後半島に
行ってみたいです。

投稿: 墓石 | 2017年11月26日 (日) 10時54分

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