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2017年9月11日 (月)

二十四節気「白露」2017・追加

 今の時期は、二十四節気「白露の」時期です。朝露は、冷たく白い輝きを増していきます。実りの秋がゆっくりと進んでいきます。
 ~♪秋晴れの
   ひかりとなりて
   楽しくも
   実りに入らむ
   栗も胡桃も  ♪~
 斉藤茂吉の一句です。終戦間もない頃、このように秋の喜びを歌うことが出来るとは、自然風景の持つ力は大きいですね。国破れて山河あり?…ウン、ちょっと違うか?

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  たんぼ道や土手では、秋の花が咲き始めました。
 テレビでおなじみの夏井いつき著「絶滅寸前季語辞典」で、秋の七草談義を読みながら、散歩を楽しみたい方は、
二十四節気「白露」2016後半へどうぞ → こちら

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  大関松三郎は貧しい農家の出身で、少年時代、生活綴り方教育のもとで、生活に根ざした農民の心や自然を詩に詠いました。10代の若さで戦争の犠牲となりました。

 ~♪「雑草」   (大関松三郎)
おれは雑草になりたくないな
だれからもきらわれ
芽をだしても すぐひっこぬかれれてしまう
………
だれからもきらわれ
だれからもにくまれ
たいひの山につみこまれて くさっていく
おれは こんな雑草になりたくないな
しかし どこから種がとんでくるんか
取っても 取っても
よくもまあ たえないものだ
………  
強い雑草
強くて にくまれもんの雑草  ♪~

 雑草を嫌いつつも、強い雑草にひかれていく作者。雑草と戦いつつも雑草と共に生活し、雑草のように生きる農民の素朴な心情が描かれています。
 今の時期、土手の周辺は雑草の天国です。ヘクソカズラ、ガガイモ、ヒレタゴボウ、マルバルコウソウ……。
 なぜ人は、雑草と共に暮らすようになったのでしょうか?旧約聖書が答えてくれます。その答えを知りたい方は、
二十四節気「白露」2015へどうぞ → こちら

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  植物学者の稲垣栄洋氏が雑草について解説しいます。
「雑草は本当は弱い植物である。通常の生存競争では強い植物に負けてしまい、人間が作り出した劣悪な環境に追いやられた植物である。」と……。
 つまり、雑草を育てているのは、自然を壊す人間なのです。多様な成長戦略をとる多種多様な雑草の種子が地中で待機していて、人間が抜いても抜いても、次の雑草が生えてくるわけです。まさに雑草は、人のおかげで、人と共に生きているのです。
 詩人の長田弘さんも、草とりをしながら「この世の間違い」に気がついたようです。神に対抗しようとした人間の愚かさについて……、そのことについて知りたい方、及び雑草の世界を覗き見たい方は、二十四節気「白露」2016へどうぞ → こちら

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  やって来た秋に反抗する入道雲。心温まる虹を見る少女。枯れてゆくハス。夕日の街角。暮れてゆく流れ橋等々、さらに散歩を続けたい方は、
二十四節気「白露」2012へどうぞ → こちら

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