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2017年8月26日 (土)

二十四節気「処暑」・雲と橋とこぶし

 二十四節気「処暑」2017の追加です。
 しだいに秋めいてゆく木津川土手周辺をさらに散歩しましょう。

~♪ 秋立つや
   雲はながれて
   風見ゆる ♪~

 江戸時代、与謝蕪村とともに活躍した三浦樗良の句です。私は、俳句のことはよくわからないですが、この句には大いに共感します。季節を運んでくるのは風です。風がほんの少し涼しさを運んできてくれる今の時期には、ぴったりの句ですね。
 蓮田や稲田、土手の上を風が吹き渡っていきます。

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  季節を運ぶのが風なら、季節を語るのは、草や木や虫たちです。
 秋立つ風を感じ、草花と対話しながら木津川土手を散歩したい方は、
二十四節気「処暑」2015へどうぞ → こちら

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  夏の終わり、暮れてゆく土手の上で、流れ橋を見るのは感慨深いです。
 詩人の高田敏子さんも橋を眺めながら、思索に耽っているようです。
橋の詩なら高田さんですね。
~♪ 「橋」
橋は聞いている
川の声を
…………
人も車も
橋の上に止まることはない
通過するもののために
橋はあるだけなのだ

それは
さびしさではない
やさしさ なのだと
…………   ♪~

 止まることなく川は流れてゆきます。人も恋さえもが、時の流れの中で変わってゆきます。橋の上で止まるものはなにもありません。すべてが過ぎてゆきます。橋は通過するもののためにあるのです。橋の美しさは、さびしさではなく、やさしさなのです。過ぎ去ってゆくものをやさしく見つめる存在なのです。
 夕暮れの流れ橋を見ながら、過ぎ去ってゆくものに思いを寄せたい方は、
二十四節気「処暑」2012へどうぞ → こちら

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  処暑の頃の土手に咲いているのは、ツルボの花です。空に習字をする筆のようです。何という字を書いているんでしょうね。希望? 憧れ?

 
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   コブシの木は、なぜ「コブシ」なのか、その秘密を知りたい方は、
二十四節気「処暑」2016へどうぞ → こちら

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コメント

墓石さん こんばんは。(*^-^*)

子供の頃、夏休みは嬉しいでしたね。私は宿題を早く
済まして後遊ぶタイプでしたが、でも遊ぶといっても
家族旅行なんて全くない時代。近所の子と遊ぶのが楽し
かったです。田舎だったから草で遊ぶのが多かったかな?

流れ橋、夕日、畑のスプリンクラー。名作が一杯生まれ
ましたね。素晴らしい写真集が作れるでしょう。

橋の上を行き来する人も、流れも、また周囲の田畑も
変わるからこそ詩的なものも生まれますね。
我々は世の旅人です。

投稿: 輝子 | 2017年8月27日 (日) 19時32分

輝子さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

輝子さんは、宿題を早めに済ませるタイプでしたか。
私なんぞは、ギリギリ追いつめられ派です。
前日に必死にやっていました。

今日は、良い天気なのに湿度が低くて、過ごしやすい
一日でした。雲があり、美しい夕日が期待できましたが、
出かける気力がありませんでした。

「我々は世の旅人」ですか。その通りですね。
しかし、私などはちょっと疲れてダウン寸前の
旅人です。

投稿: 墓石 | 2017年8月27日 (日) 20時16分

墓石さま こんばんは。

もう8月も終わりますね。
暑くても夏の好きな私には「処暑」は
今まではちょっと寂しい季節でした。

ところで、村上昭夫さんの「動物哀歌」
買い求めてしまいました。アマゾンで「倍」の
値段がついていましたけど…いいですね。
「死と滅び」という詩に、ハッとしました。

 ♪死と滅びの世界は違うのだ…♪

枯れていく草花、草むらのキリギリス?
夕焼けへと広がっていく人、夕焼けのるつぼ、
こぶしの実などなど 「滅び」ではない「時空を超えた世界」を拝見したような気がしました。
「処暑」という季節もなかなかいいものですね。

今夜も辛い夜かもしれませんが、
良い夢を見られるといいですね。

投稿: ひかる | 2017年8月29日 (火) 21時41分

ひかるさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
私は疲れた朝から立ち直って、今頃になりやっと
一日の始まりです。
空は曇って、どんよりとしています。今日も、すっきり
しない一日になりそうな…。

エッ、「動物哀歌」買われましたか。倍の値段でしたか。
ひかるさんは、「死と滅び」の詩を選ばれたようですね。
なるほどと思います。「死と滅び」の違い、私も考えてみます。
ありがとうございます。

投稿: 墓石 | 2017年8月30日 (水) 10時19分

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