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2017年8月29日 (火)

二十四節気「処暑」・花と語る

 二十四節気「処暑」2017の追・追加です。詩人たちと一緒に、土手やその周辺の散歩を続けましょう。花が咲き、川は流れ、空には雲が…。

 今の時期、ハスの花はほぼ終わりに近づいていますが、夏の花と秋の花が入り乱れ、たんぼ道はにぎやかです。

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  詩人の長田弘さんは語ります。
 「人はなぜ慌ただしくしか生きられないのか。静けさをまなばなければいけない。聴くことをまなばなければいけない。よい時間でないなら、人生はなんだろう?」
 「無言で咲いている花の、無言の言葉からまなび、美しいものを美しいといい、人はもっと率直に生きていいのだ。」……と。

 ~♪「まだ失われていないもの」
…………
すべてが そこにあつまってくる
花のまわりにあつまってくる
ふしぎだ 花は
すべてを花のまわりにあつめる

匂いのように時間が
蜜のように沈黙が
あつまってくる
ことばをもたない真実がある

風の色 季節の息があつまってくる
花がそこにある それだけで
ちがってくる ひとは
もっと率直に いきていいのだ ♪~

 草や花と無言の対話を楽しみながら、木津川土手周辺を散歩したい方は、
二十四節気「処暑」2016後半へどうぞ → こちら

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  詩人の高田敏子さんが、花や小鳥と対話しながら、人生について考えています。

~♪「美しいものについて」
花は咲く 誰がみていなくても
花のいのちを美しく咲くために

小鳥は歌い 空を飛ぶ
小鳥は小鳥をよろこび生きるために
…………
人は
人であるそのことのために生きているかしら?
人は人であるそのことを
いつも思っているかしら?

きのう 私がしたこと
きょう 私がしようとすること
人であるそのことにかたく結ばれているかしら?
樹や花や小鳥や魚のように――
人であるそのことを美しく生きているかしら?
…………   ♪~

 花も樹もせいいっぱい生き、花を咲かせ、実をならせ、その命を美しく輝かせています。人である私たちはどうでしょうか? 日々の生活に流され、気がつけば老いを嘆く…。美しく生きるとはどんな生き方なのでしょうか?
 さらに散歩しながら、思索を続けたい方は、
二十四節気「処暑」2015追加へどうぞ → こちら

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  土手の草むらを覗けば、秋の虫たちが夜を待っています。
 今日も夜になれば、虫たちは短い命を必死に歌うのでしょう。

~♪「虫」    (八木重吉)
虫が鳴いている
いま ないておかなければ
もう駄目だというふうに泣いている
しぜんと
涙をさそわれる  ♪~

 自らの短い命を自覚した八木さんには、虫の声は祈りの声なのです。
 この詩は、救いへの祈りの歌ですね。
 たいした写真はありませんが、詩人と一緒に散歩を続けたい方は、
二十四節気「処暑」2011へどうぞ → こちら

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コメント

墓石さん こんばんは。(*^-^*)

昨日から涼しくなり、夜には秋の虫の音が聞こえますね。
八木さんの詩は救いへの祈りの歌でしょうね。

秋の花、小鳥、虫には命を感じます。
蓮も実をつけ、また違った風情ですが、なかなか腰が
上がりません。花の小路でも行きたいのですが。

夜の気温が低くなり助かります。
墓石さんは夜が大変ですよね。
少しでも楽に過ごせますように。

投稿: 輝子 | 2017年8月31日 (木) 19時23分

輝子さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

昨日の夜から突然涼しくなりました。虫の声も良く聞こえました。
今日は、また良く晴れて青空が広がりました。実に秋らしい一日でした。
窓から見ると、夕焼けも美しかったです。写真は撮ってないですが……。
お盆も終わり、出荷されずに残った蓮が、良く咲いています。
ちょっと時期遅れですが。

輝子さんの雲海や露の写真拝見しております。なかなかいいですね。
今日は、なんとなくよく寝られそうな予感がしています。

投稿: 墓石 | 2017年8月31日 (木) 20時22分

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