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2017年7月11日 (火)

二十四節気「小暑」2017・雨の歌

 今は梅雨の季節ですね。シトシト降る雨もなかなか良いものです。梅雨の季節には、雨を楽しみましょう。…などと言うと非難を浴びそうです。集中豪雨により九州で大変な被害が出ています。梅雨末期の集中豪雨は大変です。

 ちょっと遠慮しながら、雨を楽しみますね。
 では、啄木歌集から、雨の歌を拾ってみます。

~♪雨降れば わが家の人誰も誰も 沈める顔す 雨霽(は)れよかし♪~
 啄木さん一家は、雨が嫌いだったようですね。

~♪さらさらと雨落ち来たり 庭の面の濡れゆくを見て 涙わすれぬ♪~
  静かに降る雨は涙。多くの人に共通する感覚ですね。啄木さんは、悲しい想い出にひたっているようです。

~♪夏の雨 人ぞなつかしそぼぬれて 窓の小鳥も 日もすがらなく♪~
 人ぞなつかし…。人とは誰? 別れた人? なき続け、求め続ける人?

~♪雨つよく降る夜の汽車の たえまなく雫流るる 窓硝子かな♪~
 闇の中を疾走する列車。絶え間なく流れる雫。漂泊。悲しみ。忘れがたき人。

~♪重げにも 露はね返しゆらぎたる 小雨の中の 草の色かな♪~
  重い露をはね返しゆらぐ葉。小さく揺らぐ心。雨に濡れ、くっきりと草の緑。この歌は、私のお気に入りです。

 雨が降って喜ぶのは、森のきのこたちです。じめじめした今の時期を喜んでいることと思います。
 萩原朔太郎の詩に、キノコを詠った「あいんざあむ」という詩があります。あいんざあむとは、独語でeinsam=「孤独」の意味です。
~♪「あいんざあむ」 (遺稿詩集)
じめじめした土壤の中から、
ぽつくり土をもちあげて、
白い菌のるいが、
出る、
出る、
出る、
この出る、菌のあたまが、
まつくらの林の中で、
ほんのり光る。

すこしはなれたところから、
しつとり濡れた顏が、
ぼんやりとみつめて居た。   ♪~

  真っ暗ななかにほんのり光るキノコ。ぼんやり見つめる濡れた顔。繊細で、ちょっと病的な感じのする、萩原朔太郎らしい詩ですね。
 では、雨の中を鴻ノ巣山へ散歩に出かけましょう。雨に濡れたみどり。地面から顔を出したキノコ。…… 雨の鴻ノ巣山を楽しみたい人は、……    
   二十四節気「小暑」2015・追加へ → こちら

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   鴻ノ巣山の椎の森に降る雨。巨木の幹を伝い地面へと落ちていきます。
 水滴をまとった羊歯や茸たち。 さらに鴻ノ巣山の雨を楽しみたい方は、……
   二十四節気「小暑」2014へ → こちら

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   宇治田原の林道で、雨の中の小紫陽花をご覧になりたい方、太古の雰囲気を漂わせる杉林の羊歯群をご覧になりたい方は、……
    二十四節気「小暑」2010へ → こちら

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コメント

おはようございます。(*^-^*)

猛暑ですね。体に堪えるのでは、と心配しています。

目が極端に水が溜まり、間もなく注射ですから、
読ませてもらってないですが、私は墓石さんの雨の
風景や小植物が大好きです。
雨で生き生きしていて素晴らしいショットですね。
キノコまであってよく見つけられると感心します。

暑さに耐えられますように。

投稿: 輝子 | 2017年7月14日 (金) 08時50分

輝子さん、こんにちは。

蒸し暑いですね。完全にダウンです。
エアコンの部屋で横になっています。

輝子さんは、目ですか。大事にして下さい。
宇治田原の写真、登場しましたね。
拝見しております。

投稿: 墓石 | 2017年7月14日 (金) 16時30分

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