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2016年10月30日 (日)

二十四節気「霜降」2016続き

 二十四節気「霜降」2016の続きです。木津川土手の散歩を続けましょう。

 土手の上から眺望すれば、稲刈りが終盤にさしかかった晩秋の風景が、大きく広がっています。風が遠く吹き渡り、空を雲が流れてゆきます。こんな風景を見て、人は何を思うのでしょうか。 良寛さんは、こんな歌を残しています。 
 ~♪ さびしさに 草の庵を 出てみれば 稲葉押しなみ 秋風ぞ吹く ♪~
 遠くから聞こえる祭の音。孤独な良寛さん。遙かに渡ってゆく風。深まるわびしさ。……寂寥感、漂泊感が溢れていますね。これは、私のお気に入りの一首です。
 次のような歌もあります。
  ~♪ 世の中に 交わらぬとには あらねども 一人遊びぞ 我は勝される ♪~
 孤独感。寂寥感。そして時には情熱。貞心尼との恋(?)。ついに悟ることのできなかった、人間良寛さんでした。
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   あちらこちらで稲刈りが行われています。稲刈りが進むと、見る間に風景が変わっていき、晩秋の枯れた色の田んぼが出現していきます。
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   刈り取りが終わった後の田んぼには、藁の束が立ち並びます。何か群衆のようで、壮観ですね。乾燥した藁は、イチジク畑の敷き藁になったり、いろいろ利用されるそうです。私の子どもの頃は、農家には牛が飼われていて、藁はその飼料になっていた記憶が・・。 藁をカットするためのカッターで、同級生が指を切った事件があったとか・・・。
 学校に登校する前に、牛にやる草を刈るのが日課だった偉い同級生がいたとか・・・。 何か、遙か昔の記憶です。 藁のような記憶です。
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   堤防の上では、セイタカアワダチソウが満開です。流れ橋も見えます。
 オギも勢力を回復してきました。セイタカアワダチソウと競合状態です。
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   日が傾いてきました。稲藁もセイタカアワダチソウも輝きを増し、そろそろ一日の終わりを迎える体制に入ってきました。
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   雲が赤く輝き、晩秋の一日の終わりにふさわしい夕焼けになりました。
 今日一日のこと。明日のこと。遠いふるさとのこと。いろいろな思いが通り過ぎてゆきます。夕陽が美しいと、何か祈りにも似た気持ちが湧き上がってきます。空は祈り?
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   空は祈りの場といつも言えるでしょうか? そうでない詩も紹介してみます。
 石牟礼道子さんは、水俣病患者に寄り添い、水俣の悲劇を訴え続けられました。
     ~♪ 祈るべき 天とおもえど 天の病む ♪~
 祈るべき天が病んでいる・・・。何という重い表現でしょうか。身が引き締まるような気がします。 国すらも病んでいる?
 一日の終わり。オギを赤く染めながら、日が沈んでいきました。
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   旧暦の9月13日の「十三夜」の月は、「栗名月」(又は豆名月)と言われていますね。「栗名月」の2日後の満月は、よく晴れて綺麗に見えました。 晩秋の名月? 柿名月? そんな言い方は無いか?
 和泉式部の月が出てくる歌です。宗教心が滲み出ていますね。仏心は月の光。仏教は月の光と親和性が高いような気がしますが、なぜでしょうね? 勉強しときます。
 ~♪ くらきより くらき道にぞ 入りぬべき はるかにてらせ 山の端の月 ♪~
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   お別れは、土手の草刈り作業の様子です。刈った草を燃やしています。
 この場所は、夕陽のエノコログサを撮影していた場所ですが、エノコログサは、みな刈られて灰となりました。残念。草刈りの時期が毎年違うので、こんな年もあります。
     では、次の節気は「立冬」です。
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コメント

墓石さん こんにちは。(*^-^*)

11月になりましたね。いよいよ晩秋です。
寒くなって来たでしょうか。良い時期が少なくなりました。
いよいよ紅葉ですね。

木津川もすっかり晩秋で、わびしさ、寂しさが募ります。
あんなに花が咲き、草木が青々していたのが正に黄色や
もう刈り取られてますから。先人の思いも同じですよね。

これから益々夜が長くなりますね。北欧では鬱になる
人も多いとか。私も夜の長いのは嫌ですね。
何かを見出して楽しみましょうか。

健康が保てますように。

投稿: 輝子 | 2016年11月 1日 (火) 15時31分

輝子さん、こんにちは。

夏から急に冬になった気分です。
体が寒さについてゆけず、咳が出たり、分けもなく
寒さを感じたり、体調が良くないです。

もう、紅葉の時期ですか。何処かへ行けるか心配です。
何とか無理してでも、何処かに行かなくては・・・。

輝子さんは、夜が苦手ですか。私の場合は、引きこもり
生活なので、一日中夜みたいなものです。

輝子さんの信州の写真、良いですね~。
一足先に紅葉ですね。

投稿: 墓石 | 2016年11月 1日 (火) 16時50分

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