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2016年9月15日 (木)

二十四節気「白露」2016後半

  二十四節気「白露」の後半です。近鉄の線路沿いまでやって来ましたが、ここから木津川土手を目指し、西に向かって田んぼ道を進みます。

 アスファルトの舗装道路から田んぼの脇の草むらに入ると、驚いた虫たちが一斉に飛び出してきます。イナゴ? バッタ? 区別があるのかないのかさえよく知りません。一枚目は、稲に取りついたイナゴ(?)です。
 テレビでおなじみの夏井いつきさんの「絶滅寸前季語辞典」に、「蝗捕り(いなごとり)」が出ています。「蝗捕り」は、あくまでも食用にするためにイナゴを大量に捕獲することで、単なる虫取りとは違います。そう言えば、久しくイナゴの佃煮など見たことがないです。昔、一度だけ食べたことがあるだけです。
 田んぼ脇の草むらは、知らない植物で溢れています。二枚目は、カヤツリグサ(?)。三枚目は、???。
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   道端に並ぶニラの花。エノコログサ。今の時期、一番目立っています。
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   一枚目は、たぶんスベリヒユ(?)。
 次は、ヤブツルアズキ(?)。 アズキの花のように螺旋状にねじれています。
  ここで万葉集より一首。 (丈部鳥・生没年不詳)
  ~♪ 道の辺の 茨の末に延ほ豆の からまる君をはがれか行かむ ♪~
意味:道端のノイバラの先に絡みつく豆のように、私に絡みつく君をおいて別れゆく
  これは、防人として出兵される兵士の歌です。草むらに悲しいドラマが投影されていますね。 昔の人は、自然と豊かに対話していたようですね。
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   さらに進むと、ピンクの花。アレチノヌスビトハギです。最近では、和種のヌスビトハギに代わって、北米原産のアレチノヌスビトハギが主力になってきているそうです。薄いピンクのこの花を見ると、秋が来たという思いが高まります。私の選んだ秋の七草の一つです。名前は悪いですが・・・。
  「絶滅寸前季語辞典」によると、秋の七草も絶滅寸前季語だそうです。なにしろメンバーがグラついているらしいです。ハギ・ススキ・クズ・オミナエシ・フジバカマのレギュラーメンバー。しかし、レギュラーだったフジバカマは絶滅危惧種に転落、野草としてのポジションを失い、残りののポジションは三つ。キキョウ・アサガオ・ナデシコ・カルカヤの争いが激しいらしいです。栄光の「秋の七草」の称号は誰のものに・・・?
 私としては、ヌスビトハギを推薦したいですね。 名前の印象が悪い? 帰化植物はダメ? 国籍が問題? ウン?・・・何の話?
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   ヘクソカズラ。これも名前の印象が悪くて、栄光の秋の七草には遠いですね。
 ママコノシリヌグイ。これも名前が悪い? 「絶滅寸前季語辞典」には、ママコノシリヌグイも載っています。美しいのに、季語の世界から消えるのかも・・・? それはちょっとまずいのでは? 俳人の皆さん。
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   清楚で可憐な露草が咲いています。 落合直文の一首。
  ~♪ 人の世に のぞみたちたるよわき身の めづべき花か 露草の花 ♪~
  この露草も7月頃から咲いているし、秋の七草には無理ですね。
 マルハルコウソウ。これは、新秋の七草の有力候補。 無理か?
  イヌタデ。子どものままごとに使われなくなったので注目度は下がり気味。
 雑草にもっと光を! 子どもは雑草とともに! ・・・ですね。 無理か?
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   いよいよ木津川土手に到達。実り始めた稲が風に揺れています。遠くに京都市の最高峰、愛宕山が見えます。広々とした場所では、なぜか風に寂寥感を感じますね。
  ~♪ さびしさに草のいほりを出てみれば 稲葉おしなみ秋風ぞ吹く ♪~
                                               (大愚良寛)
  土手に上がります。秋の空が大きく広がります。
 土手の斜面では、カワラナデシコが迎えてくれています。
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   野焼きで、土手にはうっすらと煙が立ちこめ、秋らしい空気感が漂っています。
 ヤマボウシの実も赤く実りました。 
 季節はずれのコブシの花が咲きました。 異常気象?
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   今の時期の土手は、やはりツルボですね。ツルボやヒガンバナは救荒植物として中国から日本に伝わったと考えられ、貝原益軒の「大和本草」に紹介されているそうです。飢饉の時の非常食なら、ツルボも栄光の秋の七草入りは難しそうですね。
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   夕日が優しくツルボを包んでいます。ツルボたちは、夢を見ているのでしょうか? それとも、明日への決意を固めているのでしょうか?
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   日が沈みました。静かな夕暮れです。ゆっくりと闇が広がっていきます。「白露」の一日が終わろうとしています。
   次の節気は、「秋分」です。  では。 また。
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コメント

墓石さん こんにちは。(*^-^*)

秋の野草も墓石さんの☚にかかれば美しいですね。
得にツルボと夕日が好きです。もう秋だから、
野原や山へ行き、ススキや秋の野草を撮って
みたいですね。彼岸花も始まりますね。

目の病をどうしようか、瞳孔開いた目で地下鉄に乗るのはちと辛い!私の先生は夕方だけの診察で、それも週1度なんです。
これから若くはなれないですから、今日は近くのT病院へ行って来ました。結局いつもの先生の紹介状とデータを頂いて転院しかないです。
どうせ完治出来ないですから、近くに決めました。
どの病気も難義ですね。

投稿: 輝子 | 2016年9月16日 (金) 14時13分

輝子さん、こんにちは。

雨が降りそうで降らず、今日はけっこう晴れていて秋の雲が流れています。
しかし、いまいち体調が良くないので、ここのところずっと引きこもり生活です。
輝子さんのブログに彼岸花が登場しましたね。もう彼岸花が満開なのではないかと、
少し心が焦ります。近々、出かけなくては・・・。

病院をかわられたのですね。近くに病院が見つかって良かったですね。
五感の中では、目が一番重要だと思います。
大事にして下さい。

投稿: 墓石 | 2016年9月16日 (金) 16時29分

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