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2016年9月10日 (土)

二十四節気「白露」2016

  9月7日は、二十四節気の一つ「白露」でした。江戸時代の暦便覧によれば、「陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也」です。
 少しずつ本格的な秋が近づいて来て、朝には露が白く光り、セキレイが鳴き、やがてツバメたちも南へと旅立ってゆく、そんな季節です。
 「白露」の日当日は、台風の影響で雨の予報でしたが、意外にも京都府南部は晴れた一日となりました。体調が良くないですが、散歩写真に出かけてきました。前日の6日にも出かけましたので、連日の散歩です。

 家を出て住宅街を南へ進むと、5分ほどで田んぼ地帯に到達です。田んぼの水路の斜面に、四季折々の雑草が迎えてくれます。ここが、いつも最初の撮影場所です。
 今の時期は、マルハルコウソウが咲いています。
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   ここから水路に沿って30m進むと、T園芸社の栽培田で、ここが第2の撮影ポイントです。蓮やスイレンなどが栽培されています。つぼみの段階で出荷されるせいか、咲いてる花は少ないです。
 すぐ近くに幼稚園が在ります。 蓮はもう終わりですね。 
 ミズアオイに蝶が来ていました。
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   一見、深い池のように見えますが、それは空が映っているからです。本当は、田んぼです。絶えず気泡が発生し、波紋となって広がっています。水は空と雲を写しています。
 静寂に形があるとすれば、きっと波紋のような形だと思います。 妄想?
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   畦道にしゃがみ水面を見ていると、何処からともなく現れるのが糸トンボです。いや、現れたのではなく、気付かなかっただけかも知れません。人は小さな世界を見落としがちですから・・。 トンボにも、恋や悩みもある・・? たんなる妄想?
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   青い色の糸トンボと赤い色の糸トンボがいます。糸トンボにもいろいろな種類があるようですがよく分かりません。
 青い空、白い雲、花の影、水の色。体は小さくても、見ている世界は、私たちと同じであることは間違いないですね。
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   少し体の大きなシオカラトンボが来ました。最もありふれたトンボですね。同じ場所に止まる習性があるので、逃げても、待っているとすぐ帰ってきます。そんなわけで、同じトンボを、背景を変えて写してみました。背景でトンボの話す言葉が違ってくるように思えます。
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   この後は、たんぼ道を西へ進み、近鉄線の踏切を渡ります。この線路の柵の中は、雑草の天国です。近くに児童公園があり、花壇には四季折々の花が植えられていますが、私にとっては、こっちの雑草天国の方が興味津々です。
  まずは、野放図に伸びたノブドウです。古くからある植物で、ノブドウ、ヤマブドウなどをまとめて、エビカズラと呼ばれていたそうです。エビカズラは、古事記にも登場します。イザナギノミコトが黄泉の国から逃げ帰る時、追ってきた鬼にエビカズラを投げつけて難を逃れたそうです。ノブドウの実に誤魔化されるとは、昔の鬼は食糧難だったのかもしれません・・? いや、飢えているから鬼になった・・? 最近の鬼は、国までも食べるらしいから怖いです・・?
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   次はヤブガラシ。繁殖力が強く、ビンボウカズラとも呼ばれ、人間からは特に忌み嫌われています。しかし、虫からは好かれています。蜜の宝庫です。花の形も面白い。
 それからジュズダマ。これは実が黒く固くなるので、糸でつないで数珠のようにすることができます。子どもの頃遊びました。私には、固くて針を通せなかったような記憶があります。
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   長田弘さんの詩に、「この世の間違い」という詩があります。
 ~♪ この世の間違い     (長田弘)
   春、暖かな日がきたら、草とりをする。
   家のまわり、日の当たらない、冷たい場所に、
   いっせいに、びっしりと、生えでてくる、
   幼い、名も知らない、草たちの草とり。
   身を屈め、草たちをぬいてゆく。
   ・・・・
   ほんのわずかな隙間にすぎないのに
   ここには、神々の世界がある。
   ・・・・
   ・・・・ここでは、
   どんな些細なものにも意味がある。
   ここからはこの世の間違いがはっきり見える。
   ゲーテの言った、この世の間違いが。
   限界を忘れて、神々と力競べしようとした
   人間たちの冒した、この世の間違いが。  ♪~

  何げない、ささやかな日常。何げないもの。小さなもの。日常の風景、その中で人間のあり方を追求された長田さん。詩人の眼差しは、私には見えないもの、言葉にできないものを見ているようですね。
  雑草世界は、生き物たちの命の揺りかごでもあります。じっと待っていると、蝶だの蜂だのが、次々とやって来ます。
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   線路の柵に、ルコウソウが絡みついて咲いています。
 誰が植えたのか、柵からはみ出るようにアズキ(?)の花も咲いています。
  フウセンカズラも。
 電鉄会社が草刈りを手抜きしている鬱蒼とした草むらですが、結構楽しめますね。
   まだ木津川土手に到着していませんが、紙面が尽きましたのでこの辺で。
                                 この続きは次回に。
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コメント

墓石さま こんばんは。

蓮田の波紋は静寂のかたち!なるほど…
蛙か虫が飛び込んだ跡かと思っていました。
「雑草天国」、生き物たちの「命のゆりかご」…
ステキなネーミングですね。
小さなものをじっと見つめていると、
ゆっくりとした別の時間軸があるような気がしてきます。
私の生活も、きっと間違いだらけです。

貧血の症状もおつらいですね。
長雨に入りましたが、お大事になさってくださいね。

投稿: ひかる | 2016年9月13日 (火) 21時54分

ひかるさん、こんばんは。
写真を見ていただき、妄想にも付き合っていただき
ありがとうございます。

今日は天気が良くなかったので、引きこもり生活でした。
明日も雨のようです。引きこもり生活になりそうです。
読書したり、妄想の世界にひたります。

投稿: 墓石 | 2016年9月13日 (火) 22時23分

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