« 「福島原発事故と小児甲状腺がん」(本の泉社) | トップページ | 定期診察(112)・横ばい状態 »

2016年6月23日 (木)

二十四節気「夏至」2016

6月21日は、二十四節気の一つ「夏至」でした。
 江戸時代の暦便覧によれば、「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」です。一年中で一番昼が長い時期です。

  「夏至」の日当日は、前日から強く降っていた雨もあがり、梅雨の晴れ間の良い天気になりました。
 早速、いつものように木津川土手とその周辺の田園を散歩しましょう。
 土手を目指して田んぼ道を進みます。
 道端には、夏を知らせる花たちが咲いています。
   ウスベニアオイ(?)。 おしべが長く黄色のビヨウヤナギ(?)。
 夏の陽差しの中を、何を待つともなくのんびりとヒルガオ。 木下利玄の一首。
   ~♪ 真昼野に 昼顔咲けりまじまじと 待つものもなき 昼顔の花 ♪~
  本当は、蜜蜂を待っているんでしょうけどね。
Geshi2016102_01Geshi2016103Geshi2016101_01  

 

 

 

   田植えの終わった田んぼでは、発生したプランクトンの作るグラデーション模様が、柔らかに大きく広がっています。
 田んぼの水は、水草を浮かべ、水に写し出された夏雲は白く盛り上がっています。
 ヒメジョオンが畦道を飾っています。
Geshi2016202Geshi2016201Geshi2016201_01  

 

 

 

   農家の方にとっては迷惑な雑草たちですが、散歩する者にとって畦道は、ちょっとした雑草植物園です。
 タンポポ三兄弟。  
 最近、良く目にするようになったアレチハナガサ。
 ヒメジョオンの中にヤナギハナガサ。白の中に紫が良く映えています。
Geshi2016301_01Geshi2016301Geshi2016302  

 

 

 

   畦道に見慣れぬ紅い花が咲いています。ハマハナセンブリ(?)というらしいです。最近になってヨーロッパからやって来たようです。
 クローバーは、かっては窒素肥料として田んぼに植えられていたため、田んぼ周辺ではよく咲いています。
 オット!! 幸福の四つ葉のクローバーを見つけました。これで私も幸福に!
 吉野弘さんの詩に、「四つ葉のクローバー」という詩があります。
  ~♪ クローバーの野に座ると
     幸福のシンボルといわれているものを私も探しにかかる
     ・・・・
     四つ葉は奇形と知ってはいても
     ありふれて手に入りやすいものより
     多くの人にゆきわたらぬ希なものを幸福に見立てる
          ・・・・
          若い頃 心に刻んだ三木清の言葉
     <幸福の要求ほど良心的なものがあるであろうか>
     を私はなつかしく思い出す
     
     なつかしく思い出す一方で
     ありふれた三ツ葉であることに耐えきれぬ我々自身が
     何程か奇形であるまいかとひそかに思うのは何故か ♪~

  ありふれた日常こそが幸福? 人にゆきわたらぬ特別なものこそ幸福?
 答えのない心の中の矛盾、葛藤? 
Geshi2016401Geshi2016401_01Geshi2016404  

 

 

 

   三木清の人生論ノートや哲学ノートは、私と同世代以上の人には、よく読まれていたように思います。
    人生論ノート    <幸福について>   三木清
 ・・・・・
 我々の時代は人々に幸福について考へる氣力をさへ失はせてしまつたほど不幸なのではあるまいか。・・・・
 社會、階級、人類、等々、あらゆるものの名において人間的な幸福の要求が抹殺されようとしてゐる場合、幸福の要求ほど良心的なものがあるであらうか。・・・・
 我々は我々の愛する者に對して、自分が幸福であることよりなほ以上の善いことを爲し得るであらうか。・・・・

 クローバーに寄ってくるミツバチとしばらく遊びました。
 ミツバチにとって、蜜は幸福? それとも不幸? ウーン、難しいですね。
Geshi2016502Geshi2016501Geshi2016501_02  

 

 

 

   アカツメグサもよく咲いています。花の期間が長いですね。蝶が来ていました。
 畔に里芋が植えられています。土地の有効利用ですね。
Geshi2016603Geshi2016602Geshi2016601  

 

 

 

   城陽市は花蓮の産地です。蓮田では、蓮の芽生えが始まりました。蓮田の水は、白い夏雲を写し、いよいよ蓮の花の季節がやってこようとしています。
  ~♪ 一葉浮て 母に告ぬる 蓮かな ♪~        (山口素堂)
    ~♪ 蓮一葉 うくやうれしき ものゝ数 ♪~    (岩間乙二)
Geshi2016702Geshi2016701Geshi2016703  

 

 

 

   田んぼ植物園の最後はアジサイです。山の緑の中でしっとりと咲くアジサイもいいものですが、田植えの終わった田んぼをバックに咲くアジサイもなかなかなものです。
  ~♪ わがめづる あぢさいの花うす青う かげの国より 得し色にさく ♪~ 
  片山広子の歌ですが、これはどうも深い緑の中でしっとりと咲くアジサイですね。
 奈島付近から土手に上がります。ここにも、アジサイが咲いています。
Geshi2016801Geshi2016801_01Geshi2016801_02  

 

 

 

   アジサイ。
   アジサイの近くにネジバナも咲いています。
Geshi2016802Geshi2016802_01Geshi2016801_03  

 

 

 

 

   ネジバナは野生ランの一種で、よく見ると確かに美しいランの花です。万葉集には、「ねっこ草」として登場します。
 なぜねじれて咲いているのでしょうか? ちょっとひねくれて生きているのでしょうか? なら、私と同じですね。 あまのじゃく?
 
 アカツメグサが、ネジバナに「真っ直ぐ生きよ」と、お説教しているような・・・?
 梅雨の晴れ間の青い空には、白い雲が浮かんでいます。このあたりは、ホトトギスの鳴き声がよく聞こえます。
 「夏至」の前半は、ここまでにしておきます。  では、また後半で。
Geshi2016901_03Geshi2016901Geshi2016901_01

|

« 「福島原発事故と小児甲状腺がん」(本の泉社) | トップページ | 定期診察(112)・横ばい状態 »

コメント

墓石さん こんにちは。(*^-^*)

毎日鬱陶しいですが、植物が生き生きしていいですね。
土手や田んぼの様相も変わり、季節を感じます。

アカツメクサ、シロツメクサ、クローバー、紫陽花
ネジ花等、美しいですね。季節の移ろいをつくづく
感じます。ネジバナが咲くとは!この花を始めて
見たのは裏磐梯でした。この地にも咲ますね。

もう蓮の芽も出て、今に美しい花が咲くでしょう。
楽しみです。

投稿: 輝子 | 2016年6月25日 (土) 13時03分

輝子さん、こんにちは。

季節のうつろいは早いです。
もう一年の半分が過ぎてしまいました。

天気が悪くて、散歩もお休みしています。
雨の写真が撮りたいですが、豪雨ではどうも・・・。
シトシト雨を望みたいです。
まもなく蓮の花の季節です。
待たれますね。

投稿: 墓石 | 2016年6月25日 (土) 14時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/522242/63820657

この記事へのトラックバック一覧です: 二十四節気「夏至」2016:

« 「福島原発事故と小児甲状腺がん」(本の泉社) | トップページ | 定期診察(112)・横ばい状態 »