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2016年5月23日 (月)

二十四節気「小満」2016

 5月20日は、二十四節気の一つ「小満」でした。暦便覧では、「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る 」とあります。生物たちのいのちが満ち溢れ一番輝く季節です。野山には緑が溢れ、初夏の風が吹き渡っていきます。

 止めようもなく進んでいく季節は、去っていくものとやって来るものからできています。去ってゆくものは何か思いを残し、やってくるものは、新鮮な驚きのようなものを運んできます。
 今一つ体調が良くないため、間隔をおいての散歩ですが、行くたびに生き物たちが季節の移り変わりを語ってくれます。

  では、いつものように木津川土手を目指して散歩に出かけましょう。
 五月の花と言えば何でしょうか? 私にとってはカキツバタやハナショウブ、キショウブです。城陽市は、産地なのでよく目にします。雨の時も青空にも似合う花です。今の時期、この花たちも、しだいに終わりを迎えつつあります。
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     畑の道を進めば、葱坊主、ジャガイモの花が迎えてくれます。
 ~♪ 古里の 葱のかをりよいつの間に 彼の野少女が 母となりけむ ♪~
                                                   (山田邦子)
  ~♪ 馬鈴薯のうす紫の花に降る 雨を思へり 都の雨に ♪~   (石川啄木)
 ふるさとの畑の風景を思い出させてくれるこの花たちも、日に日に終わりを迎え、見られなくなっていきます。
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   土手の上では、勢力を誇っていたカラスムギが終わりの時を迎えています。七十二候で「小満」の末候(第三候)は、「麦秋至」です。ムギたちにとっては今は秋なのです。
 種子を落とし、役目を終えた殻が風に揺れています。下校中の女子高生が通ります。すぐに目移り? 白くなった穂は、小さい鯉のぼりのようです。ささやかな草たちの願いを込めた鯉のぼり? メダカのぼり?
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    命のリレー。役目を終えた枯れ穂。カラスムギの枯れ穂には夕陽が似合います。夕陽の中で風に揺れる枯れ穂には、去っていくものが持つ寂寥感のようなものを感じます。
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    土手で急速に勢いを増しているのが、ネズミムギ(?)たちです。ノアザミやアカツメクサを覆い尽くすばかりです。あまり写真になりそうにない雑草ですが、五月の風が吹くと風と戯れるように、初夏の陽ざしをキラキラと乱反射して優しい表情を見せてくれます。風と仲良しな雑草ですね。
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   夏草がどんどん背を伸ばしてくる中で、ひっそりと去っていこうとしている花もあります。近鉄電車の富野鉄橋付近の草むらに、ニワゼキショウが咲いていました。ニワゼキショウは、観賞用として日本に持ち込まれましたが、いつの間にか逃げ出して、野生化しています。丸い可愛い種を付けています。自由を求め、けなげに生きる花? ちなみに花言葉は「繁栄」。ウーン。ちょっと違うような・・・。
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   富野鉄橋付近では、アカツメグサがまだまだ元気です。花の中にカメラを沈めて写すと、花の世界から見た人間世界が見えてきます。
 犬を散歩させる人。元気に遊ぶ子どもたち。夕陽の中、ベンチで考え込む人。
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   奈島付近の土手ではミヤコグサ。けっこう長い間咲いていますが、ボチボチ終わりが近づいています。
 ミヤコグサに混じって、クスダマツメクサ(?)。アカツメグサととヒメゴバンソウ。
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   奈島付近の土手では、アカツメグサが土手の斜面の到るところで広がっています。
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   アカツメグサに混じって、黄色い花が咲き始めました。今の時期、タンポポに代わって登場してきます。美しく土手を飾るこの花、ブタナ(?)です。ヨーロッパ原産で、豚の好物なので、この名が付いたそうです。
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   お別れの三枚。ブタナのアップ。
 夕陽に照らされたクズ。徐々に勢力を増しています。カラスノエンドウに巻き付いて、高みを目指しています。
  ホオジロが、柱の上でさえずっています。夕陽の中で、何の歌を歌っているのでしょうか?  今日一日への感謝? 明日への希望? 恋の歌?
  紙面が尽きて来ましたので、「小満」前半はここまでです。
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コメント

墓石さん こんばんは。(*^-^*)

暑くなりましたね。土手の花々も季節と
ともに変わって、寂しいような、また新しい
花には新鮮だったり。

アカツメクサが何と元気でしょう!至る所へ
勢力を伸ばしてますね。夕日を浴びたカラスムギも
昼間とは様変わり。いいですね。

ニワゼキショウがこんな所に咲いてるとは驚きです。
私が初めて発見したのは湯谷谷でした。

アカツメクサにカメラを隠すようには、墓石さんが
寝ころんでですか?それとも上から覗く機械
でしょうか?

体調がイマイチですか?無理しないでくださいね。

投稿: 輝子 | 2016年5月24日 (火) 12時55分

輝子さん、こんにちは。

今日も暑いですね。ちょっとくたばって昼寝をしていました。
夕日を見に行きたいですが、ちょっと無理なような気がします。

最近、背の低い草を写すことがよくあります。上から覗ける
ファィンダーが欲しいのですが、自分が決めた散歩写真のルールに反するので
持っていないです。地面に寝て写しています。
シャツに草の緑の汁が着くので困っています。
ヤブ蚊が多くなってきて、これも困りますね。

投稿: 墓石 | 2016年5月24日 (火) 15時18分

墓石さま こんばんは。
久しぶりにゆっくりと、「小満」の風景を堪能させていただきました。

私の田舎では「小満祭」というのがありました。
田植えや農作業が忙しくなる前の、
初夏を楽しむお祭りです。

ニワゼキショウっていうんですか。大好きです!
花の中から撮られた子どもたち…何ともいえずいいですね~。
別世界に行ったような気がします。

ほんとにすばらしい世界を見せていただいて
感謝します。(゚▽゚*)

投稿: ひかる | 2016年5月29日 (日) 20時55分

ひかるさん、こんばんは。
お忙しいところ、写真を見ていただきありがとうございます。

小満祭ですか。初めて知りました。
梅雨入り前の良い季節にお祭りがあるんですね。
信州の方では、これから田植えの作業が本格化するんでしょうね。

まもなく梅雨入りですね。今日は雨でした。

投稿: 墓石 | 2016年5月29日 (日) 21時43分

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