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2016年2月11日 (木)

二十四節気「立春」2016・追加

 前回、木津川土手に到着する前に紙面が尽きましたので、今回は、木津川土手の写真を追加します。「二十四節気・立春・木津土手編」です。

 土手の斜面を登ります。土手の上に立ち、真っ直ぐに顔を上げると、遠くに京都市の最高峰愛宕山や信仰の山比叡山を望むことができます。この時、不思議な開放感のようなものが湧き上がってきます。
 見上げると、宇宙へとつながる青い空が大きく広がります。青い空の奥にはいったい何があるのでしょうか。人は時として、青い空に自分の思いを投げかけてきました。ある詩人は、次のように書いています。
  ~♪・・・・・
    空の青さを見つめていると
    私に帰るところがあるような気がする
        ・・・・・♪~
 また、石川啄木も「一握の砂」の中に、次のような歌を書き残しています。
    ~♪ 来ず方の お城のあとの草に臥て 空に吸われし 十五のこころ ♪~
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   寒さの中で繊細な枝を空に広げ、叫び声を上げているように見えた土手の欅は、今は空に向かって積極的に投網を打って、白い雲を捕まえにかかっているように見えます。
 土手下を散歩する人も、春の光を浴びて何となく温かみを感じます。
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   土手の梅は、紅梅も白梅もかなり咲きました。脊椎カリエスで長い闘病生活を続けた正岡子規も春の訪れを喜んでいたでしょうか。
      ~♪ いたつきの 長き病はいえねども 年の始と さける梅かも ♪~
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   明るい梅の花の向こうで、畑仕事をする人も見えます。知り合いが、春を前にして病気で亡くなりました。
      ~♪ 人逝きて また巡り来る 梅の花  ♪~
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   この時期、水仙の花はまだまだ咲いています。岡橙里の歌です。
    ~♪ 冷たくも底びかりするわが春に さきのこりたる水仙の花 ♪~
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   土手下の枯れ草の中に雀たちが群れています。タネツケバナやタンポポも枯れ草の間から顔を出しています。私などは、春の花を単純に喜んでいますが、詩人の目は深いです。再び石垣りんさんの登場です。
  ~♪ たんぽぽ
    土手に咲いた
    たんぽぽが
    綿帽子をかむり
    花嫁の姿で立っています。

    そよ風が迎えにくると
    この春もゆくばかり
    花のいのちは
    どこへ送られてゆくのでしょう。

    たくさんな種子のうち
    ・・・・・
    生まれ出るものと
    そうでないものと。

    飛んでゆく綿毛に
    キラリと光るものは
    太陽の涙です。     ♪~ 

 詩人の牟礼慶子さんも、「見えない季節」という詩の中で、くらい土の中から春はやってくると書いています。
~♪ できるなら/日々のくらさを 土の中のくらさに/似せてはいけないでしょうか
 ・・・・・/くらい土の中では/やがてくる華麗な祝祭のために/数かぎりないものたちが生きているのです / ・・・・・   ♪~
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   日が傾き、赤味を帯びた光線が差してきました。土手に並んだ棒杭が、時の流れを刻むように、一日の終わりを告げています。行き交う人は、何を思っているのでしょうか。夕日の時間は、ゆったりとした一日の特別な時間です。
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   枯れてゆく葦たちも、精一杯金色に輝いています。風景に光と影が強く刻まれ、春の始まりの日が暮れてゆきました。
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   明日もきっと晴れるに違いないという期待を残して、日が沈みました。
 急に風が冷たく感じられます。これで、立春の頃の散歩は終了です。
    次の節気は、「雨水」です。    では。また。
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コメント

墓石さん おはようございます。(*^-^*)

また素晴らしい作品が残りましたね。
夕日はもちろん花々も素敵です。
水仙前ボケが素敵です。
野の花も梅も咲いてきたのですね。

楽しみな季節の到来でしょうか。

梅は青谷がいいでしょうね?
いつも同じ梅林も飽きたので、どこか
自然豊かなとこはないでしょうか。

投稿: 輝子 | 2016年2月13日 (土) 09時51分

輝子さん、おはようございます。

明日は、春の嵐になるらしいです。その後、冬型になって、
寒さが戻ってくるようです。春の到来も一進一退ですね。

青谷の梅は、まだ少し早いです。
行ったことはないですが、錠南宮の垂れ梅が咲き出して、
梅祭が一週間早くなると昨日テレビで見ました。
奈良県の賀名生梅林に二度行きましたが、良かったです。
しかし、今となっては、私には遠すぎます。

投稿: 墓石 | 2016年2月13日 (土) 10時28分

墓石さま

今年の春の訪れは、ジェットコースターのようですね。
温かくなったと思えばまた寒かったり…。

澄みきった青空!心は遠くまで届きそうです。
友人のご主人も、立春の日に天に旅立ってしまいました。

新しい春は人間が儚いと思う心をはるかに超えてやってくるのですね。いのちがよみがえる季節!春はやっぱりすごいです。感動的な写真と詩のご紹介、ありがとうございました。

寒暖の差が大きくて体調管理がさぞ大変かと思いますが、どうぞお元気ですごされますように。

投稿: ひかる | 2016年2月15日 (月) 10時01分

ひかるさん、こんにちは。

昨日は暖かかったのに、今日は風が強く寒いですね。
京都市の北の愛宕山方面は、雪が降っているのが見えます。
ほんとに今年はジェットコースターですね。
私は、すっかり引きこもり生活中です。

温かい春の陽ざしを希望しますが、ここしばらく、
物干し台読書に出られていないです。
次の春日はいつのことになるでしょうね。


投稿: 墓石 | 2016年2月15日 (月) 15時08分

墓石!!!

Facebook 全然更新ないからちょっと心配してたんやけどお!!
でも綺麗な写真いっぱい見れて、安心しました!

12月と1月に日本にいたから、墓石に会いたかったけど、もう2月の頭にカナダに帰ってきてしまいました。
次は9月に帰るので、その時に会えたらと思います!!

私は元気にやってます!だから墓石も元気で!!
またメールするねーー!
写真、Facebookにも載せてよね!!

じゃあねーー!!

投稿: 優子 | 2016年2月22日 (月) 11時02分

優子さん!!! 
 お久しぶりです。と言ってもFacebookはいつも見ています。
ただ、Facebook の更新がうまくできなくなりまた。
原因は今のところ不明です。たぶん、パソコンのシステムが
古くなっているので、問題を起こしていると思います。
申し訳ない。

遠く離れた外国で頑張っておられるので、頭が下がります。
お元気で~~~。

投稿: 墓石 | 2016年2月22日 (月) 14時54分

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