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2015年8月

2015年8月31日 (月)

定期診察の日(90)・薬増量

 今日は、KS病院に定期診察に行ってきました。小雨の降る涼しい日でした。
 アグリリン2カプセル/dayの服用開始後、6週間が経ちました。毎日体にだるさを感じて、家の中で横になって過ごすことが多くなりました。微熱も続いています。

 さて、診察の結果です。
  血小板数は、91万/μlに増加しました。 ウーン! 薬の効きが今一つですね。
  前回高かったCRPは、主治医の予想通り正常値になりました。ALPも660→400と大幅に減少しました。素人が心配したような異常は、心配ないようです。
  中性脂肪、カリウム、尿酸値、LDH、血糖値、ヘモグロビン、γGTPは、異常値のまま横ばいでした。
  というわけで、アグリリンが、2カプセル/dayから3カプセル/dayに増量になりました。薬がもっと効いてくれるといいのですが・・・。

 微熱と体の異常なだるさについては、方針は無しです。深刻さがうまく伝わっていないのか、検査数値から予想される症状ではないのか、異常値満載の状態なので、そんな症状は当たり前ということなのか、患者と医師の間の壁は微妙ですね。医師も全能の人ではないので、直ぐに方針が出るというようなものではなさそうです。こんなもんなんでしょうね。次回まで様子をみておきます。患者流に言えば、耐えておきます。
   ということで、また二週間後に。

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2015年8月30日 (日)

京都弁護士会主催緊急府民集会参加

Anpo82901 昨日の8月29日、京都弁護士会と日本弁護士連合会が主催する「平和安全保障法制の今国会での成立NO! 緊急府民大集会」が開かれ、4500人の参加者が円山音楽堂を埋め尽くしました。私も参加してきました。

 集会は、京都弁護士会歴代会長が勢揃いし、現会長の白浜徹朗氏より「国民の声を集めるのが法案阻止の一番の力、・・・・あふれんばかりに集まったこの集会が京都府民の声だと確信する!」と力強い挨拶で始まりました。

Anpo82902 続いて、小林節・慶応義塾大学名誉教授が講演しました。
 講演は、笑いと共感を誘う毒舌、直言といった感じでした。ポイントをまとめると、
 ★神ではない不完全な人間が、権力を乱用しないように枠をはめるのが「立憲主義」である。改正の条件が法律より厳しいのは当然。
 ★新安保法案は、明確に憲法9条に違反である。
  「存立危機事態」=海外における戦争参加そのもの
  「重要影響事態」=海外における戦争支援そのもの
★麻生氏が、「ナチの手口を真似ればよい」と発言し、国民は悪い冗談と思っていたが、本当にやってきた。国家の根幹が壊されようとしている。
 ★「憲法は国際法に優先する」は、世界の常識である。自衛隊を海外に派兵すれば、憲法の枠外に出た自衛隊は、法的には海賊と同じである。
 ★政府には、まともに答える内容がない。次々と答弁が立ち往生している始末。
 ★二度目の強行採決はあるかも知れない。その可能性は高い。しかし、それは、国民が主人公になる始まりに過ぎない。来年の参議院選は重要。安倍ちゃんは、国民を主人公に仕立て上げた功労者になる日がやがて来るだろう。

 政党からは、民主党、日本共産党、社民党、新社会党の代表が連帯のあいさつ。その後、各団体からのアピール。
Anpo82903 ★SEALDsKANSAI(シールズ関西)の同志社大学の女子学生(19才)のアピールは、感動的でした。「・・・が理解できません」という、控えめな内容にもかかわらず、安保法制の矛盾を鋭く突いた力強いものでした。学生運動と言えば、全学連のアジ演説しか印象のない我々の世代には、実に新鮮で身近なものに感じられました。
   
   
  Anpo82904_2 ★三人の子育てをしながらネットで会を立ち上げたという、「安保関連法案に反対するママの会」発起人の西郷南海子さんのアピール。「誰の子供も殺させない。国際連帯。」
 ★府保険医協会の渡辺賢治副理事長。「各診療所にポスター貼ってあります」。
 ★「戦争アカン!京都・おんなのレッドアクション」、「憲法九条の会」の同志社大学の岡野八代教授のアピール。赤い服で登壇。「タンスの肥やしになっていた赤い服が役に立った。」

  集会アピール採択の後、京都市役所までパレード。パレードは、足が痺れて途中で脱落。しばらく寝込むことになりそうです。
 集会アピール採択。パレード先頭の弁護士会横断幕。四条河原町交差点付近。
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2015年8月27日 (木)

二十四節気「処暑」2015

 8月23日は、二十四節気の「処暑」でした。江戸時代の暦便覧によれば、「 陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」です。暑さは次第に収まり、秋の気配が次第に感じられるようになる頃です。
 この節気の七十二候は次の通りです。
   ★初候:8/23~;綿柎開  :綿のはなしべ開く (綿の実を包む萼が開く頃)
  ★次候:8/28~;天地始粛 :天地始めてさむし (暑さが収まる頃)
  ★末候:9/02~;禾乃登  :禾乃ちみのる   (稲が実る頃)
    9月8日が、次の節気「白露」です。

 季節を運んでくるのは風です。猛暑だった8月も、台風が、突然、秋を運んできて処暑にふさわしく、少し涼しい日が続くようになりました。
 ところで、台風は明治時代に生まれた新語ですが、与謝野晶子は随筆に、「台風という新語が面白い」と、次のような意味のことを書いています。

 ・・・従来の慣用語で言えば、「野分」であるが、「野分」には俳諧や歌の味はあるが、科学の味がなく、自分たちの実感を表すには不足である。清少納言は、萩や女郎花の吹き倒れたのを傷ましがっているが、ダリヤやコスモスの吹き倒れる哀れさは知らなかった。前代の用語では、現代の文明が盛りきれなくなっている。忠孝道徳や良妻賢母の教育だけでは、今の人は生活できない。・・・

 急速に進む西欧化政策のもとで、与謝野晶子さんは、科学的で進歩主義的な立場だったようですね。台風にかこつけて、忠孝道徳や良妻賢母の教育を批判しているところも面白いですね。
 台風15号が遠くを通過したにもかかわらず、かなりの強風をもたらしました。蓮田のハスの葉が激しく裏返っています。稲も揺れていました。
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   季節を運ぶのは風ですが、季節を語るのは野の花です。私たちは昔から、野の花が語る季節の言葉を聞いてきました。それは、人の使う言葉ではない言葉です。見ることにより、心に語りかけてくる無言の言葉です。自然風景の主役は、人ではなく花なのです。地球史、最近の一億年は、人の歴史ではなく、動物と共生することを始めた被子植物、つまり花のの歴史なのです。
 国会あたりでは、「平和」、「安全」、「幸福」、「人権」などの言葉が、急速に意味を失い始めているようです。言葉が心に響かないですね。
 今の時期、木津川土手を占領しているのは、セイバンモロコシという葦に似た帰化植物です。すっかり土手に定着して、土手の秋を知らせる植物になっています。
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   夕日の中で、風にそよぐセイバンモロコシを撮ってみました。イマイチ日本的情緒に欠けますね。ススキが登場するのは、もう少し秋が進んでからです。
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   今の時期の土手は、夏から秋への移り変わりの時期といった感じで、目立つ花は少ないです。ヒルガオ、クルマバナ(?)、咲き始めたばかりのヌスビトハギなどです。
 ここで、芭蕉の経済的庇護者として知らている杉山杉風の一句です。
   ~♪ 名はしらず 草ごとに花あはれなり ♪~
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   土手のヤマボウシが赤い実をつけました。赤い実は、土手の斜面に落ちて春を待ちます。百日紅の花は、秋らしい雲の下でも、まだまだ花を咲かせています。
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   ツルボの花もオヒシバも土手でひっそりと咲いています。オヒシバを花と呼ぶ人は、あまりいないですが・・・。
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   田んぼでは、稲が穂を出し花をつけました。イヌビエも田んぼの中でちゃっかりと実をつけました。江戸時代の俳人高桑闌更の一句です。まずは生活確保ですね。
         ~♪ 風流も 先づ是からぞ 稲の花 ♪~
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   畦道に咲くカヤツリグサ。ニラ。エノコログサです。人は、野の草と対話しながら、季節の中を生活してきました。一茶と子規の句を紹介してみます。
        ~♪ 野に伏せば 蚊帳吊り草も 頼むべし ♪~      一茶
        ~♪ 韮切って 酒借りに行く 隣かな ♪~          子規
        ~♪ よい秋や 犬ころ草も ころころと ♪~        一茶
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   オヒシバの上に、生まれたばかりのバッタ? イナゴ?
 尻を立てて止まるトンボ。
 空に赤とんぼの群れが飛び回っています。カメラを空に向けてシャッターを切ったら、結構写っていました。
 ネオニコチノイド農薬の影響などで、赤とんぼ(アキアカネ)が、大阪、兵庫、三重、富山、長崎、鹿児島の六府県で、絶滅危惧レッドリストに掲載されたそうです。赤とんぼの飛び回る秋は、もはや幻になる日が近づいています。
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   土手で写した三枚です。第ニ名神工事現場。土手の夕日。三枚目は、子供がバイクの練習をしていました。教育ママの監視付きのような・・・?  もうどこでもツクツクボーシが鳴いています。宿題は大丈夫でしょうか?
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   Shosho20159103遠く比叡山を仰ぎながらお別れです。
   次の節気は、白露です。では。また。

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2015年8月22日 (土)

『血液癌フォーラムin京都』に参加

 今日8月22日は、「NPO法人血液情報広場・つばさ」主催による『血液癌フォーラムin京都』に参加してきました。京都では、初開催でした。
 内容は、次のようでした。
   Ⅰ、全体会
      ○血液と血液がんの理解:京都府立医大病院 血液腫瘍内科 谷脇 雅史 先生
      ○血液がんの治療:京都府立医大病院 血液腫瘍内科  近藤 忠一 先生
   Ⅱ、 疾患別Q&A分科会 ―各分科会同時進行―
      私は、「慢性骨髄性白血病・骨髄増殖性腫瘍」
      京都府立医大病院 血液腫瘍内科  黒田 純也 先生
   に参加しました。
       他の分科会は、「骨髄性腫瘍」、「多発性骨髄腫」、
          「リンパ性腫瘍I」、「リンパ性腫瘍II」です。
   Ⅲ、全体会
      「口腔ケア」、「通院での化学療法と暮らし」。「講師全員によるQ&A」

 以下、まとまらない感想を・・・。
 ・少し難しかったですが、良く準備された内容でした。ありがとうございました。
  ・参加者数は、会場に一杯だったので150人位だった思います。(直感です。)
 ・参加者の多数は、白血病、リンパ腫の方がほとんどで、真性多血症、骨髄線維症、本態性血小板血症の方は、少数だったという印象です。まあ、患者数と治療実績からして当然のことですが・・・・。
 ・「慢性骨髄性白血病・骨髄増殖性腫瘍」の分科会も、よく練られた分かりやすい内容でした。良かったです。
 ・ただ、当然のことながら「慢性骨髄性白血病」の説明が中心でしたので、「骨髄線維症、本態性血小板血症」については、少し時間が少なかったです。
  ・「骨髄線維症、本態性血小板血症」についての断片的メモです。
  ★二次性骨髄線維症の病気の進行について=
    個人差が大きくケースバイケースで一般的には言えない。
  ★アグリリンについて=
    長期使用のリスクは少ないが、表れる副作用はハイドレアより大きい。
    ハイドレアもアグリリンも両方とも選択肢の一つ。   
    ★白血病に転化した場合、予後は極めて悪い。

  スタッフの皆さんありがとうございました。  では。また。

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2015年8月18日 (火)

定期診察の日(89)・CRP上昇

 今日は、KS病院に定期診察に行ってきました。雨の後で、少し暑さがましな一日でした。
 アグリリン2カプセル/dayの服用開始後、4週間が経ちました。この一週間は、微熱が続き、体調は良くなかったです。微熱は、知らず知らずのうちに、無気力を引き起こしますね。いやですね。

 さて、診察の結果です。
  血小板数は、90万/μlに増加しました。 エーッ! 薬が効いていないですね。
思わず、「ここのまま薬が効かずに終わりが来るパターンはありますか?」と質問してしまいました。「白血病とかに転化しなければ、その心配はない。」という回答でした。
  主治医から意外な指摘が・・・。「CRPが高くなっています。ちょっと心配です。」

 ★CRPの説明=体内に炎症が起きたり、組織の一部が壊れたりした場合、血液中にC-リアクディブ・プロテイン(CRP)という蛋白質が増えるそうです。
    強い炎症が細胞の破壊や壊死を引き起こし、「サイトカイン」という物質が放出され、この物質により、CRPが誘発されるということです。 感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、組織壊死、炎症性疾患などで高くなるそうです。

 γGTPは176に上昇。ALPは662と超高値。CRPが高いことと関係があるなら、胆嚢とか胆道に腫瘍が発生しているのかも。←これは、素人の考え。というか心配。
 医師の結論は、「今のままで、様子をみましょう。」でした。
  中性脂肪、カリウム、尿酸値、LDH、血糖値は異常値のまま横ばい。ヘモグロビンは、前回よりさらに減少でした。
   というわけで、すっきりしない日々が続きます。  では。また。

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2015年8月15日 (土)

下鴨納涼古本まつり

 今日は、京都古書研究会が主催する『下鴨納涼古本まつり』へ行ってきました。京都古書研究会は、年間4回くらい古本まつりを開催しているそうです。その時の写真です。

 家でゴロゴロしていても仕方がないので、突然、古本まつりに行くことを思いつき出かけました。近鉄と京阪を乗り継いで、京阪出町柳駅到着。いつもは、自転車で木津川土手ばかりを散歩しているので、めったに街へ散歩に来ることはないです。つい、キョロキョロしてしまいますね。
 いきなり駅の通路で、変なオブジェに遭遇。おばさん転びそう。
 駅を出て高野川の橋を渡ると糺の森。
 糺の森は、下鴨神社の境内に広がる原生林。緑の空間です。
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   河合神社の鳥居をくぐります。河合神社は、女性が心まで美しくなるそうです。
 鴨長明が幼少時代を過ごしたという河合神社の前を抜けます。
 さらに鳥居をくぐると、古本まつりの会場です。
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   会場には40店を超える古本屋さんが出店しているそうです。
 目的にしていた本は、1冊のみ発見、購入。他は、衝動買いで6冊購入。
 夢中になって本を探しているうち、自分がいつの間にか学生時代に戻っているような感覚を味わいました。そして、本を探しながら、自分が歩んできた人生を追体験しているのだということに気づきました。古本探しは、なつかしく、面白いですね。
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   境内は、巨木に囲まれて涼しい風が吹き抜けていました。エアコン不要です。
 児童書コーナー横の広場では、紙芝居屋さんの公演も行われていました。
    では。また。
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2015年8月13日 (木)

古谷経衡著「ネット右翼の終わり」感想

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  古谷経衡著「ネット右翼の終わり」(晶文社)を読みましたので、お薦めというわけではないですが紹介してみます。興味のある方向けです。
 古谷氏は、「チャンネル桜」でパーソナリティーを務めたり、保守系論壇誌WiLL に意見を発表するなど、保守(右翼)的立場をとっている方です。自衛隊の海上戦力を増強し、4万トン級正規空母保有を提言したり、外交的には右翼タカ派です。
 この本は、右翼の立場に立つ人が、ネット右翼や在特会、ヘイトスピーチ、ネット右翼と右翼(保守)との関係などについて述べた本です。

 著者は、ネット右翼と保守(右翼)とは、違った出自を持っていると解説します。
 【保守(右翼)論壇の成立】
  保守論壇は、産経新聞と正論(雑誌)を両輪とした「正論路線」と、それを取り巻くフジサンケイグループを骨格として成立した。さらに、「産経・正論」路線を進めるフジサンケイグループ総帥、鹿内信隆の影響により花を開いたものである。
 しかし、産経の部数や正論(雑誌)の部数は限られており、実質的に保守論壇は、フジテレビにより庇護された温室空間であった。この温室の中で、言論はいびつなガラパゴス的発展を遂げていった。曾野綾子氏がアパルトヘイトを肯定する発言を平然と繰り返すのも、温室育ちの証左である。
 「憲法9条改正」「自衛隊の増強」「靖国神社公式参拝の推進」「反東京裁判史観」などの価値を共有する自民党内タカ派、「清和会」と連携しながら、右翼論壇は力をつけていった。宗教右派などが結集する「日本会議」は、その重要な補助組織となった。
 
 著者はネット右翼を次のような層の人々であると定義します。
 【ネット右翼の三必須、七原則】
 必須①嫌韓・嫌中の感情が旺盛
 必須②在日コリアンに強いネガティブな感情を有する
 必須③大手マスメディアに対し、反日的であるとの嫌悪感をもっている
     ④十五年戦争の肯定と東京裁判史観の否定
   ⑤靖国公式参拝のを支持
   ⑥憲法9条の改正などを含む、安全保障タカ派の価値観
   ⑦民主党に強い敵愾心を持ち、安倍政権を支持

 ネット右翼成立を著者は次のように分析します。
 【ネット右翼の始まり】
  ネット右翼の始まりは2002年。W杯日韓共同開催での韓国のラフプレーや数々の疑惑、その疑惑を報道しない大手マスメディアへの激烈な不満が、「2ちゃんねる」などの巨大掲示板上で爆発した。嫌韓、メディア不信、在日批判をともなってネットに流入した人々が、ネット右翼の源流である。(著者は、これを前期ネット右翼と呼んでいる)
 前期ネット右翼の段階では、保守(右翼)とはほとんど接点がなかった。

  【保守(右翼)との結合による後期ネット右翼の成立】
  前期ネット右翼は、保守(右翼)と結合することにより後期ネット右翼へと成長する。両者の結合に大きな役割を果たしたのが、小林よしのりの『戦争論』である。漫画という取っつきやすいメディアを通じて、産経新聞と正論周辺に自閉的に存在していた「ヤルタ・ポツダム体制打破」という価値観を一般化させ、また、小林氏は、自虐史観に基づかない新しい教科書を作る運動に参加し、これを広めることにも貢献した。
 さらに、前期ネット右翼と保守(右翼)論壇を結びつける決定的役割を果たしたのが、CS放送の「日本文化チャンネル桜」である。チャンネル桜によるYouTube、ニコニコ動画への投稿を通して、今まで右翼論壇に自閉していた保守思想が、前期ネット右翼の中に流れ込み、後期ネット右翼は成立する。
 後期ネット右翼は、その出自から持っていた劣悪で粗悪な「陰謀論」「トンデモ論」「嘘」のたぐいを保持したまま、保守思想の中に安住の地をみつけた。
 一方、自民党清和会、産経新聞、正論の保守側からすれば、ネット右翼こそが重要な顧客となった。こうして、両者は構造的に癒着関係に陥っていったのである。

 【保守(右翼)とネット右翼の融合】
 保守(右翼)は、思想的にはネット右翼の上流に位置し、ネット右翼はその受け手であり、下流に位置していた。しかし、保守(右翼)は、重要顧客となったネット右翼の持っていた劣悪で粗悪な「陰謀論」「トンデモ論」「嘘」のたぐいを批判せず、容認してしまった。ネット右翼の持っていた劣悪で粗悪なリテラシーが、上流に位置していたはずの保守(右翼)への逆流が始まり、両者の溶解(融合)が進んだ。
 例えば、自衛隊の幹部であった田母上氏は、上流である保守(右翼)に属していたにもかかわらず、ネット右翼の劣悪で粗悪な書き込みを取り上げ、ISの犠牲となった後藤健二氏を「在日」呼ばわりしたりしている。沖縄県知事の翁長氏の娘婿は中国人だというデマを容認したりする事態も生まれている。
  ネット右翼(狭義)は、保守(右翼)思想に寄生しながら、その思想を十分咀嚼することなく、独自に活動をする層のことである。
 今、真の保守(右翼)思想の確立こそが求められる。真の保守(右翼)思想に立つ人は、在特会などの「行動する右翼」のヘイトスピーチ、劣悪で粗悪なネット右翼(狭義)と訣別すべきである。・・・・・

  以上、「真正保守はネット右翼と訣別すべし」という著者の主張を要約してみました。ちょっとまとめ過ぎて、失礼だったかもです。お許し下さい。
 真正保守にとっても、在特会やネット右翼は、もはや邪魔な存在になってきているようですね。保守とネット右翼の溶解現象というのも深刻です。安倍首相が、ネット右翼の用語を使って、「日教組!日教組!」と国会でヤジを飛ばしたこともありましたね。
  著者は、真正保守の立場から、劣悪で粗悪な「陰謀論」「トンデモ論」「嘘」のたぐいを批判していますが、十五年戦争を肯定する歴史修正主義の保守こそ、「嘘」の発生源ではないかと、私は思いますが・・・。どうなんでしょうね。

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2015年8月 9日 (日)

二十四節気「立秋」2015

   8月8日は、二十四節気「立秋」でした。江戸時代の暦便覧によれば、「初めて秋の気立つがゆへなれば也」です。この日から暦の上では秋です。しばらく猛暑が続きますが、しだいに、涼しい風か立ち始めることと思います。
 この節気の七十二候は、次の通りです。
  ★初候: 8/07~:涼風至  :涼風至る     (涼しい風が立ち始める頃)
  ★次候: 8/12~:寒蝉鳴  :寒蝉鳴く     (ヒグラシが鳴き始める頃)
  ★末候: 8/18~:蒙霧升降 :深き霧まとう (深い霧が立ち始める頃)
      8/23日が次の節気「処暑」です。

 さて、「立秋」とは名ばかりで暑い日が続いています。今の時期、木津川土手周辺で目立つ花と言えば、城陽特産のハスです。蓮たちは、青く広がる夏空に向かって大きく背伸びし、流れる白い雲に挨拶しているように、私には見えます。
 しかし、詩人の石垣りんさんには、きっと別の風景が見えていると思います。「空をかついで」という詩をみてみましょう。(抜粋で申し訳ないですが)
  ♪空をかついで   石垣りん 
 ・・・・・
 肩は地平線のように
 つながって、
 人はみんなで
 空をかついで 
  きのうからきょうへと。
 こどもよ
 お前のその肩に ・・・・
 きょうからあしたを移しかえる
 この重たさをこの輝きと暗闇を
 あまりにちいさいその肩に。
  少しずつ 少しずつ。♪

 「人はみんなで、空をかついで生きている。世代を超えて。輝きも、暗闇も。」
 人と人がつながり空をかつぐ・・、こんなふうに空を見ている人がいるんですね。
 蓮も人と一緒になって空をかついでるのかも知れません。
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   今年の夏は大変な暑さですが、私が生まれる前年は、もっともっと暑かったようです。何十万という人が、熱線の熱さのために亡くなったそうです。それから70年後の日本、今年の夏も暑くなっています。再び、石垣りんさんの詩です。
  ♪雪崩のとき    石垣りん
  ・・・・
武装を捨てた頃の
あの永世の誓いや心の平静
   ・・・・
永遠の平和
平和一色の銀世界
そうだ、平和という言葉が
粉雪のように舞い
どっさり降り積もっていた。
  ・・・・
雪はとうに降りやんでしまった。
    ・・・・
”すべてがそうなってきたのだから
仕方がない”というひとつの言葉が
遠い嶺のあたりでころげ出すと
    ・・・・
ああ、あの雪崩、
あの言葉の
だんだん勢いづき
次第に拡がってくるのが
それが近づいてくるのが
私にはきこえる
  ・・・・♪

  石垣りんさんは、戦後たった6年後の1951年に、「情勢がそうなってきたから仕方がない」という雪崩の音をすでに聞いていたのです。警察予備隊が自衛隊となる前年です。
 暑い夏には入道雲です。今日も空には入道雲が力強く盛り上がっています。
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   入道雲は、夕陽の時が一番美しいです。「夕雲赤き夏の喜び」ですね。自転車の人は、赤い入道雲の方を指差しています。
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   この日は、入道雲が消失した後、空が赤く焼けました。遠くの比叡山も赤い雲の下です。東の空は少し不気味な感じに。
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   日が沈み辺りが少し薄暗くなったとき、再び空が真っ赤になります。写真をやっている人はみんな知っていて、この時を待ってます。街に灯りが見えますね。
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   立秋の日、当日は激しい雷雨となりました。入道雲(積乱雲)は、発達すると成層圏まで達し、そこで横へ広がり「かなとこ雲」になります。土手の上から見ると、入道雲から雨の落ちているのが見えます。稲妻も見えています。急いで家に帰りました。危うく雷雨に遭うところでした。危機一髪。
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   夏の花と言えばヒマワリですね。百日紅も夏の花ですね。
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   土手に秋の花が姿を見せ始めました。ツルボです。小さな蜜蜂が来ています。アカツメグサと何やら選手交代について相談しているようです。夕陽の中に立つツルボ。
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   お別れは、秋の実り、イチジクを見張る案山子。夏の終わりのアカツメグサ。子供たちの夏休みはまだしばらく続きます。   次は、「処暑」です。 では、また。
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2015年8月 4日 (火)

定期診察の日(88)・赤血球減少の原因

 昨日はKS病院へ定期診察に行ってきました。暑い日でした。病院に着いたときは、もう汗まみれでした。
 アグリリンの服用になってからは、二週間ごとの診察になります。薬の処方期間が、最大2週間までとなっているためです。治験の数が十分でないために、使用条件が厳しくなっているそうです。医師も副作用などの報告義務も課せられているそうです。
 診察の結果です。
 血小板数は、85万/μlに減少しました。2週間で10万の減少です。
 ヘモグロビンは0.5も下がり、問題の10が近づいています。当然ながら、赤血球数もヘマトクリットも異常値を下降中です。
 γGTPは、100まで急上昇しました。薬の処理のため肝臓くんは無理を強いられているようですね。
  中性脂肪、カリウム、尿酸値、LDH、血糖値は異常値のまま横ばいです。

【ヘモグロビンが、長期的に、確実に減少を続けていることについて質問しました】
 医師の回答は、薬の影響だと思われるので、どうしようもないという意味の回答でした。骨髄繊維化の進行により貧血が進んでいるのか、薬の副作用なのか気になりますね。さらに質問しようと思いましたが、思いとどまりました。何のための質問なのか、ちょっと自分でも分からないです。いや、よく分かっているのですが、それを聞いてどうするという感じですね。国会質問ほどではないですが、質問の仕方は難しいです。
 しばらく、アグリリン2カプセル/day で、様子をみるそうです。
                   では。また。

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2015年8月 2日 (日)

二十四節気「大暑」2015追加

 二十四節気「大暑」2015の追加写真です。朝の蓮田、昼の蓮田の特集です。
 写真を撮るなら朝の光で撮るというのが常道です。写真に熱心な人は、みんな朝早起きです。しかし、私は、朝、体調が悪く起きられません。
 今回は無理をして早起きしました。と言っても、トイレで目が覚めたついでに、ちょっと近所の蓮田に出かけただけなんですけどね。自宅から、五分ほどのところです。

 蓮田は、ひっそりと静まりかえり、蓮の花托が不安そうに太い茎に寄り添っていました。夜明け前の花や葉の色は、少ない光の中では、かえって濃く深みがあります。
 東の空がオレンジ色に輝き始めました。花の色は透明感を増していきます。一日の始まりは、いつも感動的です。
 石垣りんさんの「初日が昇るとき」を抜粋してみましょう。著作権があるので全文は駄目ですが・・・。
   初日が昇るとき
 ・・・・
 地球は私たちの舞台。
 そこに
 永遠の中から
 時間と空間を切り取って
 「日常」というドラマを展開いたします。
 ・・・・
 私は私を生きなければならない。
 いのちに課せられた
 自分の役割を果たさなければならない。
 ・・・・
 さあ 行きましょう
 光の中へ。
 地球は私たちの檜舞台。
 ・・・・
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    傍の田んぼでは、稲の葉に水滴が輝いています。輝く水滴の中で、糸トンボが朝を迎えています。早くもカップルが成立しているようですね。
 詩人の八木重吉さんも書いています。
 あさ
 つゆをみると
 むねがふるえる
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   蓮田の隣には、スイレンの栽培池があります。ここでも蜜蜂さんが活動しています。
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   蓮田は蜜蜂さんたちの仕事場です。忙しそうですね。畦道の草には足長蜂です。
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   朝、顔も洗わず出てきたので、朝食休憩を入れました。その後、再び蓮田へ。
 糸トンボの恋の物語はまだ継続中でした。
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   日は高く昇り雲が流れていきます。朝とは違った蓮田の表情が展開していきます。
蓮の傍にしゃがみ上を見ると、蓮は大空に飛び立とうとしているように見えてきます。
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   上を見れば空。下を見れば、アレ、蛙が浮き葉の上で哲学しています。
 ここで、大愚良寛の一首です。
  ~♪ いざさらば はちすの上にうちのらむ よしや蛙と 人は見るとも ♪~
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   お別れは、三ヶ島葭子の一首です。
  ~♪ 田の蓮は 花まれにして葉のみ多く 広葉の上に 花びら散れる ♪~
 次は、もう立秋ですね。  光陰矢のごとしです。
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