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2015年8月 9日 (日)

二十四節気「立秋」2015

   8月8日は、二十四節気「立秋」でした。江戸時代の暦便覧によれば、「初めて秋の気立つがゆへなれば也」です。この日から暦の上では秋です。しばらく猛暑が続きますが、しだいに、涼しい風か立ち始めることと思います。
 この節気の七十二候は、次の通りです。
  ★初候: 8/07~:涼風至  :涼風至る     (涼しい風が立ち始める頃)
  ★次候: 8/12~:寒蝉鳴  :寒蝉鳴く     (ヒグラシが鳴き始める頃)
  ★末候: 8/18~:蒙霧升降 :深き霧まとう (深い霧が立ち始める頃)
      8/23日が次の節気「処暑」です。

 さて、「立秋」とは名ばかりで暑い日が続いています。今の時期、木津川土手周辺で目立つ花と言えば、城陽特産のハスです。蓮たちは、青く広がる夏空に向かって大きく背伸びし、流れる白い雲に挨拶しているように、私には見えます。
 しかし、詩人の石垣りんさんには、きっと別の風景が見えていると思います。「空をかついで」という詩をみてみましょう。(抜粋で申し訳ないですが)
  ♪空をかついで   石垣りん 
 ・・・・・
 肩は地平線のように
 つながって、
 人はみんなで
 空をかついで 
  きのうからきょうへと。
 こどもよ
 お前のその肩に ・・・・
 きょうからあしたを移しかえる
 この重たさをこの輝きと暗闇を
 あまりにちいさいその肩に。
  少しずつ 少しずつ。♪

 「人はみんなで、空をかついで生きている。世代を超えて。輝きも、暗闇も。」
 人と人がつながり空をかつぐ・・、こんなふうに空を見ている人がいるんですね。
 蓮も人と一緒になって空をかついでるのかも知れません。
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   今年の夏は大変な暑さですが、私が生まれる前年は、もっともっと暑かったようです。何十万という人が、熱線の熱さのために亡くなったそうです。それから70年後の日本、今年の夏も暑くなっています。再び、石垣りんさんの詩です。
  ♪雪崩のとき    石垣りん
  ・・・・
武装を捨てた頃の
あの永世の誓いや心の平静
   ・・・・
永遠の平和
平和一色の銀世界
そうだ、平和という言葉が
粉雪のように舞い
どっさり降り積もっていた。
  ・・・・
雪はとうに降りやんでしまった。
    ・・・・
”すべてがそうなってきたのだから
仕方がない”というひとつの言葉が
遠い嶺のあたりでころげ出すと
    ・・・・
ああ、あの雪崩、
あの言葉の
だんだん勢いづき
次第に拡がってくるのが
それが近づいてくるのが
私にはきこえる
  ・・・・♪

  石垣りんさんは、戦後たった6年後の1951年に、「情勢がそうなってきたから仕方がない」という雪崩の音をすでに聞いていたのです。警察予備隊が自衛隊となる前年です。
 暑い夏には入道雲です。今日も空には入道雲が力強く盛り上がっています。
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   入道雲は、夕陽の時が一番美しいです。「夕雲赤き夏の喜び」ですね。自転車の人は、赤い入道雲の方を指差しています。
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   この日は、入道雲が消失した後、空が赤く焼けました。遠くの比叡山も赤い雲の下です。東の空は少し不気味な感じに。
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   日が沈み辺りが少し薄暗くなったとき、再び空が真っ赤になります。写真をやっている人はみんな知っていて、この時を待ってます。街に灯りが見えますね。
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   立秋の日、当日は激しい雷雨となりました。入道雲(積乱雲)は、発達すると成層圏まで達し、そこで横へ広がり「かなとこ雲」になります。土手の上から見ると、入道雲から雨の落ちているのが見えます。稲妻も見えています。急いで家に帰りました。危うく雷雨に遭うところでした。危機一髪。
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   夏の花と言えばヒマワリですね。百日紅も夏の花ですね。
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   土手に秋の花が姿を見せ始めました。ツルボです。小さな蜜蜂が来ています。アカツメグサと何やら選手交代について相談しているようです。夕陽の中に立つツルボ。
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   お別れは、秋の実り、イチジクを見張る案山子。夏の終わりのアカツメグサ。子供たちの夏休みはまだしばらく続きます。   次は、「処暑」です。 では、また。
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コメント

墓石さま こんにちは。

立秋の風景写真、圧倒されました!(゚0゚)!
石垣りんさんの詩、読みたいな~と思っていましたが、
今こそ読まねば! アマゾンで注文しました。
何から読んだらいいのかわからぬままに…

夏から秋へ…
いちぢくを見守る凛とした女のうしろ姿に惹かれます。

まだまだ残暑が続きますが、ご体調がまもられますように。

投稿: ひかる | 2015年8月10日 (月) 10時59分

ひかるさん、コメントありがとうございます。

石垣りんの詩集を買われたのですね。私は、高校生の頃から詩が好きでしたが、
現代詩は難解なものが多く脱落し、詩への興味を失いました。
 しかし、石垣りんさの解りやすい詩を読んで、再び詩を読むようになりました。
私は石垣りんさんの詩が一番好きです。

毎日暑いです。家に閉じこもりがちです。
今日は、夕方、何が何でも散歩に出かける予定です。

投稿: 墓石 | 2015年8月10日 (月) 12時26分

墓石さん こんばんは。(*^_^*)

この2日程前より、夜中が涼しく感じるように
なりました。立秋なんですね。

空をこんな風に捉える方もあるのですね。
また雪崩、今の世とぴったりじゃないですか。

見事な入道雲に夕日。木津川ならこそ見れる
風景ですね。
遠くでもないのに暑くて行けなくて。。。
エアコンの中で引きこもりですよ。情けない。

投稿: 輝子 | 2015年8月11日 (火) 19時14分

輝子さん、こんばんは。

毎日暑いですね。毎日、エアコン漬けです。
電気代が凄くなりそうです。

今日は、夕方、木津土手に散歩に行きましたが、
夏草に覆われているか、草刈りで裸になっているかで、
花はほとんどなく、撮すものは無かったです。
夕方からは曇ってきました。雨が近いという感じです。
ちょっと涼しさが期待できるかもです。

投稿: 墓石 | 2015年8月11日 (火) 21時06分

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