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2015年6月14日 (日)

二十四節気「芒種」2015

 6月6日は、二十四節気の一つ「芒種」でした。 暦便覧には、「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也」とあります。稲や粟などの芒のある種子を播く頃という意味です。西日本は、6月2日に梅雨入りが発表されました。
 七十二候は、次のようになっています。
   初候 : 6/06~  蟷螂生ず       カマキリが生まれる頃
   次候 : 6/11~  腐れたる草蛍となる  蛍が飛び始める頃
   末候 : 6/16~  梅のみ黄ばむ     梅の実が熟す頃
            6月21日が、次の節気「夏至」です。

 木津川の土手では、新たにやって来たものと静かに去っていくものが交差し、季節がゆっくりと交代していきます。「小満」の末候 は、「麦秋」です。春に盛んに花を付けていた草たちとって、今は実りの時、別れの時でもあります。スイバ、カラシナ、カラスムギ、ネズミムギ、コバンソウなどが、土手の緑の中に落ち着いた茶色の光を加えてくれています。
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   夕日が射してくると、カラスムギやツバナの穂が輝いて、枯れてゆく「麦秋」の別れを一層演出してくれます。
 「茅花流し」という言葉があります。ツバナの白い種子が飛び始める頃、梅雨入りが発表されます。
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   今の時期の土手で、新たにやってきて一番勢力を広げているのがヒメジョオンです。ヒメジョオンは北米原産の帰化植物で、明治以降に鉄道線路に沿って広がったので鉄道草とも言われています。遙かな旅人ということですが、最近では後でやってきた多年草のハルジオンに押されて、勢力を奪われつつあるとか。雑草の世界も厳しそうですね。
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   木津川土手の大榎も、ヒメジョオンさんとすっかり仲良しになりました。傍の草むらに咲いています。夕日とヒメジョオンを合わせてみましたが、これは難しいですね。
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   「芒種」の頃といえば、田植えの時期です。土手の上から眺めると、水の張られた田んぼが広がっています。あらためて、日本は水の国なのだという思いが湧き上がってきます。日本人は、縄文の昔から田を造り、水を張り稲作を行ってきたのです。正岡子規の一句です。
      ~♪ 日本の 国ありがたき 青田哉  ♪~
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   苗代から稲の苗を運ぶ人。最近は田植機を使用するので、苗は四角い板状ですね。
 私の家は大工だったので、田植えの経験は子供の頃に一回あるだけです。私の植えた苗は、後で水に浮かんできて、かえって迷惑をかけたようです。
 小学生の頃、ズイ虫採り大会というのがありました。竹の棒で苗を撫でて、葉の裏がわに隠れている稲の害虫、ズイ虫を採るのです。農薬も普及していなかった遙か昔の話です。これも、私たちの世代で終わったようです。
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   たんぼ道をゆけば、五月の風が、水面に光の雫をまき散らしながら吹き渡っていきます。サギの羽根がかすかに風で揺れています。
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   稼働する田植機。田植機が植え残した部分に補苗をする人。正面に見えている山は、京都市の最高峰愛宕山です。田んぼに供給される水は、白く光っています。
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   茶摘みのおばさんたちが、「今日は一番茶の茶じまい・・」と話しているのを耳にしました。「茶じまい?」。これは業界用語ですね。私は初めて耳にしました。
 今の時期、茶畑では茶摘みも終わり、次の作業が始まっています。
 木津川の城陽市上津屋付近の河川敷で栽培されるてん茶は、「浜茶」と呼ばれ高級品らしいです。
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   お別れは、梅雨の花アジサイです。土手の休憩所のようなところに咲いています。サイクリングの人が休憩しています。散歩の人が来ます。高校生が下校します。
 体調不良のため更新が遅くなりましたが、この辺で、芒種の土手からお別れです。
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コメント

墓石さん おはようございます。(*^_^*)

夕方の土手はいつ見てもいいですね!
季節は確実に変わって行きます。これって
実に面白い。その変わり目を私も楽しんで
います。
庭の木や花も素晴らしい変化を見せますね。
普段気つかなくても。

土手に人々が行き来して、その様をキャッチ。
流石です。

暑さに向かいますが、お元気で。

投稿: 輝子 | 2015年6月15日 (月) 09時41分

輝子さん、おはようございます。
写真を見ていただきありがとうございます。

咳と熱で体調が悪く、ここ最近は撮影に行けていませんでした。
大急ぎの撮影になってしまいました。

輝子さんは、琵琶湖方面に行かれたようですね。
素晴らしい棚田の風景や琵琶湖の水の風景を拝見しました。

雨の季節が始まっています。無理しないようにボチボチ行動します。
体力の衰えを感じています。

投稿: 墓石 | 2015年6月15日 (月) 10時17分

墓石さん こんにちわ

木津川の土手は いろんな人々が行き交い楽しいですね。
爽やかな風が吹いている写真をありがとうございます。

私も思っていました、日本って「水の国」ですよねー。
暑くなる前にたっぷり雨も降って、
もし人の手が入らなければ、すぐ森になってしまいそうです。

爽やかなかぜで変換したら 風邪が出てきました。
如何ですか?気をつけてくださいね。
無理のない範囲でボチボチですね。
ストレッチもいいですよ。

投稿: J | 2015年6月16日 (火) 13時08分

Jさん、こんにちは。
写真を見ていただきありがとうございます。

熱が収まり、風邪も収束かなと思っていましたが、まだ、
体調が悪くて、今日は朝から引きこもり生活をしています。
現在雨が降っていますが、雨の森を歩きたいですが、
なかなか元気が出ません。
ちょっと鬱状態です。明日は元気を出します。

投稿: 墓石 | 2015年6月16日 (火) 14時16分

墓石さま こんばんは。

「芒」のある穀物?「稼種」?辞書を引き引き…日本語には、季節感のあふれる趣きのある言葉があるのですね。今までわたしの知らなかった世界です。
近くに住んでいたら、茶摘みのパートに行きたい!って思いました。でも、熟練した技術が必要なのでしょうね。

「ヒメジオン」と「ハルジオン」の区別も、「榎」と「楠」と「欅」の区別もつかない「植物オンチ」のわたしですが、
美しい青田は、農家の方の芸術作品ですね。棚田の田んぼもいいですが、広い田んぼはなぜか広い空とお似合いだと思います。

話は変わりますが、医者にじっくり話を聞いてもらえないなんて…酷な話ですね。
大病院は忙しすぎるのですね。元看護師(おたんこナースでしたけど)のわたしとしては、看護師は心配そうにしている患者さんのことを気にしていると思います。せめて、看護師さんにでも聞けたらいいですね。

検査値は風邪をひいても熱が出ても脱水でも変化しますし…次の検査では改善していることをお祈りしています(o^-^o)


投稿: ひかる | 2015年6月16日 (火) 20時56分

ひかるさん、こんばんは。
写真を見ていただきありがとうございます。
いつも心こもるコメントをありがとうございます。
写真を撮る励みになります。

「ヒメジオン」と「ハルジオン」の区別、実は私も自信がないです。
見ただけで即答できる人は、かなりな人だと思います。
私は、花の時期と茎を切って調べるくらいで判断しています。
棚田行きたいですね。久しく行ってないです。

ひかるさんは、医療関係の方でしたか。いいですね。
私の行く病院では、待合いフロアーに、看護師経験があると思われる、
何でも案内してくれる人が配置されていますが、話をしたことは未だ無いです。
美人なので話しにくいです。下心を疑われるとね・・・。

投稿: 墓石 | 2015年6月16日 (火) 21時21分

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