二十四節気「大雪」2014
12月7日は、二十四節気の一つ「大雪」でした。江戸時代の暦便覧によれば、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」とあります。
北日本や日本海側では雪となっています。四国の山間部で、雪による死者も出ているようです。いよいよ本格的に真冬へと入りました。
この節気の七十二候は、次の通りです。
★初候 :12/07~ ;閉塞冬となる 寒さに閉ざされ真冬になる頃
★次候 :12/12~ ;熊穴にこもる 熊が穴の中で冬眠を始める頃
★末候 :12/17~ ;さけの魚群がる 鮭の遡上が本格化する頃
次の節気は、12月22日「冬至」です。
7日、「大雪」の日、日本列島は冬型気圧配置となり、寒い一日となりました。全国で、雪の被害が出ているようです。
北風の吹く中、木津川土手へ散歩に出かけてきました。では、今の時期の風景を紹介しましょう。
土手に向かう途中の田んぼでは、藁の束が積み上げられ、その向こうに野焼きの煙が上がっています。
「寒いですね。」 野焼きの人と散歩の老夫婦が声を交わしています。冬の薄日がほんのりと温かいです。
城陽市の名産イチジクの木は、今は実ることを止め、実ることの出来なかった実が、握り拳を突き上げるように、枝先に取り残されています。
空には、雀たちが群翔し、地には、ホオズキが最後の時を迎えています。
新年を目指して、クワイの収穫も例年のように始まりました。京都中央卸売市場に出荷している農家は、ついに、この農家だけになったそうです。
枯れたハスも燃やされるのを待つだけです。 野焼きと残り柿。
土手の上では、葉を落とした欅の枝が、大きく空に広がっています。空を支えようとしているのでしょうか。それとも空を掴もうとしているのでしょうか。ある詩人の表現を思い出します。
灰色の空を掴むように/ 灰色の大きな欅の木が/ 葉のない枝々を、投網のように/ いっぱいに投げていた冬・・・
木津川土手の大榎はどうなっているでしょうか。
やはり、ほとんど葉を落としています。一枚目の写真、木の枝の中に、丸いものが写っています。正体は、二枚目です。寄生木ですね。葉が落ちると、必ず姿を見せてきます。
三枚目、親子が手をつないで散歩です。
寒波がやってきて、急に厳しい冬になりました。一週間前の写真を3枚載せます。欅の木も大榎も、まだ紅葉の真っ最中でした。寒波であっという間に葉を落としてしまいました。小学生が、駅伝大会目指して猛特訓していました。
今回は、城陽市の東側にある鴻ノ巣山の写真も載せておきます。
参道の途中にある木にからみついた蔦の紅葉。ナザレン教会。水度神社の入り口。
散歩の人。お喋りなおばさんたち。三枚目の写真の人と話をしました。86歳で、月に一度の割合で散歩にこられるそうです。心臓病を患い無理は出来ないと言いながらも、頂上まで行かれるそうです。
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コメント
墓石さん こんばんは。(*^_^*)
城陽の冬の風物詩ですね。田園風景は懐かしい
風景です。イチジクが面白いですね。
ホオズキがあるって羨ましいです。
ナザレン教会は近くなんですね。よく聞くけど
何処かな、と思ってました。
まだ紅葉もありますね。宇治川も美しいのでは?
と思いますが、眼科に2度も行きますから
撮れるかどうか。
ヒヨドリジョウゴ、なんて可愛い実でしょう。
楽しませて頂きました。
投稿: 輝子 | 2014年12月 9日 (火) 19時28分
輝子さん、こんばんは。
写真を見ていただきありがとうございます。
寒くなってきて、外に出かけるのが辛くなってきました。
紅葉も終わり、花咲いていないし、出かけても、撮すものも
限られてきました。引きこもって本などを読んでいます。
結局今年は、宇治川の紅葉は見ずに終わりました。
投稿: 墓石 | 2014年12月 9日 (火) 20時22分
墓石さん、おはようございます。
木津川土手の冬支度の風景ですね。
ほおずきの枯れゆく時が、こんなに美しいのを
初めて知りました。
冬至の写真も楽しみです。
でもご無理なさらずに・・
投稿: yasubee | 2014年12月14日 (日) 09時46分
yasubeeさん、写真を見ていただきありがとうございます。
ホオズキは、お盆に供え用として、片手間に栽培されているようです。
この後、燃やされてしまいます。ちょっと残念です。
毎日寒くて、家に引きこもりがちです。撮影にもあまり行けてないんです。
今日あたり、少しロケハンしてきます。寒いですが。
投稿: 墓石 | 2014年12月14日 (日) 11時13分