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2014年6月23日 (月)

二十四節気「夏至」2014

  6月21日は、二十四節気「夏至」でした。江戸時代の暦便覧によれば、「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」です。一年中で一番昼が長い時期です。しかし、梅雨の時期に当たり、本格的暑さは、まだまだこれからです。
 この節気の七十二候は、次の通りです。  
   初候: 6/21~  乃東枯る       なつかれくさ(ウツボ草)が枯れる頃
   次候: 6/26 ~  菖蒲はなさく   アヤメの花が咲く頃
   末候: 7/02 ~   半夏生ず       半夏(カラスビシャク)が生えはじめる頃
           7月7日が次の節気「小暑」です。

 急に大雨が降ったり、真夏のような暑さになったり、天候の変化が極端ですね。家に引きこもってないで、今の時期の木津川土手周辺をご案内しましょう。
 水田には水が張られ、広大な水の国が出現しました。土手の斜面では、茅花の白い穂が、梅雨空にタネを飛ばしています。旅だったタネは、一年間どこで過ごすのでしょうか?
 今の時代、田植えはすべて機械で行われますが、機械が植え落としたところは、今でも手作業が必要です。昔はすべて手作業でしたので、田植えは大変な作業だったと思います。私が子供だった頃、中学校には「農繁期休み」という休みがあったと記憶しています。私がその休みの恩恵にあずかる頃には廃止されました。遙か遠い昔の話ですね。
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   畦道の草取り。施肥。水の国の管理も大変そうです。田植えの終わった田んぼには、サギがよく見られます。この辺りのサギは警戒心が強く、カメラを向けただけで逃げていきます。遠くから写すしかないです。茶色のサギ。アマサギ(?)。
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   田植えの終わった田んぼに、近くの幼稚園生がやって来ました。水に子供たちの姿が映り、空には雲雀が鳴いています。実にのどかで平和な光景です。しかし、保育士さんたちは、結構大変そうでした。子供の一人が突然、かぶっていた帽子を水田の中に投げ捨てました。保育士さんは、慌てず騒がず、慣れた感じの対応でした。保育士は、専門性の高い仕事ですね。
 三枚目の少年。捕まえた豊年エビとカブトエビについて語ってくれました。小学低学年なのに、ものすごく難しい説明でした。私は家に帰って、豊年エビという生き物について勉強しました。豊年エビは、初めて知りました。
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   田んぼの畦道は、ちょっとした花畑です。
 今の時期に咲くタデは、ハルタデと言うらしいです。
優雅な名前を持つ、帰化植物のアカバナユウゲショウ(?)。あなどれない美しさです。
アレチハナガサ(?)。これも帰化植物。最近、はびこってきて、ちょっと問題になっているらしいです。これもよく見ると美しい。
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   城陽市は花ハスの産地です。いたる所に蓮田があります。今の時期、水面から葉を少しずつ出してきています。日の光を受けて発生した植物性プランクトンが、蓮田に流れのような模様を作っています。風が吹くと模様が次々と変化します。見ていると飽きないですね。
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   ここで、ハスの葉を詠った句を二つ紹介しましょう。
  ~♪ くつがへる 蓮の葉水を 打ちすくひ ♪~   松本たかし
  ~♪ 波なりに ゆらるゝ蓮の 浮葉かな  ♪~   正岡子規
  三枚目の写真、ワイングラスのような蓮の葉。今の時期の特製です。
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   城陽市特産の寺田芋畑では、スプリンクラーが勢いよく稼働しています。夕日の逆光に水が金色に輝いています。
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   土手の植えに上がりましょう。土手では、月見草が咲いています。昼間は、あまり綺麗ではありませんね。今回、夜の月見草も撮影してみました。慣れない夜の撮影でうまく撮れませんでしたが、夜はよく開いていますね。夜の蛾が、花粉を運ぶそうです。
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   今の時期、土手の主役は、どこに行ってもヒメジョオンです。
 夏の花、キョウチクトウも咲き出しました。
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   カワラナデシコも一斉に咲き出しました。ヒョウキンな顔つきの蛾が、チャッカリと蜜を吸っていました。
 アカツメクサは、まだ咲いています。
 土手に立てられた看板の上で、鳥が鳴いています。ホオジロ(?)。去年も同じ場所で鳴いていました。あれから一年が経ったのです。この鳥は、去年の鳥なのでしょうか? それとも、世代交代しているのでしょうか? 私自身は、何の成長もなく、ほぼ去年と同じ私です。ただ、息切れがするようになりました。来年もまた、会えるでしょうか?鳥君。
           では。また。 次は、「小暑」です。
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コメント

アメリカの広大な自然もすきですが
日本の水田のある景色も大好きです。
緑が本当に綺麗です。
看板の上で鳴く鳥の写真いいですね。

投稿: kazumi | 2014年6月24日 (火) 17時42分

kazumiさん、写真を見ていただきありがとうございます。

水田の広がる風景は、日本は水の国であると思います。
私は、広大なアメリカの自然を見たことがないです。
じつは、日本国内もあまり行ってないんです。
旅行嫌いなもので・・・。行動力に欠けていますね。

投稿: 墓石 | 2014年6月24日 (火) 18時04分

墓石さん こんばんは。(*^_^*)

木津川べりは大水の国ですね!余り考え
なかったです。当然の風景として。
そういえば私は久御山町にいましたので、
同じく大水の国でしたね!今はそうですが、
秋になれば黄色の国でしょうか。
冬になれば茶色の国?

また野草の美しさが輝きますね。こんなの
煩い草と思ってました(笑)
でも綺麗ですね!本当に可愛い。(*^^)v

今の私はウダウダと顔のカブレが治らず
ブツブツ言ってます。(>_<)

投稿: 輝子 | 2014年6月24日 (火) 20時25分

輝子さん、こんばんは。写真を見ていただき有り難うございます。

次第に緑が濃くなってきましたね。次々と花が咲いて、季節が進んで行きます。
季節の変化が早くて、置いておかれそうになっています。
体力が無くなり、引きこもっている間に、今年は、出会えていない花が
増えています。竹の子、合歓の花、藤、など・・・。
輝子さんは、皮膚病ですか。女性はやはり、気になりますね。
早くの快復をお祈りしますね。

投稿: 墓石 | 2014年6月24日 (火) 22時03分

墓石さん、こんばんは~。
木津川の土手の風景、沢山の被写体にびっくりしています。何気ない田んぼの中に見つける安らぎの一コマ。
私だったら絶対見過ごしている風景を、しっかり自分のものにされて・・・
ホッとする作品です。
ハス田もそろそろ賑やかになりそうですね。
何も遠い所に行かなくても身近な所に被写体は沢山あるものなんですね。教えられました。ありがとう!

投稿: ふっくら | 2014年6月25日 (水) 23時08分

ふっくらさん、おはようございます。コメント有り難うございます。

散歩しながら、そのへんを適当にに撮した写真ばかりで申し訳ない。
これぞ日本の自然風景というような絶景の地に行ってみたいと、
いつも思っています。遠くへ行くのがめんどうで・・・。

投稿: 墓石 | 2014年6月26日 (木) 08時56分

墓石さん、こんばんは。

墓石さんの木津川土手沿いの写真に、いつも和ませていただいてます(^_^)
田植えが終わったばかりの水田、いいですよねぇ。
畦を行く人々も生き生きと写し出されていて..

こういう風に人物を撮ってみたいです~♪

投稿: yasubee | 2014年6月26日 (木) 21時29分

yasubeeさん、こんばんは。コメント有り難うございます。

田んぼに水が張られて、湖のように見えます。
しかし、稲の成長は早いので、もうすぐ水が見えなくなります。
あとは、緑の平原になってしまいます。

今日は、半年ぶりに海を見てきました。ちょっと疲れました。

投稿: 墓石 | 2014年6月26日 (木) 23時55分

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