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2014年5月

2014年5月28日 (水)

写真家のK氏逝く

 昨日、ある写真クラブの展示会を知らせる案内状が届きました。写真家K氏は、そのクラブで活動されていましたが、その案内状に、K氏が亡くなられたことが書かれてありました。K氏の遺作が展示されるということです。間違いであってほしいという願いが、私を案内状に釘付けにしました。しかし、何度見直しても、受け入れるべき事実にかわりはなさそうです。

 私は、K氏に大変お世話になりました。私がフィルムカメラからデジタルカメラに移行できずに悩んでいる時、K氏と知り合い、デジタル画像処理の技術の手ほどきを受け、なんとかデジタル写真の世界に移行することが出来ました。その後も、いろんな機会に、様々な内容の指導を受けることが出来ました。
 昨年、食道ガンの手術を受けたとのメールを受けとり、お見舞いに伺おうと思いつつ、ついに今日の日となりました。病気の進行があまりにも早かったように思います。お世話になっておきながら、お見舞いも出来なかった自分が情けないです。激しく後悔の念が湧き上がってきますが、どうしようもないです。ただ、無言で頭を下げるのみです。

 私が最初にK氏と出会ったのは、風の冷たい冬の木津川土手でした。冬の荒涼とした草はらに引かれ、私は草はらの中に三脚を立て、フィルムカメラでガマの穂を写していました。その草はらから彼は現れました。優しい語り口の紳士でした。私が、その時写していた写真の構図と狙いを説明すると、K氏から、面白い狙いだと褒めていただけました。そのあと、しばらく写真談義をしました。これからは、デジタル化が急速に進むと思われるので、デジタルの準備は必要だという話をお聞きしました。
 その時写していた写真が次の3枚です。
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  私は、その時を契機にK氏からデジタル写真を勉強させていただくことになりました。K氏は、マニュアルにない画像処理ソフトの裏技など、すべてを語ってくれていたと思います。私のような狭量な人間なら、自分の秘密にとっておきたいようなことまでもです。一度撮影に出かけようと約束していましたが、ついに実現しないまま終わりました。
 木津川土手の草はらに立っていると、ひょつこりK氏が現れるような気分にとらわれることがあります。K氏と出会った荒涼とした草はらは、今は耕作され、立派な畑になっています。今日は良い天気です。自転車で木津川土手に出かけ、出会った場所で、K氏を偲びたいと思います。K氏は必ず、優しい語り口で話しかけてくれると思います。
 
 K氏の写真歴は長く、白黒写真の時代から活動されていました。最後に、雑誌に掲載された白黒写真時代のK氏の作品を4枚紹介させていただきます。 では。
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2014年5月22日 (木)

二十四節気「小満」2014

  5月21日は、二十四節気の一つ「小満」でした。暦便覧では、「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る 」とあります。自然の中に光があふれ、すべての生き物が成長し、野山は緑に覆われてくる頃です。
 七十二候は
      初候:5/21~  蚕起きて桑を食む  桑が育ち蚕は桑を食べ盛んに成長する頃
   次候:5/26~  紅花栄う      一面に紅花が咲く頃
   末候:5/31~  麦秋至る      麦が実り収穫を迎える頃
            6月5日が次の節気「芒種」です。

 今の時期、どんな風景が見られるのか、早速、木津川土手をご案内しましょう。
 よく晴れて青空が広がっています。空高く雲雀が鳴いています。爽やかな風が吹き渡っていきます。富野荘付近で土手に上がります。
 土手の斜面では、いままで、あんなにも黄色く広がっていたカラシナは、結実して鞘を付けています。
 光と風が、草はらに優しい波を起こしています。
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   土手の主役は、カラスムギからネズミムギに交代しています。カラスムギは、枯れて白く見えています。犬を散歩させる少女が通りますね。
 ネズミムギに覆われた草はらを風が通り抜けていきます。枯れたカラスムギの穂が一本立っています。夢中で撮影していると、散歩のおばさんに、「鳥でもいるんですか?」と、声を掛けられました。カラスムギを撮っているというと、あきれられました。
 夕日の頃になると、カラスムギの白い穂は輝きを増します。茶摘みのおばさんたちが、帰り道のようですね。
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   ネズミムギと並んで土手の主役に登場してきたのは、茅花です。風のままに、たよりなくなびく白い穂は、漂泊感を感じさせます。清少納言も、枕草子六十段「草は」で、「茅花もおかし」と書いています。どこが良いのか書かれていませんが・・・。ここで、土田耕平の一首です。土田氏の場合は、故郷を思い出したようです。
    ~♪ 日の下に なびく萱の穂つばらかに わが故里の 丘おもひ出づ ♪~
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    夕日を浴びると、茅花は金色の輝きを放ち始めます。清少納言も夕日に輝く茅花を見たのでしょうか。風になびきながらも、しなやかに生きていく姿に共感したのでしょうか。茅花に自分自身を重ねると何が見えてくるのでしょうか。
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   今の時期、頼りない花といえばノビルですね。飄々とした、ひょうきんな面白さがあります。私のお気に入りの草ですね。私は、ノビルの生まれ変わりかも・・・。
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   アカツメクサも今が盛りです。アカツメクサは、アメリカ原産で、明治時代に帰化した植物のようです。なぜツメクサというのか調べたところ、江戸時代にヨーロッパから入ってきたシロツメクサが、輸入したガラス製品の詰め物に使われていて、それで、詰め草と名付けられたのだそうです。
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   私は毎年、藤の花を撮影するのですが、今年は天候が少し不順で、藤の花を写し損ないました。残念です。代わりにと言ったらなんですが、土手には、牧草としてヨ-ロッパから持ち込まれたナヨクサフジが咲いています。色は確かに藤色ですが、藤の花のような、しなやかな優雅さはありませんね。
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   今の時期、家の庭先や公園にバラが咲いています。城陽市の文化パルクでも巨大な赤いバラが咲きました。バラは、世界で二万種ほど有るそうです。確かに美しいですね。
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   栽培された薔薇も良いですが、木津川土手では「野バラ」が咲いています。「野バラ」といえば、シューベルトの「野バラ」、赤い可憐な野バラを思い出す人が多いと思います。しかし、日本で「野バラ」といえば「ノイバラ」です。イバラの道とは、美しい花の咲く道のことではないですね。
 一茶の句です。ちょっと野バラに失礼な句に思えますね。
  ~♪ 茨の花 ここをまたげと 咲きにけり ♪~
 口直しに、もう一首。  木下利玄です。
   ~♪ ほのほのと わがこゝろねのかなしみに 咲きつづきたる 白き野いばら ♪~
  世界中で、バラの品種改良の基本品種は8種で、日本原産のノイバラは、そのうちの一つだそうです。房咲性、耐病性、耐寒性、耐暑性、耐乾性など、優れた性質を付加するために使われるそうです。ノイバラは、実に日本人的ですね。おしん花?
 長谷川河口付近は、人があまり立ち入らないため、ノイバラが好き勝手に生えています。道にはみ出して、自然のアーチを作っています。アーチの中に、生まれ口樋門を入れてみました。竹藪の中にもノイバラは侵入しています。
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   今回、植物中心の話題になりましたが、茶畑では、茶摘みの真っ最中です。寺田芋の畑では、苗の植え付けが行われています。田植えの作業も順調のようですね。
      では。 次は「芒種」です。
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2014年5月16日 (金)

定期診察の日(73)・治療の基本方針

  今日は、KS病院の定期診察に行ってきました。今日は、珍しく予定通りの時間に診察が始まりました。
 さて、結果ですが、血小板数は、ほぼ横ばいの72万/μlでした。ヘモグロビンは、劇的に増加しました。理由は分かりませんが、こんなこともあるんですね~。そう言えば、最近、立ちくらみがマシになってきていました。 これは良いことだと素人ながら思いますね。
 中性脂肪、カリウム、LDH、γGTP、尿酸値などは異常値のままです。
 足の痺れや脇腹の違和感、微熱などの症状も相変わらずです。
 それから、糖尿病のHbA1cの検査は6.3で、前回と同じでした。もう少し、努力が必要のようです。
 血圧が150~90と高めでした。最近、家でのチェックを怠っていました。毎日のチェックを再開します。
 以上のように、病状に急激な変化は無しです。抗ガン剤の量は、今まで通りです。
                
  ・・・診察のたびごとに、質問を一つに絞って聞くことにしています。・・・
 一度にたくさんすれば、忙しい医師を苛つかせることになるかもも知れないので、ちょっと配慮しています。よけいな配慮かもしれませんが・・。
   【今日の質問】
 今日は、以前から気になっていた、治療方針の基本にかかわる疑問です。
 ★「骨髄が繊維化して造血機能が少なくなってきているのに、なぜ、抗ガン剤で骨髄抑制をして、造血を押さえるのか? これは矛盾しているのでは? かえって脾臓への造血機能の移転を進めないか?」という質問です。この質問に、図を書いて説明がありました。超要約すると、次のようなことです。
 ①骨髄の繊維化が進めば、その分、造血機能は脾臓や肝臓に移転していく。
 ②しかし、抗ガン剤の骨髄抑制は、増血細胞の分裂を抑えているだけなので、脾臓や肝臓への造血機能の移転は無関係である。
 ③現在の段階では、血小板が多いことにより、骨髄の繊維化が進むと考えられる。
 ④したがって、血小板を低い状態にする必要があるので、抗ガン剤が必要である。
 ⑤血小板が多いと内臓にダメージがかかる。
 ⑥もう少し病状が進むと、逆に血小板などの血球全体が減り始める。
 ★「薬の服用の仕方として、たくさんの量を服用し数値を改善させ薬無しの期間をとるのと、少量の薬を連続して服用するのとでは、どちらが長期使用リスクを減らせるか?」 医師の回答は、「一度に服用する量が多い方が危険、毎日少なく続ける方がよい。」でした。ただし、ハイドレア、マブリン散についてのことです。
  たいして意味のない質問だったかも・・・・。       では。 また。

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2014年5月12日 (月)

姪の結婚式

 先々日、姪の結婚式があり出席してきました。
Kekkon01_2    私は六人兄弟のため姪や甥も多く、過去にもいろいろな場所での結婚式を経験しましたが、今回は徳島県鳴門市にある大塚国際美術館が式の会場でした。
 大塚国際美術館は、美術館建築の大きさでは日本一だそうです。特殊技術によって世界の名画を陶器の板に原寸で焼き付けた陶板複製画が、1000点以上も展示されています。ミケランジェロの『最後の審判』のあるシスティーナホールは、壁画ばかりでなく礼拝堂全体が再現されています。すべて原寸大というのが凄いですね。(左の写真)この日は、フラワーシャワーが、この場所で行われました。横綱白鵬の披露宴もこの会場だったそうです。

Kekkon01_01  結婚式は、スクロヴェーニ礼拝堂を再現した礼拝堂で行われました。写真は、入場する花嫁です。なかなか良い雰囲気です。参加者総てが、幸せになれそうな雰囲気に包まれています。どれくらい費用がかかるのか、ちょっと気にはなりますが・・・。

 私は六人兄弟の末っ子で、勝手気ままに人生を送ってきました。社会性に乏しく、親戚付き合いもろくにしてこなかったため、新婦家族が関東圏に住んでいるということもありますが、新婦と会ったのはごく最近のことで、遙かに遠い親戚という感覚に襲われてしまいます。
 新婦は関東圏の国立大学の英文科を卒業後、某大企業のセールスエンジニアとして活躍し、海外駐在員として海外生活の経験も豊富だそうです。趣味は広く、空手は有段者の腕前ということです。自分のやりたいことをどんどん楽しみ、グローバルな世界で活躍する新婦を見ていると、私からは、ますます遙かに遠い、という感覚が湧いてきます。
 気になる新郎ですが、T芸大を卒業して、N放送局の映像ディレクターをされている方だそうです。出身が徳島なので、この結婚式場を選んだということです。ビデオカメラ2台で式の様子が撮影されていましたが、映像の生データをすべて受け取り、自分自身の手で編集するということでした。さすが映像のプロですね。
  披露宴の中では、新婦の「手紙」の朗読が輝いていました。父への深い愛情がにじみ出ていました。
     二人の今後のご活躍と家庭生活の幸せを心からお祈りします。
 
 今回の結婚式では、六人兄弟の内の五人が集うことができました。
 長兄が、春の叙勲で「瑞宝中綬章」を受章するため、皇居に行くという話でした。こんな場合、常識的には、お祝いをするものなのでしょうね。私は今まで、入学、出産など、親戚の慶事にお祝いをした記憶が思い出せないです。この歳になって、いつまでも末っ子気分でいるのはいけないのでしょうね。手遅れですが、反省します。  では。

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2014年5月 8日 (木)

大森与利子著:「心いじり」の時代

  大森与利子著、「心いじり」の時代(雲母書房)を読みました。紹介させていただきます。大森氏は、時代分析、社会評論に取り組んでおられる方のようです。
Kokoroizjiri   私は本を買うとき、便利さに負けてアマゾンなどで買うことが多くなりました。しかし、時には書店にブラリと出かけ、何の予備知識もなく本を手に取り、その場で内容をチェックして衝動買いをすることもあります。チェックが甘く失敗することもありますが、思わぬ良い本に出会うこともあります。この本は、その中の一冊です。

 先日私は、NHKテレビの「クローズアップ現代」で、「折れない心をつくる」という研究が紹介されているのを見て大変驚きました。いよいよ世の中ここまで来たか、という感じを持ちました。強い心を持たなければ、生き抜くことさえ出来ない時代が到来しているようです。
 では、超簡単に本書の一部分の要旨を紹介してみます。

 本書の中で著者は、今の時代を「『心いじり』の時代」と名付けました。
 ・・「児童虐待の増加」「鬱病の増加」「中高年・若年層の自殺の増加」「ひきこもり70万人」等々、センセーショナルに取り上げるメディア報道が顕著である。しかも報道内容の多くは、個人の内的危機に論点が絞られている。そして絶対正義であるかのように、ここぞとばかり「心のケア」の必要が連呼されていく。・・・(まえがきより)
 為政者、権力者や専門家と呼ばれる人たちから、私たちの心は、巧妙にコントロール、つまり「心いじり」されているのです。

 こうした「心いじり」の背景にあるのは何なのでしょうか。著者は、それは新自由主義であると述べます。
 新自由主義的な政策は、小泉政権下で大きく進みました。規制緩和を進め、企業活動の自由度を上げ、市場原理主義に基づく過酷な利潤獲得競争が始まりました。公共部門の民営化も進み、今まで公共が担ってきた分野も民営化され、利潤の対象となりました。人々は、過酷な利益至上主義的な競争の中に投げ込まれたのです。現在、非正規労働は、労働人口の4割に達しようとしています。 派遣切り。リストラ。働く人々は、今や取り替え可能な単なる労働力商品となりました。将来を担う若者さえも、「就活」と呼ばれる正社員を目指す競争の中に巻き込まれました。企業の利益のために、低賃金、長時間労働、自由な首切りという労働力の流動化も進んできました。負け組と勝ち組に社会は分断され、明らかに格差社会は進んできています。
 こうした社会の中で、人々に求めらているのは「自己責任」です。「競争に勝てば、誰でも成功するはずの社会、成功出来なかったのは、自分の努力が足りなかった。スキルアップが足りなかった。」人々はただひたすら、自己探求努力(自分探し)と自己管理努力(自己啓発)に勤めます。多くの人は、経済的な問題はあくまでも個人的な問題、自己責任にかかわる問題としてとらえ、それを社会化、政治問題化しようとする発想には否定的です。生きづらさや将来不安は、個々人の「心」に帰結させられ、自己責任・自助努力の問題とされていきます。人々は、ますます自己責任の闇の中に閉じこめられ、疲弊し、「癒し」や「心のケア」を求めていきます。
 このような社会状況の中で、「心の産業」や「 セラピー産業」が隆盛をきわめています。また、精神医学や臨床心理学は、不安や不信を個人の心の問題として解消する「不安解消産業」の領域として濫用されています。それらが総体として、時代や社会の構造的矛盾を覆い隠す、「視点ずらし」の「目くらまし」装置として機能しているのです。

 著者は、「心いじり」をキーワードにして、現代という時代を縦横に読み解いてくれています。第1部では、「心いじり」の危うさについて、教育・福祉・労働現場の実態を捉えて述べています。第Ⅱ部では、人心が惑わされ、操作・誘導されてしまう今日的様相について述べてます。「心いじり」の先には、偏狭なナショナリズムが待ち受けていると警告もしています。最終章では、「心いじり」という内閉的内面探求にとらわれない「自立的市民」への道筋についても提案しています。      この本、お薦めします。

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2014年5月 5日 (月)

二十四節気「立夏」2014

 5月5日は、二十四節気の一つ「立夏」でした。暦便覧によれば「夏の立つがゆへ也」です。この日から立秋の前日、8月7日までが夏です。野山は新緑にあふれ、夏の気配が感じられるようになる頃です。日本の夏はこの後、「初夏」、「梅雨」、「盛夏」と進んでいきます。
 この節の七十二候は、次の通りです。 
    ★初候 5/05~   蛙始めて鳴く   蛙が鳴き始める頃
  ★次候 5/11~   みみず出ずる   ミミズが這い出てくる頃
  ★末候 5/16~   竹のこ生ず    タケノコが出てくる頃
      5/21か次の節気「小満」です。

 では、立夏の頃の古川や木津川の土手にご案内しましょう。
 土手の斜面に、白い綿毛を付けたタンポポが一面に咲いています。立夏の今、春は風に乗り大空へと旅立ち始めたようです。
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   古川の土手を子供たちが、自転車に乗り走っていきます。今まで、土手の主役を勤めていたカラシナは、下の方から結実を始め、黄色い花は茎の先の方に残るだけですね。
 土手の主役は、カラスムギがつとめています。麦類はコーカサス地方に起源を持ち、日本には2~3世紀に中国より伝わったそうです。イヌムギは南アメリカ原産ので、明治時代に牧草として入ってきたものだそうです。カラスムギには、夕日が似合いますね。Rikkanohi201
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   誰が揚げたのでしょうか。夕焼け雲の空へ揚がる鯉のぼりを見つけました。
 夕焼け雲をバックに、タンポポの綿毛も良い味を出しています。
 実は、夕焼け雲と言っても、茶畑の黒いシートに太陽の光が反射しているだけのことですけどね・・・。
 夕日に向かって槍を突き上げているものがいます。ヘラオオバコですね。
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   今の時期、土手は花盛りです。野薊、シロツメクサ、アカツメクサ。
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   キンポウゲ。ノビル。ノビルは、食べられるそうです。ネギの臭いがしますね。万葉集の時代には、かなり好んで食べられていたようです。証拠の一首です。
 ~♪ 醤酢(ひしはす)に 蒜(ヒル)搗き合てて 鯛願う 我にな見えそ 水葱(ナギ)の羹(あつもの) ♪~
    意味:酢味噌(すみそ)和えのノビルと、鯛を食べたいと思っているのに、ナギの汁なんか見せないで下さい!
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   木津川土手の大榎も、薄黄緑色の新緑に覆われました。樹の下に広がる影の中を、様々な人が通り過ぎてゆきます。木の肌をなでて、なにやら会話か、お祈りをしていくお年寄りもいます。数百年を生きた巨木に、何か神秘な力を感じているのでしょうか。畏敬の念を抱いているのでしょうか。三枚目の写真の人に話しかけられ、立ち話をしました。この人は、心筋梗塞で倒れ、大手術を受け、20日間意識不明だったと言うことです。いのちの不思議、人間の弱さ、この巨木の崇高さを語っておられました。
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   富野付近のサイクリングロードでは、道の脇は黄色い花の帯状態です。米粒ツメクサ、ミヤコグサ、キンポウゲ。シロツメクサ。アカツメクサ。
 ここで種田山頭火の一句。(初登場)
      ~♪ あるけばきんぽうげ すわればきんぽうげ ♪~
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    では、次は城陽市の山手、鴻ノ巣山へご案内しましょう。
 まず、モチツツジの花が咲きました。鴻ノ巣山では、三つ葉ツツジ、次にキリシマ躑躅、最後は、モチツツジが咲きます。
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   山道は、新緑で覆われました。コバノガマズミの白い花がトンネルを造っています。
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   「立夏」、お別れの三枚です。
 一枚目は、去っていく八重桜。もう落花ばかりです。
 二枚目は、濃くなっていくもみじの緑。
 最後は、夏へ向かう大榎。   では。 また。
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