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2014年5月 5日 (月)

二十四節気「立夏」2014

 5月5日は、二十四節気の一つ「立夏」でした。暦便覧によれば「夏の立つがゆへ也」です。この日から立秋の前日、8月7日までが夏です。野山は新緑にあふれ、夏の気配が感じられるようになる頃です。日本の夏はこの後、「初夏」、「梅雨」、「盛夏」と進んでいきます。
 この節の七十二候は、次の通りです。 
    ★初候 5/05~   蛙始めて鳴く   蛙が鳴き始める頃
  ★次候 5/11~   みみず出ずる   ミミズが這い出てくる頃
  ★末候 5/16~   竹のこ生ず    タケノコが出てくる頃
      5/21か次の節気「小満」です。

 では、立夏の頃の古川や木津川の土手にご案内しましょう。
 土手の斜面に、白い綿毛を付けたタンポポが一面に咲いています。立夏の今、春は風に乗り大空へと旅立ち始めたようです。
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   古川の土手を子供たちが、自転車に乗り走っていきます。今まで、土手の主役を勤めていたカラシナは、下の方から結実を始め、黄色い花は茎の先の方に残るだけですね。
 土手の主役は、カラスムギがつとめています。麦類はコーカサス地方に起源を持ち、日本には2~3世紀に中国より伝わったそうです。イヌムギは南アメリカ原産ので、明治時代に牧草として入ってきたものだそうです。カラスムギには、夕日が似合いますね。Rikkanohi201
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   誰が揚げたのでしょうか。夕焼け雲の空へ揚がる鯉のぼりを見つけました。
 夕焼け雲をバックに、タンポポの綿毛も良い味を出しています。
 実は、夕焼け雲と言っても、茶畑の黒いシートに太陽の光が反射しているだけのことですけどね・・・。
 夕日に向かって槍を突き上げているものがいます。ヘラオオバコですね。
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   今の時期、土手は花盛りです。野薊、シロツメクサ、アカツメクサ。
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   キンポウゲ。ノビル。ノビルは、食べられるそうです。ネギの臭いがしますね。万葉集の時代には、かなり好んで食べられていたようです。証拠の一首です。
 ~♪ 醤酢(ひしはす)に 蒜(ヒル)搗き合てて 鯛願う 我にな見えそ 水葱(ナギ)の羹(あつもの) ♪~
    意味:酢味噌(すみそ)和えのノビルと、鯛を食べたいと思っているのに、ナギの汁なんか見せないで下さい!
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   木津川土手の大榎も、薄黄緑色の新緑に覆われました。樹の下に広がる影の中を、様々な人が通り過ぎてゆきます。木の肌をなでて、なにやら会話か、お祈りをしていくお年寄りもいます。数百年を生きた巨木に、何か神秘な力を感じているのでしょうか。畏敬の念を抱いているのでしょうか。三枚目の写真の人に話しかけられ、立ち話をしました。この人は、心筋梗塞で倒れ、大手術を受け、20日間意識不明だったと言うことです。いのちの不思議、人間の弱さ、この巨木の崇高さを語っておられました。
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   富野付近のサイクリングロードでは、道の脇は黄色い花の帯状態です。米粒ツメクサ、ミヤコグサ、キンポウゲ。シロツメクサ。アカツメクサ。
 ここで種田山頭火の一句。(初登場)
      ~♪ あるけばきんぽうげ すわればきんぽうげ ♪~
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    では、次は城陽市の山手、鴻ノ巣山へご案内しましょう。
 まず、モチツツジの花が咲きました。鴻ノ巣山では、三つ葉ツツジ、次にキリシマ躑躅、最後は、モチツツジが咲きます。
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   山道は、新緑で覆われました。コバノガマズミの白い花がトンネルを造っています。
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   「立夏」、お別れの三枚です。
 一枚目は、去っていく八重桜。もう落花ばかりです。
 二枚目は、濃くなっていくもみじの緑。
 最後は、夏へ向かう大榎。   では。 また。
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コメント

墓石さん こんばんは。(*^_^*)

素晴らしい城陽の土手を満喫させて頂きました。
そして凄く博識で脱帽です。凄い!

初夏になりましたね。カラスムギはこの花でしたか。
よく見るのですが。木津川土手にアカツメクサが
沢山咲いていて、アレ、白馬と同じだと思った
事がありました。以前木津川へ行った時ですが。

タンポポも夕日に照らされると情感が出ますね。
普通レンズでしょ?凄くお上手!

キンポウゲも妙高へ行かなくてもあるのですね。(>_<)

墓石さんはアレルギーは大丈夫ですか?何か
この時期、肌が荒れたりします。困った!

投稿: 輝子 | 2014年5月 5日 (月) 18時25分

輝子さん、こんばんは。

暦の上では、いよいよ夏に突入ですね。5月は、天気のよい日も多くて、
すごしやすいですね。散歩写真には向いています。
最近は、標準ズーム一本だけで、散歩写真に徹しています。
作品作りをしようという気は、とっくに無くしました。

花の名前は詳しくないですが、妙高とかに咲いているのは、
たぶんミヤマキンポウゲだと思います。
土手のキンポウゲは、汁が付くと手がかぶれると言われて、
子供の頃は、嫌われる花だったような記憶があります。

 輝子さんは、宇治田原の茶畑に行かれたようですね。
私は、チャンスを逃しています。今週は絶対行くつもりにしています。

投稿: 墓石 | 2014年5月 5日 (月) 20時13分

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