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2014年2月 4日 (火)

二十四節気「立春」2015

 2月4日は、二十四節気の「立春」です。二十四節気の始まりの節気です。江戸時代の暦便覧には、「春の気たつを以て也」とあります。日が一日ごとに長くなっていくのを感じます。春がやって来たことは、光の変化によって語られます。
 この節気の七十二候は次の通りです。
 ★初候 : 2/04~: 東風凍を解く   はるかぜ こおりをとく
 ★次候 : 2/09 ~:うぐいす鳴く   うぐいす なく
 ★末候 : 2/14 ~:魚氷を上る    うお こおりをいずる
     2月19日が、次の節気「雨水」です。
 この節気では、温かい風が吹き始め池や川の氷が氷が融け、ウグイスが鳴き始め、魚が活動を始める頃、ということです。いよいよ春の始まりです。今年もまた、うつろう季節の中で、生きている実感を確認していきたいと思います。

 うつろう季節の風景は、新たにやってきたものと、静かに去って行くものからできています。新鮮な驚きと共に春の兆しを運んで来たものと、冬を引きずりながら静かに去っていくもの、この二つものが織りなす立春の時期の木津川土手を散歩しましょう。
 土手の上に立つと、空高く雲雀のさえずりが聞こえます。土手に音の春を運んできたのは雲雀です。遠くて写真には写りませんが・・。先日は、キジの鳴き声を聞きました。
 万葉集では、雲雀の歌は三首ありますが、大伴家持の歌は有名ですね。
   ~♪うらうらに 照れる春日に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思へば♪~

 冬の季語、ロウバイはすでに満開です。
 枯草の目立つ草むらに、いつのまにか野茨が、くっきりと赤い棘を出し始めました。
  梅の蕾が膨らみ始めました。もうすぐ開花ですね。
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   ネコヤナギも、しだいに白猫らしくなってきました。万葉集では、ネコヤナギは河楊(かはやぎ)という名前で三首あります。作者不詳の歌です。
  ~♪ 山の際に 雪は降りつつ  しかすがに この河楊は萌えにけるかも ♪~
意味: 山の間に雪が降っているけどこの河楊は芽吹いていますよ。もう春ですね。
  雪とネコヤナギ。去るものと来るものが鮮やかに対比されています。
 城陽市の名産カキツバタも、もう芽生えの時期です。
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   日当たりの良い場所では、すでにタンポポが咲いています。春と言えばタンポポですね。若山牧水の歌です。
   ~♪ 多摩川の 土手にタンポポ 咲く頃は 我にも思う 人のあれかし  ♪~
  じつに若々しく、春の始まりにはふさわしい歌ですね。
 しかし、最近のタンポポは年中咲いています。外来種のタンポポは、乾燥した土質やアルカリ性土質にも強く、花粉を運ぶ昆虫なしでも、単為生殖で殖え、年中咲いています。春に咲く和種のタンポポは、しだいに減ってきているようです。タンポポにもグローバル化の波ですね。
 古川の柳も少し芽を出してきました。
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   今の時期、木蓮も白く芽を膨らませてきています。白が青空によく合いますね。
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   春が運んできたものを見てきましたが、今の時期、去っていくものといえば何でしょうか? まず、残り柿です。長谷川河口付近です。
 城陽市特産の蓮も、今は枯れ葉が残るのみです。春の光ばかりが眩しいです。
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   城陽市特産のイチジクの木は、今の時期、剪定が行われています。剪定前のイチジクの木には、昨年に実ることのできなかった実が、空に向かって何かを訴えているように立ち尽くしています。イチジクは、枝の下の方から実っていくため、温度が下がり、実ることができなかった実が、枝の上の方に残されています。
 田んぼに積まれた藁の束。これも、まもなく消えていきます。
 河原の枯れた葦も、もの悲しい雰囲気を演出し、去っていきます。
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   今の時期、城陽市内ではイチジクの剪定が行われ、剪定した枝を焼く煙が立ち上り、春を知らせる狼煙のようです。
 寒起こしや肥料播きも、よく見られる光景です。春の準備は着々ですね。
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   木津川土手に立つと、夕日が紅く沈んでいきます。今の時期、毎日のようにムクドリの群翔するのが見られます。V字の編隊を組んで飛んでいく鳥もいます。種類は分からないですが。
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   お別れは、土手を行く人です。サイクリングロードをゆく人。犬の散歩の人。夕日を浴びて散歩する老夫婦。   では。また。   次は「雨水」です。
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コメント

墓石さん こんばんは。(*^_^*)

夕日に鳥の群れが飛びたつ情景、私も遭遇したい
です。広々とした堤防と田園。そこに人がいて、
作業する人もいて、自然と生活が溢れてますね。

まぁもう立春ですか!バイカオウレンも満開でも
いいですね。

時代は刻々と変りますが、日本丸はどうなる
のでしょう?墓石さんは本もよく読まれ、私も
頭に少しでも入って欲しいものです。影響を
受け、少しでも賢くなれたら良いのですが。

投稿: 輝子 | 2014年2月 4日 (火) 18時47分

輝子さん、こんばんは。
写真を見ていただきありがとうございます。

バイカオウレンという山野草があるんですね。
輝子さんのブログで、初めて知りました。なんせ、植物のことは、
あまり詳しくないもので・・・。

日本は、ほんとにどうなっていくんでしょうね。心配です。
輝子さんの目は、世界や人々の幸せの方を見ておられますね。
すばらしいです。私などは、欲望と不満の塊のような人間ですので。

投稿: 墓石 | 2014年2月 4日 (火) 20時11分

墓石さん、おはようございます。
冬は外出が減り、私の身体はなまっています。墓石さんは寒風の中でも「散歩写真」を撮りつつ季節の移り変わりを身体で感じ取っておられますね。芽吹きから春が近づいている実感、写真からも伝わってきます。ホントにこれから日本はどうなっていくんでしょうね。先が見えません。

投稿: 光石 | 2014年2月 7日 (金) 04時03分

光石さん、おはようございます。もうすぐ昼ですが、さっき起床しました。
寒いので朝起きにくいです。困ったことです。
立春の写真は、先日の暖かい良い天気の日に撮ったものです。
急に冬に逆戻りしてしまいました。
明日は、南岸低気圧なので、積雪間違いなしです。
ただし、ベトベトの雪か雨かも知れないです。

投稿: 墓石 | 2014年2月 7日 (金) 10時45分

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