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2013年12月 7日 (土)

二十四節気「大雪」2013

 12月7日は、二十四節気の一つ「大雪」でした。江戸時代の暦便覧によれば、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」とあります。
 高い山は雪の衣を纏って冬の姿となり始めました。日本海側では、平地でも初雪が降りました。
 この節気の七十二候は、次の通りです。
 ★初候 :12/07~ ;閉塞冬となる   そらさむく ふゆとなる
 ★次候 :12/12~ ;熊穴にこもる   くま あなにこもる
 ★末候 :12/17~ ;さけの魚群がる  さけのうお むらがる
      次の節気は、12月22日「冬至」です。
 この節気では、空は、暗く重い灰色の雲に閉ざされ、熊は冬眠に入り、川では鮭が遡上してくる頃ということです。

 晴れたり曇ったりの天気ですが、早速、近所の鴻ノ巣山に撮影に出かけましょう。初冬の風景が見られるはずです。紅葉もまだ残っているはずです。
 鴻ノ巣山の入り口水渡神社です。神社入り口のもみじが紅葉しています。高校の制服を着た子と母親がお詣りに来ていました。オ~、世間では、もう受験シーズンがやって来ているのですね。
 赤い実。蔦の葉の紅葉。階段。
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   今の時期、山では落ち葉が降り積もっています。
 ここで、万葉集から一首。大津皇子です。
  ~♪経(たて)もなく 緯(ぬき)も定めず 娘子らが織る黄葉に 霜な降りそね♪~
  意味::縦糸も横糸も決めずに、乙女たちが織る紅葉に、霜よ降らないで。
乙女と紅葉の美しさが重ね合わされるとは、共感出来るような出来ないような・・・。老人には無理か・・・。老人には、ヴェルレエヌの「落葉」の方が似合うかも。しかし、この詩は、ヴェルレエヌの20歳の時の作品だとか。上田敏訳でどうぞ。

  秋の日の/ヴィオロンの/ためいきの/身にしみて/ひたぶるに/うら悲し

 鐘のおとに/胸ふたぎ/色かえて/涙ぐむ/過ぎし日の/おもひでや

 げにわれは/うらぶれて/こゝかしこ/さだめなく/とび散らふ/落葉かな
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   次も鴻ノ巣山の紅葉です。1枚目、私の一番のお薦めポイントです。手前の黄葉は、タカノツメという植物です。里山では、一番鮮やかな黄色をしています。冬芽がタカの爪のようなので、この名があるらしいです。
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   以上で鴻ノ巣山は終了です。
 次は、先日の文化パルク城陽です。銀杏の黄葉とコナラの紅葉だけになりました。銀杏の葉が散っていますね。毎朝、綺麗に掃除が行われていますので、この落ち葉は、午後半日分です。ここで、アララギ派の歌人三ヶ島葭子の歌です。
 ~♪ 骨立てて銀杏の梢蒼空に ただにかなしく澄みゐたりけり ♪~
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   たんぼ道を木津川の土手のほうへ進みます。今の時期、田んぼでは、藁の束は積み上げられ、野焼きもよく見かけます。冬らしい静かな風景です。このような風景も、稲作農業の崩壊と共に見られなくなる時代がやってくるような予感がします。
 体の不自由な奥さんとたんぼ道を散歩する人がいます。天気のよい日、時々見かけます。冬の陽ざしがほんのりと温かいです。
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   蓮田は、枯れた茎だけが残されています。
 雑草の土手は、草を刈られて丸裸です。真っ直ぐに影が落ちています。
 土手の上から見ると、今年もまたかわらず、クワイの収穫が始まりましたね。
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   土手の上の桜は、ほぼ葉を落としました。
 木津川土手の大榎は、しだいに葉を落とし始めました。葉を落とすにつれ、寄生木の丸い姿がはっきりと見えてきます。
 万葉集では、寄生木は「ほよ」という名前で登場します。大伴家持の歌一首だけですが。万葉の人は、寄生木に強い生命力を感じていたようです。親木に寄生しているだけなのに、ちょっと理解に苦しみますね。
 ~♪あしひきの 山の木末の ほよ取りて かざしつらくは 千年寿(ほ)くとぞ♪~
  意味::山の木の梢に生えているほよを取って、髪飾りにしたのは、千年も続く長寿を祈ってのことです。
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   お別れは、夕日の土手です。この日は、刈り取られた草が野焼きされていました。紫色の煙があたりに立ちこめ、夕日が幻想的でした。
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   「大雪」の日の今日は、北海道方面ではかなりの雪になっているそうです。この辺で雪になるのはいつのことか分かりませんが、来週あたり初雪がありそうな気がします。
  次は、「冬至」です。 では。また。
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コメント

墓石さん こんばんは。(*^_^*)

まだ紅葉もあり、冬と思いたくなくて秋と思って
ますが、でも間もなく冬ですね。

自宅近くの夕日のある風景。凄く綺麗ですね。
紅葉と若者達が溢れ、なんかワクワクします。
主役脇役がはっきりして、良い写真です。

私は夕日にはなかなか出会えないのですよ。
中学の孫の世話をする日があったり、夕食が待ってる
でしょ。宇治の夕日は宇治川かも解りません。
でも電線だらけかも?(>_<)

投稿: 輝子 | 2013年12月 8日 (日) 21時13分

輝子さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

輝子さんは、夕日の時間帯が忙しいのですね。しかし、朝日は、
よく行かれていますね。私は、夕日ばかりで、朝はダメなんです。
体がだるくて、どうも起きられないです。
朝の方が光が美しいです。私は、朝を選びたいです。

宇治の写真と三重県方面の写真拝見しました。
いいですね。

投稿: 墓石 | 2013年12月 8日 (日) 22時14分

生活に根ざした身近な風景には懐かしさとぬくもりが感じられます。いろいろとすばらしい風景を有り難うございます。周りの木々が落葉しても宿り木はいつもあおあおとして目立つから生命力を感じるのでしょうね。

投稿: 光石 | 2013年12月 9日 (月) 15時51分

光石さん、コメントありがとうございます。

昨日、琵琶湖を自転車で走ってきました。
写真は撮れなかったです。みやげにフナ寿司を買いましたが、
ちょっと臭すぎますね。

投稿: 墓石 | 2013年12月 9日 (月) 17時29分

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