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2013年5月

2013年5月31日 (金)

前泊博盛著「日米地位協定入門」

 前泊博盛編著「日米地位協定入門」(創元社、「戦後再発見双書②)を読みました。前泊氏は、沖縄国際大学大学院教授です。今の日本を理解するためには、一度は読んでおきたい気がする一冊です。お薦めの紹介です。

Chiik_2  サンフランシスコ講和条約が結ばれ、60年以上が経ちました。講和条約の第6条(a)項には、「連合国のすべての占領軍は、・・・・・その後90日以内に、日本国から撤退しなければならない。・・・・」と書かれています。しかし、70年近くが経とうというのに、アメリカ軍は駐留したままです。いったいそれは、なぜなのでしょうか?
 しかも、アメリカ軍の駐留の仕方は異常です。例えば、オスプレイという危険な飛行機が配備されました。アメリカでは、反対が強くて飛行訓練ができない代物です。イタリアは、飛行訓練を拒否しました。イタリアでは、演習を行うにはイタリア政府の許可が必要です。ドイツでは、ドイツの航空法により、アメリカ軍といえども低空飛行はできません。しかし、日本では自由に飛行訓練を続けています。日本の航空法では認められないような高度60mという低空でです。配備された普天間基地も、日本の航空法では認められないような、住宅街に隣接する基地です。これに対し、時の野田総理大臣は、「配備はアメリカ政府の方針であり、日本からどうしろこうしろと言える問題ではない。」と公式に発言したのです。
 また、日本はアメリカ軍のために、毎年2000億円の予算を使っています。いわゆる思いやり予算です。米軍基地の地代、兵舎、住宅、食堂、軍属向けの小中学校の建設、ゴルフ場。電気、ガス、水道料金。高速道路代。自動車税の減免。米軍の航空機による騒音被害の保証金の立て替え。あげるときりがないです。この枠外でも、自衛隊との共同使用という名目で使われる莫大な基地整備費もあります。
  また、アメリカ兵が犯罪を犯しても起訴される率は非常に低いのです。脅迫、恐喝、詐欺、窃盗での起訴率は0%です。強姦も20%と異常に低率です。
 フィリピンは、憲法を改正しアメリの基地を無くしました。韓国では、住民の反対により、「梅香里」射撃場が閉鎖されました。ところが日本では、鳩山首相が、日本の航空法では許されない危険な普天間基地を、「県外または国外に移転」と言っただけで、マスコミから、できもしないことを言った嘘つきと攻撃され、辞任に追い込まれました。
 およそ独立国家として恥ずかしい、このような異常な国家は世界にないのです。日本はなぜこのようなことになっているのでしょうか?

 その謎は、この本を読めばすっきりと理解できます。サンフランシスコ講和条約の第6条(a)項の後半部分には、次のように書かれています。「・・・・二国間の協定に基づく・・・外国軍隊の日本国における駐屯または駐留を妨げるものでない。」 講和条約と時を同じくして、日米安保条約(旧)、日米行政協定が結ばれました。何のことはない、連合国による占領状態が、アメリカに引き継がれたに過ぎないのです。この行政協定により、アメリカは、必要な場合は、日本国内のどんな場所でも基地にすることができるのです。その後、安保条約は新安保条約に、日米行政協定は日米地位協定へと引き継がれました。その本質は何も変わらないまま現在の状態があるのです。
 安倍総理や維新の石原氏は、連合国から押しつけられた憲法を改正(破棄)して、自主憲法を持つことを主張しています。しかし、国を真に愛するなら、日米地位協定・安保条約破棄を主張すべきでしょう。 
        この本、お薦めします。

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2013年5月28日 (火)

今野晴貴著「ブラック企業」

 今野晴貴著「ブラック企業」~日本を食いつぶす妖怪~(文春新書)を読みました。著者の今野晴貴氏は、労働相談を受け付けているNPO法人POSSEの代表です。

 日本では、小泉構造改革により非正規労働が急増しました。今では、働く人の3人に1人が非正規労働者です。所得が200万円以下の人も1100万人を越えています。また、新卒の若者たちは、何十通ものエントリーシートを提出し正社員を目指す、「就活」という異常な競争の中に置かれています。正社員に対しても攻撃は進んでいます。アベノミクスという新自由主義的な経済政策を進める安倍首相は、「雇用支援策を雇用維持型から労働移動支援型へシフトさせる」と提言しました。これは、正社員の解雇規制の緩和、つまりリストラ推進援助法の制定です。また、産業競争力会議で、「職種や勤務地を限定した『準正社員』の雇用ルールをつくる」ということも提案しました。準正社員とは、職種転換や転勤を伴わない、もちろん昇進もない雇用のことです。これも解雇の自由化です。例えば、事業所が他地域に移動すれば、「準正社員」は、自由に解雇できるようになるわけです。
 先日、世界的大手アパレルメーカーである「ユニクロ」の新卒社員の5割が、早期退職をしていることが報道されました。しかも、退職理由の4割が鬱病によるものだそうです。また、ユニクロの柳井会長は、社員の世界同一賃金を言っています。賃金の低い外国人労働者に日本の労働者の水準を合わせようというわけです。低賃金労働の推進です。
 日本はかってから、会社のためにはサービス残業は当たり前、単身赴任なども当然とする風潮がありました。それに加え、正社員は準正社員へ、準正社員は非正規社員へ、非正規社員はより過重な低賃金労働へ。解雇は自由。・・・・こんなことが進めば、日本の労働環境はますます悪化する一方です。若者たちの未来が食いつぶされていきます。
 私は以上のような問題意識を持っていましたが、この本、私が常々感じていた問題意識と一致しました。前置きが長くなりましたが、紹介させていただきます。

 この本の著者は述べています。
 ~ブラック企業とは、今や「暴力団のフロント企業」という意味ではない。日本の社会問題であり、消費者の安全を脅かすばかりか、日本の経済・雇用システムを破壊してしまうものである。~
 第一章では、著者が相談を受けたブラック企業の実態が明らかにされます。IT業界では成長企業として知られるY社、超大手で海外展開もしている衣料品販売会社であるX社での実例が示されます。
 第二章では、過労死や自殺者を出した企業の実態が、社の実名をあげて説明されます。自殺者を出した「ウェザーニュース」。過労死事件の外食大手の「大庄」。労災死を認めない「ワタミ」。ローソンの子会社「SHOP99」での名ばかり店長問題。
 第三章は、「ブラック企業のパターンと見分け方」。
 第四章は、「ブラック企業の辞めさせる技術」。解雇せずに自己都合退職に追い込む辞めさせる手法が具体的に述べられます。
 第五章は、「ブラック企業から身を守る」です。
 第六章では、若い有能な人材を使い潰し、「自己都合退職」に追い込み、精神疾患を患わさせ、公的医療保険に負担を与え、生活保護予備軍を増大させ、結局、「日本」という資源を食いつぶして行く、ブラック企業の正体が述べられます。
 第七章は「日本型雇用が生み出したブラック企業の構造」。第八章は、「ブラック企業への社会的対策」です。

 新自由主義的な経済政策が進められ、日本の企業はますますブラック化してきています。JR西日本の「日勤教育」と呼ばれる厳しい労務管理の問題が、事故をきっかけに明らかになったのは記憶に新しいです。日本郵便での、社員に過酷なノルマ課す「自爆営業」と言われる実態も大きく報道されました。このままでは、日本の働く人々は、ますます困難に陥っていくことになります。生活保護予備軍は増大しています。日本は、人的資源を頼りにする国です。このまま、人的資源を食いつぶせば、日本社会は危機に陥ることは間違いないです。
 アベノミクスによる解雇規制緩和法案、注目しなくてはいけません。
          この本、お薦めします。

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2013年5月25日 (土)

葛城山つつじ撮影

 5月21日、退職教員仲間のTg氏の案内で、奈良県御所市の葛城山へ、つつじ見物に行ってきました。山一面、つつじが満開でした。その時撮影した写真です。

Katuragi101  朝7時出発。朝の通勤ラッシュの中を走り、御所市の葛城山ケーブル乗り場に9時頃到着。ここで、整理券を受け取りケーブルの順番を待ちます。50人乗りのケーブルが9分間隔で運転されています。登山道を登ると2~3時間くらい掛かるそうです。やっと順番が来て乗車できたのは10時半頃。平日だというのに驚きの人出です。
 ケーブルを降りて山道を歩くこと15分、つつじ園到着です。向かいの金剛山に霧が掛かっていました。次の一枚目の写真、金剛山を入れて何気なく取りました。ここから10mほど進むと、つつじ園の驚きの全貌が見えてきました。二枚目、何の工夫もなく画面一杯につつじを入れ込みました。三枚目から悪戦苦闘の始まりです。霧の山を入れたい、雄大さを出したい、遠近感を出したい、次々と下手くそな工夫が始まります。
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   手前につつじを入れて、遠近感を出そうとしましたが・・・・。ウーン?! どうなんでしょうか。
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   つつじの咲く斜面に、つつじトレイルという散策道が続いています。トレイルを入れてみました。
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   花の中で花を楽しむ人々。
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   トレイルの一旦下まで降りると、今度は上り坂です。再び雄大なつつじの絨毯です。
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   トレイルを登って、再びつつじ園の上側にでました。昼食中の女性グループ。のんびりとして平和そうです。三枚目は、爽やかな若い女性二人組です。登山道を登ってきたのでしょうか、杖をもっています。
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   この後、山頂の三角点を確認してから、ケーブルで下山しました。つつじの見頃は、今週中だと思います。見に行く予定のある人は急ぎましょう。ただし、ケーブル2時間待ちに耐えられる人に限ります。ケーブル往復代1200円を足で稼ぐ人は、この限りではないです。   では。また。
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2013年5月23日 (木)

二十四節気「小満」2013

 5月21日は、二十四節気の一つ「小満」でした。暦便覧では、「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る 」とあります。陽気がよくなり、植物はしだいに生長し、野山は緑に覆われて来る頃です。
 七十二候は
      初候:5/21~  蚕起きて桑を食む  かいこおきて くわをはむ
   次候:5/26~  紅花栄う      べにばな さかう
   末候:5/31~  麦秋至る      むぎのとき いたる
            6月5日が次の節気「芒種」です。
 桑の葉が茂り、蚕が成長する頃です。旧暦4月の異称に、「木の葉採り月」というのがあります。もちろん木の葉とは桑の葉のことです。日本は、かっては養蚕が盛んでしたが、今は衰退しています。私は、久しく蚕を見たことがないです。子供の頃、理科で飼育したことがあります。
 紅花は見たこともないです。
 旧暦4月の異称に「麦秋」というのがあります。これは知っています。

 この時期、木津川土手周辺ではどんな風景が見られるでしょうか。散歩しながら撮った写真を、早速紹介していきましょう。
 晴れた日、土手の上で連凧を揚げている人がいました。凧の季語は春なので、今の時期にふさわしいとは言えませんが、5月の爽やかな青い空に実に見事です。300枚上がっているそうです。300枚は、今年に入って初めて成功したそうです。凧の間隔が1.5mとのことなので、糸の長さは450mになります。約30°の角度で上がっているので、高さは200mを超えています。ここで凧を詠んだ歌を一つ。
  ~ 繋がれて 風に抗い 凧上がる 人生もまた かくのごとし ~
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   木津川土手の茶畑は茶摘みの最盛期です。茶畑の傍に、茶摘みの人たちの自転車が並んでいます。二枚目の写真、茶摘みが終わると黒いシートははずされ、赤い旗の立っている畑で、現在茶摘みが行われています。夕方近くになると、黒いシートの下から、茶摘みのおばさんたちが出てきます。
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   茶摘みの人が引き上げます。寺田堤に夕日が落ちていきます。夕日の中で、黒いシートが風に揺れています。今日の茶摘みもこれで終わりです。
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   土手には、様々な花が咲き乱れました。ノビル。アカツメクサ。コメツブツメクサ。
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   草むらに入り、被写体を捜すのも楽しいものです。しかし、最近、マダニに刺されるとSFTSという恐ろしい病気になることが報道されていて、なんとなく気味が悪いです。マダニまだ見たことないです。←洒落のつもり。
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   長谷川河口では、野茨が満開になりました。誰も草刈りをしないため伸び放題です。長谷川河口の大榎も緑の葉を茂らせてきました。
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   田植えの準備が進んでいます。水を張る田んぼが増えてきました。間もなく、木津川土手周辺は、水の国へと変貌します。
 水主神社の近くの田んぼでは、田植えをしていました。サギが見守っています。サギは、小動物が掘り出されるのを狙っているようです。
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   城陽は花の栽培が盛んです。T園芸の池に睡蓮が咲いています。水に夏らしい雲が映っています。カキツバタ。ハナショウブです。
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   Shouman901  鳥といえば、今年もまた、いつもの看板の上でホオジロが啼いています。去年と同じ鳥なのか確かめようもないです。   では。また。

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2013年5月20日 (月)

H中同窓会

 一昨日、かっての勤務校、H中の同窓会があり、出席してきました。
 この生徒たちが卒業したのは15年前なので、年齢は29歳~30歳だと思います。その当時H中は、一学年二百数十人、6クラスでした。この会に参加した教師は5人、卒業生は50人を越えていたと思います。

 1990年代終盤に当たるこの学年の生徒は、私にとって特に思い出深いものがあります。この頃、教育界では「学級崩壊」という言葉が使われ始めました。すでに社会問題化していた「いじめ」や「校内暴力」も、形を変えながらますます深刻さを増してきていました。後に、「モンスターペアレント」と呼ばれることになる事象も起きてきていたように思います。また、「新学力観」に基づく教育(いわゆるゆとり教育)がしだいに具体化されていった時期でした。京都府ではそれまで、義務教育最後の修学旅行に、平和学習の仕上げとして、広島・長崎へ修学旅行に行くということが行われていました。しかし、平和学習という用語すら使用できない雰囲気が広がる中で、長崎への修学旅行は、この学年が最後となりました。そんな時代の中で、共に過ごした3年間でした。

 その頃、校内ではよく問題も発生していましたが、なかでも私にとって忘れられないのは、卒業式の君が代問題です。当時京都府では、卒業式や入学式で君が代を演奏し、全員が起立することが厳しく求められていました。ところが、これに反発した生徒多数が着席したのです。私のクラスは、ほとんど全員が着席したということでした。次の日、私は校長と教頭に呼び出され、担任が扇動したのではないかと疑われ追及を受けました。「そんなに簡単に、私の言うことを聞いてくれる生徒なら、苦労はしません。」という私の弁明は、「それもそうだな。」と、割合すんなりと納得してもらえました。私の指導力の無さが、よく理解されていたようです。担任そっちのけで、生徒たちがクラスを動かしていました。

Dousoukai01  6時半に始まった会は、10時頃まで続きました。美人に変貌していたり、身長が20cm近くも伸びていたり、なかなか過去の記憶や名前と結びつかなかったりで、苦労する場面もありました。話の中で、卒業生一人一人に展開されているドラマの一端を感じ取ることもできました。婚活中。結婚。出産の体験。子育ての奮闘。離婚。3カ国語を操るホテルウーマン。有名旅館の和食調理人。コイでも何でもさばく魚屋。リストラ。自動車部品の設計。親の後をついで大工に。・・・・・。この会を中心になって企画してくれたY君の場合は、まじめに努力して板金・溶接の技術を身につけ、2年前に独立を果たしたそうです。今後の成功を祈りたいものです。
 会は、最後に5年後の再会を約束して閉会となりました。3時間半という短い時間でしたが、参加者全員が幸せな時間を共有したと確信します。
 閉会後、「5年後まで生き延びろ!」と、Y君に肩をたたかれました。
              では。また。

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2013年5月17日 (金)

定期診察の日(60)・病気の最終状態

今日は定期診察日でした。今日は特に待ち時間が長かったです。10時半の予約なのに、家に帰ると1時半を過ぎていました。
 診察の結果です。血小板数は、ほぼ79万/μlでした。微妙に上昇しました。
 最近、足の痺れがひどくなってきました。無数の針で刺されるようなというか、足が熱くなるというか、そなん痺れ方です。血小板が120万を超すと、時々みられる症状だそうです。80万以下でも可能性が無いわけではないので、管理目標の上限80万を切っていましたが、投薬量を現在の1.5倍に増量し、低い値を目指すことになりました。
 尿酸値が高いことについては、病気に付随するもので、8.0という値では、まだ治療は必要ないということです。中性脂肪が高いのは、この病気とは無関係なので、まず食事の改善からということでした。

 さて今日は、この病気が最終盤どうなっていくか質問してみました。
 「死ぬ前に、身辺整理とか、いろいろやりたい課題があるので、病気の最終盤がどのようになるのか知りたいのですが・・・・?」と切り出しました。
 「分かりました。ちょっと残酷な話になりますが・・・・」と前置きされて、いくつかのケースについて説明されました。たくさん説明されましたが、メモを取るわけにもいかず、頭の中がゴチャゴチャになりました。後でゆっくり思い出して整理すると、次のようなことではないかと思います。
 ①心筋梗塞や脳梗塞の血栓症の危険がある。
 ②薬が効かなくなり、病気が暴走していく場合もある。
 ③骨髄の繊維化が進むことにより脾臓や肝臓での骨外造血が進む。これにより脾臓が肥大化し、腹水が溜まったりして危機に陥る。肝臓に負担が掛かると肝機能が傷害される。異常なタンパクが作られたりもする。(説明は複雑でしたが、要するに手の施しようがなくなるということのようです。)
 ④確率は低いが、白血病に移行することもある。(この場合も予後はきわめて悪いそうです。)
 うまく整理できませんが、以上のような話だったと思います。私の場合、一番可能性の高いのが、③のケースだそうです。この場合だと、「血栓症で急に・・・」ということではないので、最後の課題には取り組めそうですね。課題といってもたいしたことではありませんが・・・。           では。 また。

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2013年5月16日 (木)

藤の咲く宇治川ライン

 5月らしい良い天気が続きました。良い天気に誘われ、天ヶ瀬ダム湖へ散歩に出かけてきました。ダム湖を囲む山々はすっかり新緑に覆われ、その中に藤の花の紫が鮮やかです。
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   見上げると頭上の木々に藤の花が咲いています。
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   湖面を渡る爽やかな五月の風が、光の模様となって広がっています。
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   山々の斜面には、広葉樹の新緑が雪崩のように落ちています。その先は、急な崖となりダム湖につながっています。
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   新緑、藤の紫、煌めく光、吹き渡る風。宇治川の五月は美しいです。
 お薦めします。ただし、大型ダンプとバイクには要注意。   では。また。
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2013年5月11日 (土)

新緑の宇治田原散歩

 5月の晴れた日、宇治田原町南というところに散歩に行きました。鷲峰山に降った雨は、犬打川の清流となり谷をくだり、この南地区に流れ出してきます。ここには犬打川最上流部の田んぼがあります。ここでできた米は、皇室に献上されていたとか。また野生の藤がたくさん咲いています。
 田んぼでサギが、羽を広げて歓迎してくれています。ほんとは、私を警戒して飛び立つところです。サギは、カメラを向けると遠くても逃げ出します。
 最上流部の田んぼでは田植えです。宇治田原は田植えの時期が早いです。この後、茶摘みの作業が控えているからのようです。
 田植えの作業をしていた人から声を掛けられました。
 「藤の撮影か? 気楽でいいね~。わしらは、何歳になっても仕事だ。」
 で、わたしが答えます。
 「年とっても儲け仕事があっていいですね~。私は細々と年金暮らしです。」
 この後、「百姓は辛い上に儲からない、ほとんどが機械代と肥料代に消えていく。」という話をされていました。
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   このあたり、山が迫って杉林もあり、杉の木に藤が巻き付いています。藤の花を捜して、少し歩き回ります。
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   農機具小屋が藤の花で覆われています。田植えの終わった田んぼの見回りに、夫婦がやってきました。藤が二人を見守っているようです。
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   今は八十八夜の頃、この後、湯屋谷の茶畑へ向かいました。
 今の時期、茶畑は、黒や白の遮光シートで覆われています。シートをかける作業の最中でした。
 今の時期、茶畑の傍にはマツバウンランが絨毯のように咲いています。
 茶畑から見る山々は、新緑に溢れています。
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   どこでも、夏の季語、柿の若葉が眩しいです。
 種田山頭火の一句。
      ~♪ 柿の若葉のかがやく空を 死なずにいる ♪~
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Tawarafuji501  まもなく、茶摘みが始まります。それでは、また。

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2013年5月 6日 (月)

二十四節気「立夏」2013

 5月5日は、二十四節気の一つ「立夏」でした。暦便覧によれば「夏の立つがゆへ也」です。この日から立秋の前日、8月7日までが夏です。野山は新緑にあふれ、夏の気配が感じられるようになる頃です。
 この節の七十二候は、次の通りです。 
    ★初候 5/05~   蛙始めて鳴く  (かわずはじめてなく)
  ★次候 5/10~   みみず出ずる  (みみずいずる)
  ★末候 5/16~   竹のこ生ず    (たけのこしょうず)
      5/21か次の節気「小満」です。
 かえるが鳴き始め、竹の子が生えてくる頃ということのようです。蛙はもうどこでも啼いています。新竹の子は、私はもう食べました。

 今年は、異常気象で寒い日が続いていますが、京都府南部は、4、5日と5月らしい良い天気になりました。では、「立夏」の日の撮影に出かけましょう。午前中は、近所の鴻ノ巣山へ出かけます。ツツジが咲いているはずです。
 鴻ノ巣山入り口の水度神社は、毎年今の時期、フクロウが子育てにやってきます。フクロウ撮影のカメラマンが詰めかけています。大阪ナンバーの車もあります。
 水度神社の境内にキリシマツツジが咲いています。お祈りの人が来ています。ではここで、九条武子(京都女子大を設立した人)の一首を。
  ~♪ 酔ふばかり あまき躑躅の香にひたり 人なつかしき けふの夕ぐれ♪~
 女性らしい歌です。この歌の躑躅は、キリシマ躑躅ではなさそうですが・・。
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   水度神社を出て、山道を登ります。山道は、もう新緑に輝いています。
 ガマズミの花が、トンネルのように道を覆っています。中年の夫婦が通りかかり、夫の方が、「ユキヤナギ」が咲いていると言ったので、奥さんに、「あれは、コデマリ!覚えときなさい!」と叱られていました。ちょっと女性上位の夫婦のような・・・。
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    三つ葉ツツジの時期は過ぎ、今はモチツツジの時期です。いたる所に、モチツツジが薄紫の花を付けています。では、午前中の散歩は、ここまでです。
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   午後は、木津川の土手に出かけましょう。まず、古川沿いに進みます。
 古川の土手は、カラシナの世界です。カラシナの中にサギです。川を覗くと、鯉が集まっています。鯉は、今、恋の季節です。いたるところで水しぶきが上がっています。
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   木津川の土手に上がります。さすが連休だけあって、すごい人出です。子供たちが、草滑りを楽しんでいます。土手の上を散歩の人が通ります。
 土手の斜面をよく見れば、スイバやノビルが群生しています。
  ここで、村上鬼城の句です。
          ~♪ 道のべに よろめきて咲く 野蒜かな ♪~
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   土手の斜面は、野の花で溢れています。ノアザミも咲き始めました。
 ここで、前田夕暮の歌を一首。
    ~♪ すかんぽの 酸味を舌に感じぬる 春来て故郷を 思ひいづるとき ♪~
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   流されていた「流れ橋」の修復が、4月28日に完了したそうです。行ってみましょう。かなりの人出です。ここでも、カラシナの花が咲いていました。
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   では、流れ橋から、南へ引き返します。大榎を目指しましょう。
 土手の上から見ると、桜の木も今はすっかり緑の葉ばかりです。畑にタネを蒔いている人がいます。もうすぐ芒種の時期です。
 長谷川河口の大榎もすっかり緑に覆われました。涼しげな影を作っています。
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Rikka801_01  寺田桜堤で夕日を迎えました。夕暮れの涼しい風に、茶畑の遮光シートが揺れています。海の波のようです。
 これで、「立夏」の日の撮影は終了です。では、次は、「小満」です。

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