« 11.11反原発大集会参加 | トップページ | 二十四節気「小雪」2012 »

2012年11月20日 (火)

総選挙の争点

 衆議院議員選挙が近づいてきました。14もの政党が乱立し、どの政党に投票したらよいか迷っている人も多いと思います。「自民党はもう御免だが、しかし、民主党には騙された。」と思っている人も少なからずいると思います。マスコミも各政党の政策を一覧表にして報道していますが、きわめて表面的で本質的なところが解りにくいですね。将来の国家像を考えることなく投票すれば、また騙されることになります。
 そこで、私は、どのような原則で投票先を選ぼうとしているか書いてみたいと思います。私の考える原則とは、【K、S、S、T、G 】です。

 【Kは憲法です】
 戦後の日本の政治は、表面だって争点になることはありませんでしたが、「護憲」と「改憲」の二つの潮流の間で戦われてきました。今回の選挙でも、そしてまた、将来日本が進むべき方向を決める上でも、隠された重要な争点なのです。北朝鮮・尖閣・竹島・北方領土問題などにより、日本人のナショナリズムは高揚しています。憲法を改正して軍隊を持とうという動きは強まっています。一昔前なら、「自主憲法制定」は、右翼の街宣車のスローガンでしたが、今は、マスコミでも当然のこととして主張されています。右旋回する日本の世論。今一度、立ち止まって考える必要があります。

 【Sは新自由主義です】
 日本の財界は、新自由主義政策を掲げています。消費税増税。TPP推進。規制緩和。道州制。法人税減税などです。低賃金労働、低福祉、道路・港湾整備などを進め、国民生活を犠牲に、グローバル競争に勝とうというわけです。規制緩和、民営化を進め、今まで公共部門だった部門からも利潤を得ようとしています。
 民主党は、小泉の新自由主義的構造改革の矛盾に反対して成立しましたが、その後の菅政権で、突然の法人税減税、消費税増税、TPP参加方針表明など方針転換しました。民主党の裏切りは、新自由主義へ転落したことにあります。
 大阪や東京の地下鉄などを民営化するなどを主張している党もあります。「行政改革」「公務員改革」という美しいスローガンで、規制緩和、民営化を進めようとしています。反「新自由主義」、これは選択の基本的重要ポイントです。 

   【次のSは消費税です】
 消費税は、広く薄く平等な税だと言われています。しかし、税金は、金持ちほどたくさん納める累進性が必要です。なぜなら、資本主義とは、資本を持つ者がますます利潤を得、貧乏な人は貧乏なまま取り残される仕組みです。社会保障とは、一方の極に集積した富を貧しい人の側に再配分する作業なのです。消費税を凍結、税の累進性強化、証券優遇税制の廃止。これは、当然の政策ですね。

 【TはTPPです】
 TPPは、日本の将来にとって大変重大な影響があるにもかかわらず、「自由貿易推進」「国を開く」などのスローガンのみで語られ、あまりにも軽く扱われています。農協だけが反対しているという歪曲もあります。TPPにより、日本の農業は根底から大打撃を受け、それに伴う地域経済の破壊は言うまでもありません。混合診療の解禁、医療への株式会社参入などが進み、国民健康保険制度は危機にさらされ、アメリカの保険会社に取って代わられるのは見えています。公共事業への外国企業の参入が進めば、経済政策としての公共事業はやれなくなります。国民生活の根底にかかわる問題です。「反TPP」、これもはずせないポイントです。

 【Gは原発です】
 「反原発」の流れは、もはや誰も止めることができなくなり、「原発推進」を明確に掲げる党はありません。原発を推進してきた自民党さえも、「検討」を言い始めています。したがって、脱原発の中身が問われることになります。維新の橋下氏は、大飯原発再稼働を部分的に容認したり、原発の輸出は必要と言っています。民主党は、30年原発廃止を言っていますが、大間原発の建設は許可、原発輸出も推進です。無くせるものなら、そのうち無くします、といった程度の脱原発ではどうしようもないです。原発を擁護している現在の財界に、明確な態度で臨めるかどうか、それが問題です。維新の会は、ついに企業献金禁止の旗も降ろしました。
 
  今回の選挙の争点は、【K、S、S、T、G】です。間違いないです。 では。また。

|

« 11.11反原発大集会参加 | トップページ | 二十四節気「小雪」2012 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/522242/56156328

この記事へのトラックバック一覧です: 総選挙の争点:

« 11.11反原発大集会参加 | トップページ | 二十四節気「小雪」2012 »