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2012年9月23日 (日)

二十四節気「秋分」2012

 9月22日は、二十四節気の一つ「秋分」でした。秋分の日が22日になるのは、1896年以来116年ぶりです。一年は、約365日5時間48分45秒ほどなので、一年ごとに6時間の余りが出るわけです。4年間でほぼ1日になります。これが4年ごとの閏年で、一日多くなります。これだと、今度は4年ごとに不足分が溜まっていきます。そのため、400年に3回、閏年なのに、一日増やさない年があります。このように暦は微調節されているわけです。2044年までは、閏年は22日、そうでない年は23日のパターンが続くそうですよ。
 昨日、「天地明察」という映画を見てきました。江戸の暦作りの話でした。面白かったです。

 毎日残暑が厳しかったですが、少しずつ涼しくなってきています。22日の京都府南部は、うろこ雲が流れる秋らしい天気となりました。いつものように木津川土手に秋を探しに出かけましょう。どれぐらい秋が見つかるか楽しみです。
 自宅を出て南へ進むと、直ぐに田園地帯です。田んぼの畦道には、農家にとっては迷惑な雑草だと思いますが、秋の花が溢れています。チョウジタデ。ムラサキツユクサ。明治時代に園芸種として持ち込まれたマルバルコウソウがいたるところで野生化しています。
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   マルバルコウソウとニラ。名前は恐ろしいが、可愛いママコノシリヌグイの花。不名誉な名前を付けられてしまったアレチノヌスビトハギ(?)。
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   稲の実り具合は順調のようです。ここで万葉集から一首。詠み人知らずです。
   ~秋の田の 穂向きの寄れる 片寄りに 我れは物思ふ つれなきものを~
  意味: 秋の田の稲の穂が実って垂れているように、私はあなたのことだけを想っています。あなたは知らないふりをしているけれど。
 垂れている稲の穂に自分を投影するとは、かなり深刻な片思いのようですね。
 田んぼに案山子です。作者不詳の一句。
         ~ 頭垂れ 実りし稲に 案山子かな ~
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   今日は、富野荘というところで土手に上がります。土手下の水路に、桜の落ち葉が浮いています。土手に上がると、秋空の下に黄色く実った田んぼが広がっています。
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   土手に萩の花です。足下のエノクログサもよい秋の雰囲気をだしています。
        ~よい秋や 犬ころ草も ころころと~   小林一茶
    ~秋の野に 花やら実やら えのこ草~   金子楚常
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   土手下を散歩の老夫婦が行きます。曲がったたんぼ道を、人生の曲がり道と連想するのは、ちょっと思い過ぎですか? 奥さんが常に後ろからついて行っているように見えるのは、今的には、ちょっと気になります。
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   葛は、葉も大きくて厚かましく他人に巻き付いて広がっていますが、花はひかえめで綺麗です。たしか、秋の七草の一つです。
    ~常よりも あはれは深し 秋暮れて 人も越す野や 葛の裏風~ (守覚法親王)
 昔の人は、花より葉を歌に詠むことが多かったようです。「葛の裏風」は、葛の白い葉裏を見せて吹く風の事で、秋の風情を表す季語です。「裏見」と「恨み」を掛けて恋の歌に使われたりします。
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   では、お別れは、いつものように流れ橋の夕日です。エノコロ草を強調して、秋らしくしてみました。草むらに入るとヤブ蚊が多くて大変でした。  では、また。
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コメント

墓石さん こんばんは。(*^_^*)

秋がこんなに来ましたね。涼しいはずです。
毎日同じ場所でも風景は変わりますね!
それにより季節感が解ったり、色んな発見が
あるのでは?

木津川堤防にはこんなにも野草があるなんて
解りませんでした。愛しいですね。
流橋にネコジャラシ。素敵な風景です。
益々楽しんで下さいね。

投稿: 輝子 | 2012年9月24日 (月) 17時58分

輝子さん、こんばんわ。
ご訪問ありがとうございます。

めっきり秋らしくなりました。今日は、久しぶりに
宇治田原をぶらぶらと歩いてきました。もう彼岸花が
咲いているのではと、確認してきましたが、彼岸花は
もうかなり咲いていました。
天気が良くなれば、撮影に行くことにしています。

投稿: 墓石 | 2012年9月24日 (月) 20時15分

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