« 「自分流写真の方法」 | トップページ | 間人港祭 »

2012年7月22日 (日)

二十四節気「大暑」2012

 7月22日は、二十四節気の一つ「大暑」です。暦便覧には、「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」とあります。近畿地方は祇園祭の日、17日に梅雨明けし猛暑がやって来ました。まさに「大暑」です。数日良い天気が続きましたが、ここのところ上空に寒気が流れ込み天気は少し不安定です。

 では、「大暑」の頃の木津川土手周辺をご案内しましょう。
 私の家から南へ数百m進むと、もう田園地帯です。そこに、T園芸の水性植物を栽培する田んぼがあり、睡蓮や様々な種類の蓮が栽培されています。私は、栽培されている花にはあまり興味が無いので、散歩の時いつも素通りしていましたが、ちょっと寄ってみました。絵を書いている女性がいたからではなく、あくまでも睡蓮を撮るためです。
 この場所より西の方へどんどん進むと、木津川土手近くの耕作放棄地に、小ガマが咲いています。Taisho0_001Taisho0_002Taisho0_002_01   

  

  

   
     今の時期、水路や耕作放棄地には芹の花が目立っています。芹の花は、特に美しいわけでもなく、昔から庶民の粗末な野菜として扱われています。「献芹(けんきん)」とは現代の「粗品」にあたる言葉だそうです。また古典文学の世界では、身分の低い庭師が、皇后様の気を引こうとして芹を摘み献上し続け、ついにかなわず死んでしまった故事から、芹は、不運な男の一生を形容する植物のようです。なんとなく愛着が湧きますね。Taisho1_001_03Taisho1_001Taisho1_001_01   

  

  

   
     自転車で散歩中に、中高生くらいの二人組の女の子とすれ違いました。入道雲を見ると元気をもらえる、と話している声が聞こえました。なぜか、深く印象に残りました。私にとって、入道雲から連想するのは、少年時代の想い出であり、故郷のことです。少年時代、夏休みになると、毎日海で泳いでいました。その時、白い入道雲が湧き上がるのを見ていました。入道雲の下に麦わら帽の少年が立っているような光景が、記憶の底から湧いてきます。私にとって、入道雲から元気をもらえる時代は、遙かに過ぎ去ってしまったようです。Taisho2_001_01Taisho2_001Taisho2_001_02   

   

   

   
    土手下の蓮田で雲を「蓮の息」と合わせて撮ってみました。水に映る雲は、過去の記憶のように揺らいでいます。
Taisho2_001_03Taisho3_001_01Taisho3_002   

  

  

    富野荘鉄橋付近で近鉄電車をちょっと夏らしく撮りました。
Taisho4_001_01Taisho4_001Taisho4_001_02   

  

  

    土手の上から見ると、比叡山の上に夏の雲が湧き、青田の上を風が渡っていきます。(ちょっとわかりにくいですが・・) 田んぼ道を散歩する人がいました。
Taisho5_001Taisho5_001_01Taisho5_001_02   

  

  

    学校は今、夏休みです。元気な少年たち。二枚目は、クラブの試合帰りのようですね。入道雲が赤味を帯びてきました。
Taisho6_001Taisho6_001_01Taisho6_002  

  

  

    ここで、夕焼け雲を歌った、私のお気に入りの一首を紹介しましょう。与謝野晶子の門下だった三ヶ島葭子(みかじまよしこ)の歌です。
     君を見ん明日の心に先だちぬ    夕雲赤き夏のよろこび
 「夕雲赤き夏のよろこび」とは、なんというロマン溢れる、色彩的な表現なのでしょう。明日に希望を託す純粋な少女を感じます。好きですね。三ヶ島葭子は、病弱で40歳で亡くなったようです。結婚生活もかならずしも幸せとはいえなかったようです。
 では、流れ橋の夕景の写真です。夏の流れ橋の夕焼けは美しいです。
Taisho7_001Taisho7_002Taisho7_003  

  

  

    お別れは、7月18日の流れ橋です。この日、この場所で写真を撮っていたのは私一人でした。「夕雲赤き夏のよろこび」でした。     では。また。
Taisho8_001Taisho8_002Taisho8_001_01   

|

« 「自分流写真の方法」 | トップページ | 間人港祭 »

コメント

墓石さん おはようございます。(*^_^*)

夏には入道雲が素敵ですね!如何にも暑さが
伝わります。土用とよくいいましたが、近年は
聞かないですね。
流れ橋の夕日はいつも感激します。素敵な画像の
数々見せてもらいました。

私も23,24日と福井の南条町へ行きました。
蓮田の暑さには魂消ましたよ!
車の中の暑さも大変でした。

投稿: 輝子 | 2012年7月25日 (水) 09時19分

輝子さん、こんばんわ。

遅くなりました。すみません。
丹後半島に撮影で出かけていました。
暑さで脱水状態になりました。ろくに撮影もせずに
さっき帰ってきました。

輝子さんは、福井県まで蓮の撮影でしたか。いいですね~。
城陽の蓮は、蓮池ではないし、花も単調なので撮影には
向いていないと思います。私も、美しい水面の蓮を撮りたいものです。
   では、更新を楽しみにしています。

投稿: 墓石 | 2012年7月26日 (木) 20時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/522242/55256645

この記事へのトラックバック一覧です: 二十四節気「大暑」2012:

« 「自分流写真の方法」 | トップページ | 間人港祭 »