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2012年6月

2012年6月26日 (火)

千葉での結婚式

 先日の土曜日、姪の結婚式があり、千葉県柏市まで行ってきました。午後3時からの式に参加するため、城陽市自宅を出たのが9時半過ぎ、常磐線柏市駅到着は午後1時半。関東地方の千葉県といえば、遙かに遠いという印象を持っていましたが、ななんと、同じ京都府内にある丹後半島の故郷まで帰るのよりも早いです。交通格差というか、ちょっと便利すぎますね。
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 結婚式は教会。披露宴は、古い形にとらわれない現代風。新郎・新婦は、大学時代のバイト先で知り合い、愛をはぐくんだそうです。会場は若者のパワー全開という感じで、盛り上がっていました。こういう若者が将来の日本を支えるていくかと思うと、チョット元気が出てきます。
 最後の極めつけが、新婦から両親への手紙朗読。ユーモアに溢れ、しかも的確な家族の描写。語られる家族の愛。両親への感謝。家族を描いた一編の映画を鑑賞したような思いになりました。この映画のヒロインは、美人で快活な幼稚園の先生です。これからも人生を逞しく切り開き、素晴らしい家庭を作っていくことと思います。
     
  

Geshi_001_02  この日はホテルに一泊して、次の日帰路につきました。私は、結婚生活は「忍耐」であると、密かに思っているのですが、隣の座席で眠りこけている妻は、何と思っているのでしょうか。聞いたことはありません。    では。また。

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2012年6月21日 (木)

二十四節気「夏至」2012

 6月21日、今日は二十四節気の一つ「夏至」です。江戸時代の暦便覧によれば、「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」とあるそうです。一年で一番昼が長い時期で、夏という季節の中間点ですが、暑さの中間点ではありません。日本の夏は、初夏、梅雨、盛夏、晩夏と変化していき、今の時期は梅雨にあたります。日本人は、季節変化への感覚が細やかです。では、梅雨の時期、木津川土手の風景をご案内しましょう。
 
 先日、季節はずれの台風が上陸して大雨になりました。「夏至」の日の今日も、朝から雨です。最初は、撮りたての雨の写真です。今は、城陽市の特産である蓮の芽生えの時期で、少しずつ茎を伸ばしてきています。雨の中で、蓮田の草取りをしています。なかなか大変な作業のようですね。
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  「五月(さつき)晴れ」と言えば、5月のよく晴れた日を思い浮かべる人も多いと思いますが、旧暦五月は新暦では6月にあたり、「五月晴れ」の本来の意味は、梅雨の合間の晴れ間を言うそうです。5月のよく晴れた日は、「さつき晴れ」ではなく、「ごがつ晴れ」というのが正しいようです。しかし、「五月晴れ」を「ごがつ晴れ」と読んだのでは、「漢字を知らない人」扱いにされそうです。
 近畿地方は、6月8日に梅雨入りしましたが、先日、本来の意味での「五月晴れ」の日がありました。その日の写真です。木津川の土手に立てば、田植えが終わった水田が広がり、遙か遠く比叡山を望むことが出来ます。空を白い雲が流れてゆきます。一句いきたいところですが、私にはその能力はありません。 (作者不詳)
           風渡り 青田のうへに 雲の影
      雲流れ  比叡も見ゆる  青田哉
     五月雨の晴れ間に出でて眺むれば  青田涼しく風わたるなり  (大愚良寛)
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   稲の生長は順調のようです。クラブ活動でランニング中の生徒が通ります。実に平和そうな光景です。若者が自転車で散歩していますが、ここは耕作されていない土地が目立ちます。減反という農業政策失敗の傷跡でしょう。 ここは少し遅い田植え中。
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   土手の斜面に月見草です。正しくは、オオマツヨイグサ(?)というそうです。本来の正式な月見草というのは、別の花だそうです。太宰治が、「富嶽百景」の中でオオマツヨイグサを、「富士には月見草が良く似合う」と書いた為、黄色いオオマツヨイグサが月見草として定着してしまったようです。また、マツヨイグサ(待宵草)をヨイマチグサ(宵待草)と言うのは、竹下夢二が、「宵待ち草の歌」として、わざと言い換えて使ったため、ひろまったそうです。ややこしいですね。
 ここで、与謝野晶子の歌です。三枚目の写真は、ヒメジオン(?)。
    月見草 花のしおれし 原行けば 日のなきがらを 踏む心地する
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   土手にたくさんのカワラナデシコ(?)です。少し時季はずれのような気もしますが、毎年この時季になると、木津川土手ではたくさん咲いています。では、ひさびさに万葉集です。万葉集では、なでしこを詠った歌は26首あるそうです。大伴家持が紀女郎に、心変わりのないことを確認しようとした歌です。
    なでしこは 咲きて散りぬと 人は言へど 我が標めし野の 花にあらめやも
   意味:なでしこは咲いて散ったと人は言うけれど、私が標(し)めをした(自分のものと目印をつけた)野の花のことではないでしょうね。
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   長谷川河口付近で、ホオジロ(?)が鳴いています。いつも同じ場所にとまっています。あとの2枚は、土手下の田んぼで撮りました。
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   ブラブラしているうちに、夕陽の時間が迫ってきました。前回の「芒種」で紹介したアカツメクサの咲いていた斜面は、枯れ草が広がり、傾きかけた太陽に赤く照らされています。茶畑も赤く光り始めました。栴檀の木の向こうに夕陽が沈みます。これで、五月晴れの日は終わりです。
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   ではお別れは、風の日、雨の日、晴れた日の蓮田の写真3枚です。いろいろ表情が変わります。飽きることはないですね。まもなく盛夏です。  では、また。
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2012年6月16日 (土)

定期診察の日(48)

 昨日は、KS病院で定期診察を受けてきました。待ち時間は、比較的短く順調に順番がまわってきました。
 
 さて、検査の結果です。GTP、GOT、γGTPなどの肝機能の数値は、数値は一段と下がりました。今後も引き続き投薬量を減らした状態で、様子をみるそうです。血小板数は、少し上昇して60万/μl台でした。
 中性脂肪、LDLコレステロールも高く、脂質異常の状態が続いています。私の場合、糖尿病の食事制限により、1800kcal以下を厳格に守り、運動もそこそこ頑張っているので、改善しないのは困ったことです。尿酸値も8.0と高いままです。
 血圧の上の値が、診察室での測定は、155でした。普段の家庭での測定値が140位なので、治療を開始するかどうかかなり迷われている様子でした。薬の種類を増やしたくないという理由で、今後も様子をみるということになりました。したがって毎日の血圧測定は続くことになります。高血圧、糖尿病、高脂質症、高齢。高リスク群に属する患者であることは間違いないです。骨髄の繊維化が急速に進む状態になれば、高リスクもへちまもなく終わりなんですけどね。

 昨日の夜は、久しぶりに退職教員仲間と居酒屋で飲みました。一人が、近々人工股関節の手術で入院するため、その激励会ということでした。60歳を越えた全員が何らかの病気持ちです。それぞれ自分の激励会でもあったようです。
                では。  また。

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2012年6月11日 (月)

白洲正子と宇治田原町高尾

 梅雨入りが発表され、9日は朝から雨がよく降りました。自転車で散歩に行くわけにもいかず、車で被写体を求めて出かけました。宇治田原町の高尾(こうのお)なら霧が発生しているかも知れません。高尾(こうのお)は、田原川が切り取ったV字谷の上に位置しているため、川から水分が供給され、よく霧が発生します。
 高尾はやはり深い霧でした。
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   集落を見下ろす地点で車を止め、数枚シャッターを切りました。青々とした柿若葉の間から霧に包まれた高尾の集落が見えます。
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   車の中から、幻想的に流れていく霧を眺めているうち、白洲正子随筆集、「かくれ里」を思い出しました。「かくれ里」には、「田原道」という題で、この高尾のことが紹介されています。
 「田原道」によれば、織田信長に攻められた近江の佐々木一族が、この高尾に隠れ住んだそうです。また、蕪村も天明三年この地を訪れていて、次の句が紹介されています。
    鮎落ちて いよいよ高き 尾上かな  蕪村
 白洲さんは、五月、地元の西尾福三郎という人に案内されて、高尾をはじめ田原地域を巡られたそうです。その日も、今日のように、霧に閉ざされていたようです。

 ・・・・・蕪村が田原を訪れたのは、天明三年のことで、高尾は当時から、風変わりな名所の一つであったのだろう。私が行った時は、まるで視界がきかなかったが、お天気の日は大阪城まで見えるそうで、向かい側の峠を六国山というのも、六つの国が一時に見渡せるからだという。が、まったく何も見えないというのも、負惜しみではなく気持ちがいい。より高く、より神秘的に感じるからである。・・・・・・
   ・・・・頂上へ登ると、鎮守の社があり、このあたりを「御邸」といって、天平時代に志貴の皇子が住んだといわれている。皇子は、天智天皇の御子で、光仁天皇の父君にあたり、田原にいられた所から、後に田原天皇と追号された。
    石ばしる垂水の上のさわらびの
    萌えいづる春になりにけるかも
 この美しい歌が生まれたのも、高尾の地ではなかったであろうか。・・・・・

 白洲さんはこの後、鷲峰山の金胎寺へいかれたようです。思いつきで、私も追体験のために、金胎寺を目指すことにしました。ただし、どのルートで鷲峰山に入ったかは書かれていません。私は、奥山田の林道から金胎寺を目指しました。
 鷲峰山の林道は、ものすごい霧に包まれていました。林道の脇には、霧の中から卯の花が溢れるように咲いています。白洲さんも同じ光景を目にされたのでしょうか?
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   白洲さんが訪れたのは五月なので、卯の花には早かったのかも知れません。
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   マムシ草。コアジサイも少々発見。
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  単なる思いつきで、「白洲正子」を追いかけようとしましたが、この林道で挫折です。霧の林道を延々と走るのは、結構心配になります。崖崩れとか・・。
 家に帰って、「かくれ里」の「田原道」の部分を読み返してみました。豊富な歴史的知識。溢れる教養。ウーン、さすがに日本文化の精通者、後を追うのは難しそうです。
 白洲正子著 「かくれ里」(新潮社)お薦めします。  では。また。

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2012年6月 5日 (火)

二十四節気「芒種」2012

 6月6日は、二十四節気の一つ「芒種」です。江戸時代の「暦便覧」には、「 芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也」とあるそうです。稲のように芒(のぎ)のある穀物の種まきをする頃という意味です。田植えの時期が早まり、今では、田植えの時期に当たります。梅雨に入る頃でもあります。
 京都府南部では、ここのところ曇って蒸し暑い日が続いています。「芒種」の今日も、朝から曇っていて、今にも雨が降り出しそうです。もうすぐ梅雨入りと思われます。
 
 では、今の時期の城陽市木津川土手を紹介していきましょう。
 まず、木津川周辺の田んぼでは田植えの最盛期です。現代の主役は田植機です。忙しそうに動き回っています。
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   田植えの終わった田んぼに、土手の影がぼんやりと映し出されています。勢いよく水が補給されています。買い物袋を持った婦人が2人、畦道を通りました。
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   土手の斜面には花が咲き乱れ、去ってゆく五月を惜しんでいるように見えます。ノアザミ。ヒメジオン。アカツメクサ。
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   土手に咲く花で、今の時期を代表する花と言えば、茅花(チガヤ)です。一斉に風になびきながら、梅雨を知らせる姿に、もの悲しさや漂泊感を感じます。千葉県鴨川市で、農家の子として生まれ、「アララギ」派を支えた歌人の一人、古泉千樫の歌です。
   ~しらじらと 茅花(つばな)ほけ立つ 草野原 夕日あかるく 風わたるなり~
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                   滋賀県で、醤油業を営む日野商人の一人息子として生まれた郷土歌人、 岡橙里 の歌です。
  ~皐月こそ 野はをかしけれ 穂にいでし 茅花に麦の 秋もまじれり~
 今の時期は、麦の実る頃、「麦秋」でもあります。麦の植えてある畑を見つけましたが、鳥よけの網に覆われていて、写真にはちょっと無理でした。カラスムギの穂で我慢します。キキョウソウ。ハナウド。ハナウドにいる虫は、カミキリムシだと思いますが、種類は分かりません。私は昆虫の名前も全くダメです。
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    木津川土手の長谷川付近にヤマボウシの木が数本立っています。白く目立たない花をつけ、入梅が近いことを静かに知らせています。夫を介護していると思われる車椅子を押す女性がやって来て、「ヤマボウシが咲きましたね。・・・」とポツリと一言。車椅子の老人は、感慨深げに無言で見上げています。山中の谷筋に自生するというヤマボウシに、何か深い思い出でもあるのでしょうか? 穏やかそうな老夫婦。小津安二郎監督映画の一場面を見ているようでした。
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   梅雨を知らせる別の白い花、栗の花も咲いています。栴檀の木も花を付けています。梅の木には梅の実です。
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   花の産地城陽市では、花の主役はカキツバタからハナショウブへと移行です。咲き残ったカキツバタ。田んぼの畦道のハナショウブ。畑ではナスの花。女性に向かって、あなたはナスの花のようだと言えば、100%女性は怒ると思いますが、よく見れば、あなどれない美しさです。
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   木津川土手周辺の茶畑では、まだ茶摘みが続いています。仕事が終わり、摘み取られた茶葉が袋に集められています。夕陽は赤く、一日の終わりを飾っています。
 近くの河川敷グランドでは、少年野球の熱戦が続いていました。
 茶摘みのおばさんたちも引き上げていきました。では、「芒種」はこの辺で。
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2012年6月 4日 (月)

五月の宇治川

 青葉若葉に彩られた五月。降る雨は「緑雨」「青雨」、吹く風は「薫風」「青嵐」と呼ばれ、青や緑に彩られた、実に爽やかな季節です。今年は気候異変で、曇りの日が多かったですが、5月も終わりかけた頃、爽やかな好天に恵まれました。さっそく、宇治川ラインを車で走りました。

 天ヶ瀬ダム湖は緑に染められ、「薫風」が、湖面に光の模様を描きながら渡っていきます。心で深く息を吸い込みたくなるような情景です。ほどよい優しさで風が吹かないと、この情景は見られません。風が強いと、水面が白く見えるだけです。
 魚釣りをする人も見られました。
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   ダム湖を囲む山の斜面には、白い空木の花が咲き乱れています。空木は今の季節を代表する花です。
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   赤味の混じった空木もありしたが、種類はよく分かりません。大きな蜂が飛び回っていました。
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   時間を変えて魚釣りのポイントを覗いてみました。太陽の位置は変わり、陰影の変化が、前とは別の場所のような印象を作り出しています。
 もう、今年の5月も終わりです。去っていく五月が惜しまれます。間もなく雨の季節が始まります。  では。また。
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