« 定期診察の日(47) | トップページ | 二十四節気「小満」続編 »

2012年5月21日 (月)

二十四節気「小満」2012

  5月21日は、二十四節気の一つ「小満」です。江戸時代の暦便覧には、「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」とあります。陽気がよくなり、草木が次第に生長して生い茂る頃です。
 先日、雹が降り、落雷で停電がありました。異常気象が続いていますが、「小満」の今日、京都府南部は午前中よく晴れました。早速、爽やかな五月の「小満」の風景を探しに出かけましょう。
 おっとその前に、今日は何百年ぶりという金環日食が見られました。一枚目の写真は、日食を撮してみました。雲が出てきて見えにくかったです。
 ではまず、自転車で木津川土手を目指して西へ進みます。晴れていますが、東風が強いです。土手下の耕作放棄地にノイバラが花をつけていました。この花、万葉の時代には、茨(うまら)と言ったようです。では、万葉集より一首。 (作者: 丈部鳥)
  道の辺の、茨のうれに、延ほ豆の、からまる君を、はかれか行かむ
  意味:道端のノイバラの先に絡みつく豆のように、私に絡みつく君をおいて別れゆく
防人として出征していく作者が、棘のあるノイバラに自分をたとえているようです。痛々しい別れの歌のようです。
 もう一句。与謝蕪村です。これは恋の歌? 人生の歌? 
       愁いつゝ 岡に登れば 花いばら
Shouman0_001Shouman0_00001Shouman0_0001  

  

  

    土手の上に上がります。土手下の河川敷の茶畑では、茶摘みの最盛期です。竹駕籠、パートの方の自転車。木津川周辺の茶畑では、手摘みがまだ主流です。にぎやかです。
Shouman01_001_01Shouman01_002_2Shouman01_001  

  

  

    土手を自転車で進みます。土手の斜面を風が爽やかに渡っていきます。、アカツメクサ、シロツメクサ、スイバ(すかんぽ)などが咲き乱れ、茅花も穂を出してきました。茅花が穂を出すとまもなく「はしり梅雨」の時期です。
 ここでまた、一首紹介。歌人の道を進もうとして、親に反抗し家を飛び出した経歴のある前田夕暮です。クリスチャンでもありました。望郷の念が溢れていますね。
  すかんぽの 酸味を舌に感じぬる 春来て故郷を 思ひいづるとき 
 城陽市の田んぼでは、田植えが始まっています。水の国が出現してきました。
Shouman2_0011Shouman2_001_01Shouman2_001  

  

  

    土手の斜面などに、黄色い花が群生しています。これは、たぶんミヤコグサだと思います。マメ科特有の花の形をしています。
Shouman3_001_01Shouman3_001_02Shouman3_001  

  

  

    土手に咲く花です。ノビル。ノアザミ。ここで、再び一首紹介です。
  花あざみ うす桃色の頬あげて 夕べの森に 何を待つらむ   片山広子
 ちょっと妖しく、女性らしい歌ですね。  お気に入り!
それから、アオスジアゲハ。ハルジオン? ヒメジオン? よく見分けられないです。
Shouman5_001_01Shouman5_002_2Shouman5_001  

  

  

  
    
    近鉄の富野荘鉄橋までやって来ました。「近鉄」がまだ「奈良電」という名前だった頃、ここに水泳場があったそうです。昔はずいぶんと賑わっていたそうです。文豪志賀直哉も、奈良に住んでいた頃、ここへ幼稚園生だった息子、直吉を連れて泳ぎに来ていたようです。短編「早春の旅」という作品に書かれています。今は、水辺に近づくことも困難です。
 今の時期、畑では葱坊主がいっぱいです。蜜蜂や蝶がきています。
 空がどんよりと曇って来て、夕陽は無理です。今日の撮影は、ここまでです。
Shouman5_002_01Shouman5_001_02Shouman6_001_01  

  

  

    今日は、夕陽が見られなかったので、18日に撮った写真です。
 一枚目は、長谷川河口の大榎です。散歩の人が何やら大榎にお願いをしているようです。この巨木は、畏敬の念を感じさせてくれます。二枚目は、長谷川河口です。ノイバラに夕陽が沈みます。三枚目は、水主の田んぼです。 この記事、次回に続きます。次回は、「小満」の鴻ノ巣山編です。
Shouman7_001Shouman7_002Shouman7_003   

|

« 定期診察の日(47) | トップページ | 二十四節気「小満」続編 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/522242/54767214

この記事へのトラックバック一覧です: 二十四節気「小満」2012:

« 定期診察の日(47) | トップページ | 二十四節気「小満」続編 »