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2012年3月29日 (木)

放射能瓦礫の処理について

 放射能瓦礫の処理について疑問があります。  この問題で一言。

 今、震災瓦礫の処理を全国の自治体に委託処理する事業が進められています。京都府では、丹波町の処理場での受け入れが進んでいます。私の住んでいる京都南部山城地域でも、城南衛生管理組合が受け入れを検討しているようです。震災復興に協力しようという善意の声も多く上がっているようです。
 しかし、私にはどうしても理解できない点があります。それは、瓦礫の放射性物質の安全性を示すのに、~Bq/kgが使われていることです。瓦礫は100Bq/kg以下、埋め立ては、1000Bq/kg以下なら大丈夫とか・・・・・。
 かって日本は、公害問題で多くの被害者が出て、悲惨な苦しみを体験しました。この体験の中で、有害物質の排出は濃度規制ではなく、総量規制が必要であることを学びました。濃度規制だけでは、公害を止めることは出来なかったのです。有害物質を排出していた企業は、水で薄めて濃度を下げ、大量の有害物質を排出していたからです。有害物質の排出には、総量規制が必要だということは常識となったはずです。
 では、なぜ放射性物質の規制は、Bq/kgという濃度規制だけなのでしょうか? 私には、理解不能です。一般ゴミと混ぜれば、見かけ上の濃度を減らせるからです。一般ゴミと混ぜて消却すれば、灰1kgあたりの濃度は減らせます。かっての公害企業がやっていたことと同じ事が可能です。
 焼却灰の処分地ごとに、受け入れる放射性物質の総量が規制されるべきだと思います。谷筋に埋め立て地がある場合は、地下水が集まり放射性物質が水に溶けて、下流地域で濃縮が起こる可能性があります。総量は可能な限り抑える必要があります。濃縮度は地域により違うはずです。地域ごとに、総量規制値が決められるべきです。総量規制。これは、公害を経験した国民の常識です。これだけをとってみても、瓦礫処理の受け入れには問題がありそうです。
 それに、セシウムの沸点は、たしか600℃くらいだったかと。1000℃近い炉で燃やせば、かなりのものが空気中に拡散していくように思うのですが・・・・・? セシウムが吸着出来るフィルターの整備も絶対に必要です。
 木津川の土手に立てば、なだらかに広がる美しい宇治丘陵を見ることが出来ます。この中に、焼却炉の白い煙突が、二カ所に立っています。宇治丘陵は、花崗岩質で地下水も豊富です。後世に悔いを残さないように、しっかりとした科学的判断をしたいものです。

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