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2012年2月

2012年2月26日 (日)

社会保障と税を考える

 「原発の安全神話作り」、「小選挙区制導入」、「小泉構造改革賞賛」。・・・など。今までから、マスコミは反省もなく、しばしば反国民的報道を繰り返してきたように思います。消費税増税、TTP参加などを公然と主張するマスコミ各社は、日本をどこに導こうとしているのでしょうか? 消費増税しか選択肢を与えないマスコミ。「社会保障を支えるためには、消費税○○%が必要である。」このような報道には、いい加減腹が立ってきます。そこで、私自身の「社会保障と税」に対する考えをまとめてみることにしました。

 『資本主義とは』
 現在、日本をはじめ多くの国は、「資本主義」という経済の仕組みでできています。資本主義とは、一言で言えば、「資本が利潤を生む」という仕組みです。とすると、資本を持っている人は、ますます利潤を蓄積し、資本を持たない人は、貧乏なまま取り残されます。これを放置しておけば、経済格差がどんどん開いていきます。このように、「資本主義」は、原理的に重大な欠陥を持った仕組みなのです。

 『社会保障とは』
 この「資本主義」の持つ、重大な欠陥を補うために、「社会保障」という考え方が発展し、教育、医療、福祉などの体制が作り上げられてきました。「社会保障」とは、一方の極に蓄積した利潤を、累進課税などにより国家が吸い上げ、もう一方の極へ移動させることです。すなわち、国家による所得の再配分作業なのです。
 平たく言えば、「社会保障」とは、累進課税で金持ちからたくさん税金を取り、国民の教育、医療、福祉を支える仕組みです。つまり、「福祉」の本質は、貧しい人たちがお互いを支え合うようなものではなく、金持ちが支えるものなのです。

 『消費税とは』
 このように考えれば、社会保障財源に「消費税」を当てるのは、いかに間違っているかが分かります。消費税で社会保障を進めた国は、世界中どこにも存在しません。消費税は、逆進性をもった税で、所得の低い人ほど高い率で税金を納める税制です。例えば、所得が300万円の人は、貯金をしたりする余裕は無く、ほとんどか消費に回ります。したがって、全所得に対する税率は5%です。ところが、所得が1億円ある人が、投資や貯金に5千万円回せたとすると、全所得に対する税率は2.5%ということになります。
 消費税は、「浅く広く平等な税」とも言われています。しかし、平等な税であれば、社会保障の財源としては、最もふさわしくないものなのです。また、消費者側から広く集められる消費税を、社会保障財源とすることは、社会保障における企業責任を捨て去るものです。
 その他、消費税には重大な欠陥があります。例えば、流通過程で価格転嫁できない弱い業者は、会社が赤字であっても払わなければなりません。また、消費税の4分の一、3兆円が、輸出戻し税制度により、輸出大企業に還付されています。 

 『年金問題とは』
 現在の基礎年金制度は、所得が1億円の人も、300万円の人も、平等に1万5千円ほどを積み立てて、将来年金を受け取ろうとするものです。これでは、たんなる共同貯金です。みんなの貯金を使うという話しになれば、利害の対立が発生するのは当然です。平等に配分すれば、貯金が単に返って来るだけの話しです。このような制度が、福祉として、もともと成り立つはずがないのです。所得の多い人が、多くを負担する、それが福祉の本質なのです。消費税は逆進性が高いので、掛金全額を消費税で負担したとしても似たようなものです。 多くの国民は、「年金は世代間の助け合い」、「年金は貯金のようなもの」と、マスコミに思いこまされているのです。また、マスコミは、「年金問題は世代間の利害の対立」と宣伝しています。これでは、世代間の溝が深まるばかりです。

 『消費税以外の選択肢』
  消費税率を上げずに福祉財源を確保する選択肢について、マスコミは一切口を閉ざし、消費税しかないという立場です。消費税に替わる福祉財源は、税の累進性が強化される方向で考えるのが当然です。
 では、どんなことが考えられるか列挙してみましょう。
  ①消費税導入後に引き下げられた所得税の累進税率、相続税の最高税率を元に戻す。
 ②法人税減税中止
 ③証券優遇税制の廃止と高額株式配当への課税
 ④金融所得の分離課税を廃止し、総合課税に。→17兆円位になる試算も。
 ⑤ヨーロッパで計画されている為替取引税を導入する。→1年間に5000兆円の取引があるので、0.1%の税率で5兆円に。
  もっともっと、いろいろありそうです。F35戦闘機導入費600億円、これは震災復興費にまわします。原発関連費は、自然エネルギーの推進費へ・・・・・。何だかワクワクしますね。 

  いろいろ好き勝手を書きました。素人のたわ言と、笑ってお許し下さい。新自由主義によって進められている福祉の市場化、地方分権化の問題は、また次の機会に。 では。

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2012年2月24日 (金)

定期診察の日(44)

 今日は、KS病院で定期診察を受けてきました。

 さて、検査の結果ですが、すべての検査数値は、前回とほぼ同じで(血小板数は50万/μl台)でした。、骨髄の繊維化も急激に進行している兆候は無いとのことでした。
 診察の時、薬の長期服用について話しがありました。抗ガン剤は、長期間使用すれば、DNAを傷つけるため、低い確率ではあるが、別の癌を発症させる可能はあるということでした。現在使用しているマフリン酸(ブスルファン)は、一般に使用されているハイドレア(ヒドロキシカルバミド)よりも、癌発症の危険は高いということでした。私の場合、ハイドレアで、間質性肺炎の兆候が出たため、マブリン散の使用はやむを得ないということでした。
 糖尿病の検査ですが、ヘモグロビンHbA1c は、5.5で、とても糖尿病患者とは思えない数値だと言われました。
 というわけで、引き続き同量のマブリン散投薬が続きます。  では。また。

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2012年2月21日 (火)

二十四節気「雨水」2012

  2月19日は、二十四節気の一つ「雨水」でした。江戸時代の暦便覧には、「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」とあるそうです。空から降るものが雪から雨に替わり、雪や氷も融けて水になる頃です。
 この時期になると、天気の周期的変化が次第にみえててきます。まず、低気圧が通り過ぎ、次に高気圧がやって来ます。低気圧が日本海を通過するとき、日本列島は強い南風となります。これが春一番です。まもなく春一番が吹く頃です。
 南岸低気圧といって、低気圧が太平洋岸を進む時は、たまに太平洋岸に春の雪をもたらします。「イルカ」の名曲、「なごり雪」(作詩/作曲 伊勢正三)。
     汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる
  季節外れの雪が降ってる
    東京で見る雪はこれが最後ねと
  淋しそうに君が呟く♪~
この歌にある雪は、南岸低気圧のもたらした「春の雪」ですね。たぶん・・・・。
 2月15日頃、南岸を低気圧が通過し雨がよく降りました。その後、大陸から高気圧が張り出し冬型となり、日本海側は大雪になりました。京都府南部も少し雪が積もりました。この雪は春の雪ではなく、冬型寒波による雪です。今年は、春が少し遅れているようです。

 2月19日「雨水」の日、冬型気圧配置となり、京都府南部は晴れたり曇ったりで、冷たい風が強いです。しかし、負けずに撮影に出ましょう。太陽が照ると気持ちがいいです。今日は、たんぼ道を西へ向かいますね。
 早速、春発見です。城陽特産、カキツバタの芽生えが始まっています。小川の水が光を反射して煌めいています。田んぼの畦にオランダミミナグサ(?)です。 Usui02_001Usui2_001_01Usui2_001_03  

  

   

  
    少し進むと、道ばたに黄色い花です。おそらくカブの花だと思います。以前ここにカブが捨てられていました。それが成長したのだと思います。春の七草のスズナは、今で言うカブの事だそうです。アブラナや白菜と親戚筋のようです。驚いたことに、ミツバチがきていました。こんなに寒いのに虫の活動は始まっているようです。
 古川の水路の水も光っています。
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    古川沿いに進みます。木の枝にモズがとまっています。この木の枝によく見かけます。このあたりを縄張りにしているのでしょう。畑の脇の木に白い芽。ネコヤナギ(?)。
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   かなり前から耕作放棄されている藪の中に、ヒヨドリジョウゴとヘクソカズラの実です。ヘクソカズラとはすごい名前ですが、実も臭いらしいです。
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   Usui5_001 寺田桜堤あたりで木津川の土手に上がります。土手にスイセンが植えられていました。水仙は冬の季語ですが、ここで一首。   岡橙里(1916年没)
          冷たくも底びかりするわが春に さきのこりたる水仙の花
   

   

    
   次は、「雨水」に合わせて、雨の日の鴻ノ巣山です。14日の雨の日です。
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   雨の中の梅です。かなり咲いてきました。思わぬ雨が写りました。
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  20日は、春らしい温かい日となりました。木津川の富野荘あたりで、近鉄電車と夕陽を写してみました。    まもなく梅の季節ですね。では。また。
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2012年2月19日 (日)

卒業生と居酒屋へ

 突然のメール。私の最後の勤務校K中学の卒業生からでした。メール交換の結果、一杯飲むことに決定。昨日、卒業生二人と近鉄桃山駅で落ち合い、卒業生が予約してくれた大手筋のオシャレな居酒屋へ。7時過ぎから10時半過ぎまで、3時間以上、懐かしく、楽しい時間を過ごすことができました。感謝です。

 今回の最大の心配は、40歳も年齢差のある女性と話題がかみ合うかどうか、最大の関心は、二十代の若者は何を考えて生活しているのか、でした。
 では、話の内容です。
 もちろん話題の中心は、思い出話や同級生の消息などですが、それ以外の話題では、まず、カメラです。一方の子が、最近、写真を始めたそうで、女の子に流行しているミラーレス一眼を持ってきていました。軽くて機動性ありそうです。しかも、開放絞りがF2.8というからすごいです。もう一方の子は、スマートホンを器用に使いこなしていました。これにも、私は興味津々でした。ちょっと心が動きますね。
 二人とも、近々結婚の予定があるとのことで、次の話題は、このあたりのことでした。私の悪い癖で、ついつい立ち入った話しになってしまいました。私には無い、何か逞しさのようなものを感じました。明るく前向きな彼女たちなので、良い家庭を築くことと思います。
 政治や経済のことについては、私の一方的なお喋りになってしまいました。スミマセン。
 さて、今回の居酒屋会で気になったことが一つあります。それは、彼女たちが、今という時代の影響なのでしょう、日本の将来に、かならずしも明るい希望を見てないと言うことです。政治家への不信。自分たちはもらえないかもしれない年金のこと。「日本は、これからどうなるの?」という言葉。心に残りました。 若者が希望を持てないような社会は、危険な社会だという気がします。         では。また。

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2012年2月 8日 (水)

雪の丹後半島2012

 先日、冬の丹後半島の撮影に行ってきました。相変わらずの無計画な思いつき行動です。天気予報が大雪の情報を流していましたが、大したことはないと油断していました。丹波、福知山までは、雪は全くなかったです。国道176号線で与謝峠を越えました。それから先は、かなりの積雪でした。今回の雪は、里雪型で海岸部にたくさん降ったようです。
 海岸に出ると雪と波しぶきと強風で、撮影はかなり困難な状態です。風の止み間に、車から飛び出しての撮影です。最悪です。
 その日の夕方、大雪警報が出ました。一夜明けて次の日は、朝から猛吹雪です。それでも負けずに撮影に出ましたが、雪に隠された側溝で転倒。カメラのレンズを割ってしまいました。8万円のレンズでした。
 後は、ただひたすら帰るだけです。吹雪の中、ようやく若狭舞鶴道にたどり着きましたが、雪のため閉鎖。渋滞の続く一般道を延々と帰ります。帰り着くまでに8時間かかりました。おまけに、エンジンルームの底板が、雪のため破れて垂れ下がっていました。
 というわけで、さんざんな目に遭いました。撮れた写真もさんざんです。少し言い訳すると、積雪のため、狙っていた撮影ポイントに行けなかったこともあります。

 では、今回の写真です。半島の先の方から順番に紹介しますが、行ったり来たりしていますので、撮影順ではないです。撮影場所の位置は、墓石さんのホームページの「ジオパーク・京丹後版」で確認できます。
 まず、「経ヶ岬」と「丹後松島」です。
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  次は、筆石というところの「屏風岩」付近です。
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  次は、「立岩」です。
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  古墳公園から見た「立岩」です。風下になるため、一回のシャッターごとに、レンズについた飛沫を拭く必要があります。波の上がる寸前にカメラを構える必要があります。
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  次は、単なる鳥です。単なる波です。
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  間人港を通って、町の西側に出ます。
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  最後は、町の西の外れより、網野町方面を見る場所です。今回の撮影で、愛用の標準ズームを失いました。タイの洪水被害のため、同じレンズの納入時期は未定ということです。しばらく写真は休業します。    では。また。
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2012年2月 5日 (日)

二十四節気「立春」2012

 2月4日は、二十四節気の一つ「立春」でした。江戸時代の暦便覧には、「春の気たつを以て也」とあるそうです。この日から立夏の前日までが春です。
 しかし、春とは名ばかりで、厳しい寒さが続いています。全国的に大雪のようです。私も、数日前、雪の丹後半島の撮影に行きましたが、猛吹雪に阻まれ、さんざんな目にあいました。
 「立春」の日、京都府南部は風が強いものの、よく晴れました。さっそく、春を探しに、「立春」の日の撮影に出かけましょう。午前中は、鴻ノ巣山です。一時間ほど歩きましたが、春探しは苦戦です。やっと数輪の梅の花を見つけました。
 午後は自転車で木津川土手です。畑の脇にタンポポを見つけました。明治時代に帰化したセイヨウタンポポのようです。この花、一年中咲いているような気がします。種子が風で旅立っていきました。Risshun1_001_05_2Risshun2_004_2 Risshun3_001

    

  

   

   
     
   春の七草の一つナズナを見つけました。
         よく見れば なずな花咲く 垣根かな    松尾芭蕉
 この花、撫でたいほどかわいい花ということから、撫菜(ナズナ)となったという説が有力のようです。貝原益軒は『大和本草』で、「『天は世を捨て暮らしている人の為にナズナを生じた』これは味が良いためである」と書いているそうです。タネの形が三味線のバチに似ていることから、別名、ペンペングサです。痩せた土地でも生えることから、「没落」の象徴でもあります。家にぺんぺん草が生えるとは、家が貧乏になることです。私は、こっちの方の印象が強いです。綺麗とも思わないし、食べたこともないし・・・。
 タンポポの近くに、ホトケノザです。春の七草のホトケノザとは、別物だそうです。
 ハス田の中に、蓮の枯れた葉と花托が浮いていました。ちょっと不気味です。これは、春ではなく冬ですね。Risshun4_003_02 Risshun5_002_02 Risshun6_003 

   

   

   
   
    木津川土手を近鉄木津川鉄橋まで来ました。この付近、枯れたススキの荒涼とした風景が広がっています。これは冬の景色ですね。Risshun8_002_04_2
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    草むらを竹細工用の竹を採りに来た人が行きます。犬を散歩させる人が通ります。雀が舞い上がりました。 
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     田んぼでは、藁を焼く人が見えます。煙の向こうに、遠く比叡山が見えます。田んぼでは「寒起こし」も進んでいます。これは、早春の雰囲気ですね。
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     寺田桜堤付近で夕陽を迎えました。枯れ草の向こうに夕陽が沈みます。これは、どうも冬の感じです。以上が、春と冬が入り交じる「立春」の日の写真でした。春は名のみの風の寒さや~~~♪♪
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     お別れは、別の日に撮った、雀と土手の夕陽の写真です。では。また。
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