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2011年11月

2011年11月28日 (月)

クワイ栽培の人(3)

Kuwai_001_01  以前の記事、「クワイ栽培の人」で、木津川沿いの田んぼで、クワイが栽培されていることを紹介しましたが、昨日の散歩の時、このクワイ田で収穫が行われているのに遭遇しました。 奥さんと息子さんと3人で作業をしておられました。その様子を写真に撮らせていただきましたので、紹介します。 まず、このクワイ田の全体写真です。写真の奥の方から収穫が始まっていますが、チョット見えにくいです。

     
   Kuwai_004    では、収穫の手順です。まず最初に、地上から上に出ている葉を切り落とします。これが、結構たいへんということです。

   

    
    

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次は、写真にあるように四つ手の特製のクワで掘り起こします。地中から芋が出てきます。茎の先の方にできていますね。ところが、この茎は地中のいたる所に伸びていくので、芋は一カ所にかたまっていないのです。サトイモなどは、茎の根本の部分にかたまってできていますが、クワイは、地中のあっちこっちに広がっているのです。芋を取り残す理由も納得しできました。手作業で、すべての地面を掘り返す必要があるため、手間のかかる大変な作業であることが分かりました。終わるまでに、これから2週間もかかるそうです。

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   掘り出された芋は、田んぼの側の水槽で水洗いされます。なぜ、ここにコンクリート製の水槽があるのか、以前から不思議に思っていましたが、謎が解明されました。
 箱に入れられて、この状態で出荷されるそうです。この状態の芋は、薄紫色に光っていて綺麗に見えます。なんせ、おせちに入っているクワイしか知らないもので・・・。

 自分とは何の関係もないですが、無事収穫されて、なんとなくうれしい気分です。来週の京都中央卸売市場には、クワイの初入荷があるはずですね。しかし、京都産クワイは、高級品なので、我々庶民の口に入ることは無いと思います。  では。また。

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2011年11月25日 (金)

新自由主義か新福祉国家か

 久々のお薦めの本です。
 「新自由主義か新福祉国家か」~民主党政権下の日本の行方~(旬報社)を読みました。この本、4名の論文を集めたものになっていますので、ここでは、「第一章:政権交代と民主党政権の行方」(一橋大教授渡辺治氏担当)の、さらにその一部分だけを紹介させていただきます。
 
 渡辺治氏のこの論文が優れているのは、現在の政治を捉える基本的視点が明確に示されているということです。
 小泉改革に多くの国民はだまされました。労働者派遣法の改正などの構造改革政策、つまり新自由主義的政策により出現したのは、ご存じのように格差社会、医療崩壊などでした。そして、それに続く、民主党による政権交代でも、再び多くの国民は騙されました。マニフェストは破棄され、法人税値下げ、消費税の値上げ、派遣法の実質維持、原発政策の継続・輸出、TTP参加。まさに、経団連の成長戦略に書かれている内容がそのまま政策化されています。なぜ、多くの国民は、このように騙され続けるのでしょうか。
 渡辺論文は、これらの疑問に実に明快に答えてくれます。その核心部分を、私が、独断で超・超・超要約してみます。的はずれになっているかも知れませんが・・・・。

 日本では、革新勢力対保守勢力という二大勢力の対立として、政治が捉えられていた時代が長く続きました。保守勢力とは、自民党、官僚組織、財界の癒着体のようなものでした。様々な政策を判断するとき、この二大勢力のどちらの政策であるかを判断することで多くは理解できました。しかし、現在は違うのです。
 日本の大企業上位100社は、多国籍企業として世界展開をしています。もはや、かっての財界とは質的変化を遂げているのです。その基本政策は、「市場原理主義」、「小さな政府」、「民営化」なとによって特徴づけられる新自由主義と呼ばれるものなのです。新自由主義とは、結局、低賃金、低福祉によりグローバル競争に打ち勝とうという政策です。新自由主義にとって、古い自民党的体質・利権にまみれた官僚組織は、能率が悪く、もはや不要なものなのです。小泉首相が「自民党をぶっつぶす」と言ったことからも分かります。
 つまり、現在は、三大政治勢力がせめぎ合う時代となっているのです。財界を中心とする新自由主義勢力。古い自民党と官僚支配を中心とする旧保守勢力。福祉国家を掲げる革新勢力。現在は二極対立ではなく、三極の対立となっているのです。
 三極の対立軸があることが理解できないことにより、さまざまな錯誤が発生するのです。「自民党をぶっつぶす」、「霞ヶ関の官僚支配打破」というスローガンに、多くの国民は拍手を送りました。しかし、それは、旧保守勢力に対峙する新自由主義のスローガンでもあるのです。多くの国民は、この新自由主義のスローガンを革新的スローガンだと錯誤してしまったのです。
 「霞ヶ関官僚支配に反対する」、「地方分権を確立する」、これらのスローガンも錯誤を生み出しています。これらは、かっての革新勢力のスローガンに似ています。しかし、これは新自由主義のスローガンでもあるのです。スローガンは似ていても、中身は正反対のものなのです。大阪府の橋下知事が掲げる「大阪都構想」、「近畿州」などは、財界・新自由主義が進める地方分権改革「道州制」の先取りであることは、理解されているのでしょうか?  旧保守勢力を批判しているつもりが、いつのまにか、新自由主義に取り込まれてしまう構図になっているのです。
 「規制緩和」、「公務員削減」、「民間活力の導入」、こういった政策を革新的と錯誤している人は多いのではないかでしょうか。新自由主義的政策について理解できなければ、今の政治は語れない時代なのです。・・・・

 ウーン。他人の著作を要約するなどというのは、失礼でもあり、難しいですね。民主党は、どのような政党なのか?小沢派と反小沢派が対立しているのは何故なのか? これもよく理解できます。こっちの方が面白いかもです。 一度読まれることをお薦めします。 では。また。

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2011年11月24日 (木)

二十四節気「小雪」2011

11月23日は、二十四節気の一つ「小雪」です。陽射しは弱まり、冷え込みもしだいに厳しく、木々は葉を落し、平地にも初雪が舞い始める頃です。『暦便覧』では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」とあるそうです。私の住む京都府南部では、暖かい日が続いていましたが、ここへきて、ようやく本格的寒さがやってきました。雪はまだまだ先ですが。
 今の時期の天気は、周期的変化です。低気圧が来て雨となり、その後を北から高気圧がやって来て冬型となり、北風が吹きます。これが終わると、小春日和といわれる良い天気の日がやってきます。
 22日は、小春日和というのにふさわしい天気となりました。では、この日の木津川土手周辺をご案内しましょう。

 今日は、家を出て、たんぼ道に出ずに、大きな道を西へ進みます。500mほどで文化パルク城陽です。城陽市のいわゆる文化会館ですね。ここの植木が紅葉しているはずですが、アレ、もう終わりかけですね。子供が走り回っていました。
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    近鉄電車の踏切を渡ります。電車が行きますね。さらに住宅街を西に進み、水路を渡ります。水路脇の桜の紅葉です。
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     住宅地を抜けて、田園地帯に入ります。耕作放棄された畑が草むらとなっています。枯れ草が、冬の日差しを受けて光っています。この繊細な輝きは、いいようもない美しさです。写真では難しいですが・・・。桜の落ち葉が散っています。草の中に隠れるようにトンボです。もう飛び立つ元気も無いようです。
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    冬の散歩道でよく目にするのは赤い実です。一枚目、ハナミズキの赤い実です。さっきの近鉄踏切の側にありました。二枚目、ヒヨドリジョウゴ(?)だと思います。ヒヨドリの好物ということのようです。薬用植物で、解熱・解毒の効能があり、漆などのかぶれにもよく効くので、ウルシケシと言う言い方もあるそうです。三枚目は、ご存じのカラスウリです。これも、昔は救荒食だったようです。塩漬けや粕漬けにし、地下の芋からデンプンを取ったそうです。このデンプンは、あせも予防としても使われたそうです。
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     古川という川の側を走ります。北風が水面を揺らしていますね。夏、あんなにも盛んだったハス田も、今は、枯れたハスばかりです。土手の上に上がりますね。田んぼは、今の時期、乾されていた藁束も片付けられています。
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    土手の上から見ると、河原は一面ススキの穂です。早くも、夕陽が沈んでいきます。
 ところで、厳密に言うと、ススキとオギは、似ていても違う植物らしいです。ススキは株立ちをし、オギは株立ちはしないそうです。とすると、この写真は、ススキではなくオギということになりますね。
 万葉集では、ススキ・をばな・草(かや)・み草などの名前で登場します。
  ~めづらしき君が家なる、花すすき、穂に出づる秋の、過ぐらく惜しも~
                           石川朝臣廣成
  意味:久しぶりに会ってうれしい君の家のススキの穂が美しい秋が、もう過ぎてしま
    うんだなぁ。惜しいなぁ。
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    夕日の木津川土手です。冬の日は短く、今日の撮影は、これで終了です。
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    以上で、「小雪」の日、前日の写真は終了です。次は別の日の木津川土手です。
国道一号線付近のオギ。田辺付近の柿。城陽のたんぼです。
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    宇治田原の柿屋。干し柿作りが最盛期になっています。茶畑。霧の鷲峰山。   
                  では。また。
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2011年11月19日 (土)

和歌山県串柿の里

 一昨日、和歌山県かつらぎ町四郷の「串柿の里」へ行ってきました。以前から、一度は行きたい場所としてリストアップしていました。
 この日は、朝10時半に家を出発しました。ところが、高速に入ってから、かつらぎ町ホームページからダウンロードした四郷地区の案内図を忘れたことに、ハタと気づきましたが、もう遅いです。何とかなるだろうと前進です。
 第ニ京阪→近畿道→阪和道と乗り継いで、国道480号で和泉山地を越えました。国道480号は、対向車と離合できない箇所もあり、急カーブの連続。ようやく峠を越え下り坂に。ここまで、2時間弱の道のりです。
 おーっ! 眼下に串柿の里が見えてきました。柿の紅葉もすごいです。
 帰ってから案内図を見たところ、この集落は「平」地区だったと思われます。まずは、この場所から撮影です。
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    とにかくすごい柿の量です。この感動をどうすれば写真に切り取れるか、下から見上げたり、アップで狙ったり、広角も使ったり、悪戦苦闘です。
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    柿は、道路脇にも並んでいます。道路の曲線を活かしたり、いろいろ試して見ました。
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    作業小屋ものぞきます。作業している人にモデルを依頼しようかと思いましたが、そこまでの戦闘力が無かったです。以前なら、絶対やっていたと思いますが・・・。
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  さて、「平」地区での撮影も一段落です。地図も持たずに闇雲に移動です。道路脇に、「串柿の里」と書かれた矢印を発見しました。矢印に沿って進みます。どんどん山の上に上がっていきます。道はどんどん狭くなり、車は一台しか通れません。とんでもないところに入ってしまったようです。もちろんUターンするスペースもありません。堀越観音の標識も出ていましたので、どうやらこの上に観音堂があるらしいです。林道は走り慣れているものの、あまりの急斜面と細さに少し心配になってきます。
 やっと到着です。ここは、「中畑」という地区らしいです。谷を挟んだ向こうに、さっきまで居た「平」地区と国道480号も見えています。高いですね。
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    時間も遅くなってきたので帰路につきましたが、地図を持たないため、山を下りたところで道を間違えました。国道に出る道とは逆方向に進んでしまいました。結果、幸運なことに別の柿の里に行き着きました。柿の作業をしておられた方に聞いたところ、ここは「大久保」という地区らしいです。茅葺きの民家もあり、最高の場所です。最初から、ここに来るべきでしたが、もう遅いです。日がだいぶ傾いてきています。急いで撮影です。撮影できた時間は、わずか15分くらいだったと思います。少し残念ですが本日、これで終了です。
 四郷地区は、和泉山地の急な斜面にあるため、水田はほとんど見かけません。この地の先人の方たちが、柿の木を植えて生活を成り立たせてきたのだと思います。深く頭の下がる思いで帰路につきました。
 これから初めて柿の撮影に行く人へ一言。まず大久保地区を目指すのがいいと思いますね。運転に自信のない人や、大きな車の人は、中畑地区には入らないことです。
    では。また。
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2011年11月17日 (木)

背割り堤紅葉2011

 昨日、11月17日、良い天気に誘われて、自転車で木津川サイクリングロードをブラブラと、八幡市の背割り堤に紅葉の撮影に行きました。その情報をお知らせします。
 結論を先に言えば、17日時点では、ほとんど紅葉はしていません。今度の土曜、日曜もまだまだだと思います。どの程度の紅葉か、まずは3枚。ところどころ赤みを帯びている程度ですね。来週後半以降ですかね?
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    残念ですが撤退です・・・・・。
 帰ろうとしていると、猫が多数登場。10匹はいたと思います。この土手には、これだけの猫を養うだけの食料は無いと思います。誰かが餌を与えていると思われますね。結局、猫と遊んで時間を過ごしてしまいました。日も傾き始めました。
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    夕陽の当たる歩道の写真3枚です。紅葉していれば、もっと良い雰囲気に撮れたと思いますが・・・・。あっ、それから、猫についての予想、当たっていました。中年の男性から大量の餌をもらっていました。   では。また。
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2011年11月10日 (木)

雨の日の霧と柿

 先日の土、日は、久しぶりの雨となりました。雨は、土曜の午後から降り始めました。雨と柿の写真を撮ろうと、雨の日を待っていましたので、ただちに宇治田原に出動です。
 急いで出発したのですが、どこへ行こうかと迷いますね。まずは、禅定寺の3枚です。ウーン、雨の雰囲気がもう一つ足りないですね。霧もないし・・・・。
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    禅定寺はすぐあきらめて、霧の写真が撮れるのではないかと、かねてより予想していた場所へ行ってみました。予想通りの霧が発生していました。雰囲気はいいですね。しかし、山が両脇から迫っているので少し暗い感じですね。柿の木も目立たないです。
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     ここも直ぐあきらめて、今度は高尾へ。宇治田原町高尾は、宇治丘陵が隆起したときに、田原川が削りだしたV字谷の上にあり、田原川から供給される水分により、霧がよく発生します。ここなら霧の写真は間違いなしです。
 この日は霧が深く、周囲の山が見えないくらいに霧が出ていました。霧が深すぎるのも困ったものですね。贅沢言うようですが・・・。
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    霧は動きが速く、周囲の山が何も見えなくなったかと思えば、また、くっきりと見えてきたりします。気長に待つ必要があります。イライラしますが・・・。
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    この日は、写真家のTa氏が撮影に来ておられました。Ta氏は、京都南部を拠点とする、代表的写真家の一人です。雑誌「風景写真」組写真部門のトップを走っておられます。
 土曜日の撮影は、日が暮れてきたのでここで終了です。
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    日曜日は引きこもり生活を決めていましたが、昨日の写真が不出来だったため、夕方になって再び高尾へ出掛けました。決断が遅かったため、辺りは暗くなり始めていました。それが幸いしました。高尾の集落の入り口から見ると、霧が雲海のように見えていました。京都市内の町の灯りが見えていますね。
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 さらに集落の上に出て柿と霧と町の灯です。ストロボは、内蔵ストロボ一発だけです。フィルムで撮影していた頃は、長時間露光をして、その間に何発もストロボを発光させたり、自動車のヘッドライトで照らしたりして、露光に苦労していました。それが、内蔵ストロボ一発で、これだけ写せるとは驚きです。デジタルは撮りやすいですね。
    では。また。
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2011年11月 8日 (火)

二十四節気「立冬」2011

 11月8日は、二十四節気の一つ「立冬」です。暦便覧には、「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」とあるそうです。いよいよ、今日から季節は冬です。季節の変わり目にふさわしく、朝から寒くなっています。最近は、日没がほんとに早く感じるようになりました。近畿地方では、木枯らし一号も、すでに10月24日の夜に吹きました。
 
 では、この時期の木津川土手周辺を歩きましょう。
 数年前に耕作放棄された水田に、セイタカアワダチソウです。花の上で、カマキリがバッタを捕まえたようです。ウー、残酷ですが一枚。 
  休耕田が、一面黄色い花で覆われていました。チョウジタデ(?)だと思います。チョウジタデは、稲作の伝来と共にもたらされた植物だそうです。いつもは、水田の雑草とされ嫌われていますが、広がるとなかなか美しい。休耕田が増え勢力拡大中ですね。
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    田んぼの畦にイヌタデ(?)です。昔は子供たちがママゴト遊びの赤飯として使ったため、アカマンマとも呼ばれているそうです。私は、ママゴト遊びをしなかったせいか、アカマンマの名前を知ったのは、大人になってからです。中野重治の詩で知りました。
    おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな
    風のささやきや女の髪の毛の匂いを歌うな
    すべてのひよわなもの
      ・・・・・・・・
    すべての風情を擯斥せよ
            ・・・・・・・・
 プロレタリア作家だった中野重治は、詠嘆的抒情を否定するために、この詩を書いたと思われます。しかし、「あかままの花を歌うな」という叫びは、実に詠嘆的響きを持っています。この休耕田は、今年を最後に第二名神ジャンクションの下敷きになります。中野重治が生きていれば、何と歌うのでしょうか。
 休耕田といえば、コセンダングサ(?)が種子をつけていました。この種子は、ひっつき虫としては一級品です。一度着いたら取るのが大変、最悪です。コセンダングサは、北米原産で、江戸時代に帰化し、明治時代には近畿地方に広がっていたようです。
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    土手に上がれば、富野荘の桜堤の桜も紅葉を迎えています。
 土手下の藪の中に赤い実が見えます。カラスウリです。この赤い実を見ると晩秋の感情が湧きあがってきます。ここで一句。作者不詳ということで・・・。
        日は暮れて   放棄畑に  烏瓜
 近くの茂みの中に白い実が。これは、スズメウリというようです。スズメだのカラスだの、あまり役に立たないものは、適当に名前をつけられてしまうようです。私などは、カラス人か、スズメ人か・・・・。
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    スズメウリの生えていた藪の中に、ノイバラ(?)のかわいい赤い実が顔を出しています。バラは世界で二万種ほどあるそうですが、品種改良の基本は8種で、その中に日本原産のノイバラが入っているそうです。ウーン、あなどれない。棘は痛いです。
 田んぼに乾されている藁の束です。藁の立つ田んぼの畦に座って、おばあさん(失礼か)と子供たちが、何やら話しをしています。遠くて聞こえませんが、私としては、昔話をしていてほしい気がします。しかし、実際は違うでしょうね・・・・。
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    今の時期、この藁束は、どんどん回収されて、積み上げられていきます。残りの藁は燃やされ、その煙の中に夕陽が落ちていきます。煙の中には、晩秋から初冬の雰囲気が満ちています。
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    以上で木津川土手は終了です。次は最近写した写真です。
 宇治田原町湯屋谷の茶畑と柿です。ここも、写真の人気スポットです。まずは、朝の3枚です。
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    次は、良い天気の日、散歩がてらに行った時の写真です。雨が降った日の柿の写真もあるのですが、それは、次の記事にまわします。では。また。
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2011年11月 4日 (金)

鷲峰山の朝

 宇治田原町と相楽郡和束町にまたがり、「鷲峰山」という山があります。「じゅうぶざん」、「じゅぶざん」、「じゅぶせん」などと読まれています。南山城地方の最高峰です。古くから山岳信仰の霊場として、長い歴史があるようです。役小角(役行者)によって開かれ、奈良時代に、、平城京の鬼門封じとして聖武天皇によって寺が建立され、かなり繁栄したようです。その後、後醍醐天皇が、この地を通って吉野に逃げたため、後を追ってきた鎌倉幕府軍により焼き討ちされたそうです。現在では、山頂付近に、国の史跡に指定された「金胎寺(こんたいじ)」という小さな寺があるだけです。

 さて、先日の早朝、この鷲峰山に撮影に行ってきました。鷲峰山では、雲海を見ることができる場所がいくつかあるようですが、私の行った場所は、車で簡単に行ける場所です。奥山田というところから林道へ入った直ぐのところです。
 朝、6時少し前に家を出発。6時半には、撮影ポイントに到着です。この日は、雲海は無しでした。次第に東の空は赤くなっていきます。間もなく日の出です。
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    山の上から朝陽が差し込み、地面近くの朝霧が輝き始めます。山の樹にあたった光が、光芒を作っています。
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    鷲峰山の朝写真は以上で終わりです。早起きして頑張ったのに、あっけなく終わりました。帰りに、禅定寺の柿のポイントに寄りました。ここは、まだ朝の雰囲気が少し残っていました。さらに、宇治川のダム湖へも回ってみました。ここも、谷が深いので、まだ朝の雰囲気が残っていました。朝早起きはいいものですが、なかなか起きられません。早起きすると、その日は一日中体調が良くないです。     では。また。
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