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2011年11月 8日 (火)

二十四節気「立冬」2011

 11月8日は、二十四節気の一つ「立冬」です。暦便覧には、「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」とあるそうです。いよいよ、今日から季節は冬です。季節の変わり目にふさわしく、朝から寒くなっています。最近は、日没がほんとに早く感じるようになりました。近畿地方では、木枯らし一号も、すでに10月24日の夜に吹きました。
 
 では、この時期の木津川土手周辺を歩きましょう。
 数年前に耕作放棄された水田に、セイタカアワダチソウです。花の上で、カマキリがバッタを捕まえたようです。ウー、残酷ですが一枚。 
  休耕田が、一面黄色い花で覆われていました。チョウジタデ(?)だと思います。チョウジタデは、稲作の伝来と共にもたらされた植物だそうです。いつもは、水田の雑草とされ嫌われていますが、広がるとなかなか美しい。休耕田が増え勢力拡大中ですね。
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    田んぼの畦にイヌタデ(?)です。昔は子供たちがママゴト遊びの赤飯として使ったため、アカマンマとも呼ばれているそうです。私は、ママゴト遊びをしなかったせいか、アカマンマの名前を知ったのは、大人になってからです。中野重治の詩で知りました。
    おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな
    風のささやきや女の髪の毛の匂いを歌うな
    すべてのひよわなもの
      ・・・・・・・・
    すべての風情を擯斥せよ
            ・・・・・・・・
 プロレタリア作家だった中野重治は、詠嘆的抒情を否定するために、この詩を書いたと思われます。しかし、「あかままの花を歌うな」という叫びは、実に詠嘆的響きを持っています。この休耕田は、今年を最後に第二名神ジャンクションの下敷きになります。中野重治が生きていれば、何と歌うのでしょうか。
 休耕田といえば、コセンダングサ(?)が種子をつけていました。この種子は、ひっつき虫としては一級品です。一度着いたら取るのが大変、最悪です。コセンダングサは、北米原産で、江戸時代に帰化し、明治時代には近畿地方に広がっていたようです。
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    土手に上がれば、富野荘の桜堤の桜も紅葉を迎えています。
 土手下の藪の中に赤い実が見えます。カラスウリです。この赤い実を見ると晩秋の感情が湧きあがってきます。ここで一句。作者不詳ということで・・・。
        日は暮れて   放棄畑に  烏瓜
 近くの茂みの中に白い実が。これは、スズメウリというようです。スズメだのカラスだの、あまり役に立たないものは、適当に名前をつけられてしまうようです。私などは、カラス人か、スズメ人か・・・・。
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    スズメウリの生えていた藪の中に、ノイバラ(?)のかわいい赤い実が顔を出しています。バラは世界で二万種ほどあるそうですが、品種改良の基本は8種で、その中に日本原産のノイバラが入っているそうです。ウーン、あなどれない。棘は痛いです。
 田んぼに乾されている藁の束です。藁の立つ田んぼの畦に座って、おばあさん(失礼か)と子供たちが、何やら話しをしています。遠くて聞こえませんが、私としては、昔話をしていてほしい気がします。しかし、実際は違うでしょうね・・・・。
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    今の時期、この藁束は、どんどん回収されて、積み上げられていきます。残りの藁は燃やされ、その煙の中に夕陽が落ちていきます。煙の中には、晩秋から初冬の雰囲気が満ちています。
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    以上で木津川土手は終了です。次は最近写した写真です。
 宇治田原町湯屋谷の茶畑と柿です。ここも、写真の人気スポットです。まずは、朝の3枚です。
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    次は、良い天気の日、散歩がてらに行った時の写真です。雨が降った日の柿の写真もあるのですが、それは、次の記事にまわします。では。また。
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コメント

墓石さん おはようございます。(*^_^*)

晩秋、初冬の風情になって来ましたね。この時期が
最も風景が綺麗に思えます。木津川堤防にも実がなり、
下の田んぼも刈りいれが終わって、藁を焼いたり
しまつしてられますね。

宇治田原も柿が綺麗でしょ!私も同じ場所へ1昨日に
行きました。予報に反してイマイチの天気。(^_^;)
知らない本格的なカメラマンと写真クラブの方が
来てましたよ。私はと言いますと、慌てて三脚を
忘れ、木に体を凭れパチリです。お恥ずかしい、、、
楽しみましょうね。

投稿: T | 2011年11月 9日 (水) 08時39分

 Tさん、おはようございます。

 私は、土日、2日とも柿の撮影に行っていました。両日とも、霧が発生して
大変よかったですね。高尾で、師匠のTa氏も来ておられました。
三脚は使わないのか! と注意を受けました。私は、最近、ほとんど手持ちで
撮影しています。作品作りをしようという気が無くなっています。
散歩写真に徹していますもので・・・・。
横着はいけませんね。手ぶれ写真が多かったです。

投稿: 墓石 | 2011年11月 9日 (水) 11時26分

こんばんは(*^-^*)V
土手の桜の紅葉が、綺麗ですね。
背割りへ行って見たいです。
夕日で写すのが良いのかしら?

田原の柿を、柿バックに写すなんてお洒落じゃないです
か!柿の透過光って、素敵ですね。

>私などは、カラス人か、スズメ人か・・・・。
エッ?そんな事無いでしょう。
私なんか、スランプに嵌ってますよ(笑う)

投稿: 夢花(千の風) | 2011年11月 9日 (水) 22時20分

 夢花さん、こんばんは。
たった今、夢花さんのところへ伺っていたところです。
展示会用の写真のスライドショー、2周見ました。
展示会用の写真は、さすがに素晴らしいですね。
住人の方にも喜ばれると思います。

 背割りの紅葉は、次の晴れた日に行く予定にしています。
背割りはやっぱり夕日ですね。といっても、朝はいったことはないですけどね。

投稿: 墓石 | 2011年11月 9日 (水) 22時35分

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